岩手県で味わいたい名物料理とご当地グルメ特集!スイーツや季節別のおすすめも紹介

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2025.11.03

岩手県といえば、豊かな山海の恵みと、地域ごとに育まれてきた多彩な食文化が魅力のひとつです。旅先で「どこで何を食べようか」と迷ったとき、その土地ならではの名物料理やご当地グルメを知っておくと、旅の楽しみがぐっと広がります。

盛岡の三大麺、遠野のジンギスカン、三陸沿岸の海鮮や宮古の瓶ドンなどそれぞれの地域にはストーリーのある味があります。

さらに、春の山菜や秋のきのこ料理など、季節ごとの旬の食材も見逃せません。岩手ならではの食体験を有名な食べ物ランキング形式でご紹介します

岩手県の名物料理・ご当地グルメ10選

豊かな自然と気候に恵まれた岩手県は、バラエティ豊かな名産ご当地グルメの宝庫です。

今回は旅行者にも人気の名物料理を10品厳選し、地元で愛される有名店とともにご紹介します

わんこそば

出典:はらへり

小さなお椀に一口分の蕎麦を入れ、次々と給仕されるスタイルが特徴の「わんこそば」。岩手県を代表する名物であり、見た目の楽しさと挑戦心をくすぐる体験型の料理として知られています。

お椀に蕎麦を入れるたびに「はい、どんどん!」と声がかかるのがこの料理の醍醐味。お腹の空き具合やペースに合わせてストップが言えるので、どなたでも安心して挑戦できます。

15杯で一人前と言われていますが、地元の方の中には100杯以上食べる強者も。風味豊かな蕎麦とつけ汁の相性も良く、ただの“名物”にとどまらず、実際に食べて楽しい思い出が残る一品です。

わんこそばを食べるなら「東家 本店」がおすすめ

明治時代から続く老舗「東家」は、盛岡でわんこそばを提供する代表的なお店のひとつ

伝統を大切にしながらも、観光客にも配慮したサービスが魅力です。

住所 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目8-3
アクセス JR盛岡駅から車で約10分
営業時間 11:0015:00、17:00~19:00
予算 わんこそばコース:3,000円前後
公式サイト https://www.wankosoba.jp/

盛岡冷麺

出典:日本旅行

コシのある半透明の麺と冷たいスープ、そしてキムチの辛味が合わさった「盛岡冷麺」。岩手県・盛岡市で誕生した冷麺は、地元の夏の風物詩としても定番です。

麺にはじゃがいもでんぷんが使われており、強い弾力とつるりとした喉ごしが特徴。牛骨や鶏ガラをベースにしたスープはあっさりしつつも深いコクがあり、キムチやゆで卵、果物がトッピングされることで味に変化をつけながら楽しめます。

盛岡では通年提供されていますが、特に暑い季節には行列ができる人気ぶり。盛岡三大麺のひとつとして、旅の食体験にもぴったりです。

盛岡冷麺を食べるなら「ぴょんぴょん舎 稲荷町本店」がおすすめ

冷麺といえば、ぴょんぴょん舎。盛岡市内に複数店舗がありますが、稲荷町本店は雰囲気もよく観光客にも人気があります。

自家製麺のコシとキムチのバランスが絶妙です。

住所 岩手県盛岡市稲荷町12-5
アクセス JR盛岡駅から車で約5分
営業時間 11:00~22:00(L.O.21:30)
予算 冷麺単品:1,000円前後
公式サイト https://www.pyonpyonsya.co.jp/

盛岡じゃじゃ麺

出典:はらへり

平打ちの麺に肉味噌、きゅうり、ねぎをトッピングし、自分好みに味を調整して食べるのが「盛岡じゃじゃ麺」。盛岡三大麺の一角を担う、ご当地ならではの一皿です。

じゃじゃ麺のルーツは中国・炸醤麺(ジャージャンミエン)とも言われていますが、盛岡のじゃじゃ麺はさらに個性的。にんにく、酢、ラー油を加えて自分好みの味にカスタマイズできる点が魅力です。

食べ終えたあとの「チータンタン」という締めのスープも名物で、卵を割り入れて味噌を溶かして作る温かいスープで最後まで楽しめます。B級グルメ的な庶民派の雰囲気も相まって、何度も食べたくなる味です。

盛岡じゃじゃ麺を食べるなら「白龍 本店」がおすすめ

じゃじゃ麺の発祥店として知られる「白龍(パイロン)本店」

昔ながらの製法で提供される味噌とモチモチの麺は、地元ファンにも長年親しまれています。

住所 岩手県盛岡市内丸5-15
アクセス JR上盛岡駅から徒歩約15分
営業時間 11:30~18:30(L.O.18:00)
予算 じゃじゃ麺:700〜900円程度
公式サイト http://pairon.iwate.jp/

前沢牛

出典:まっぷる

全国的にも高い評価を受けているブランド和牛「前沢牛」は、岩手県奥州市前沢地区で育てられた黒毛和種。とろけるような霜降りと上品な脂の甘みが魅力です。

厳しい飼育管理のもとで育てられた前沢牛は、きめ細やかな肉質と豊かな風味が特徴です。焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキなどさまざまな食べ方でその美味しさを堪能できます。

特にステーキで食べると、脂の旨みがじゅわっと広がり、肉本来の甘みをしっかり感じられる贅沢な一皿に。地元ではハレの日のごちそうとしても親しまれており、岩手を代表する高級グルメのひとつです。

前沢牛を食べるなら「前沢牛オガタ」(奥州市)がおすすめ

「前沢牛オガタ」は、地元で長く愛されてきた精肉店直営のレストラン

高品質な前沢牛をステーキや焼肉で提供しており、観光客からの人気も高いお店です。

住所 岩手県奥州市前沢向田1-22
アクセス JR前沢駅から徒歩約7分
営業時間 11:00~14:00/17:00~20:00
予算 ステーキ:5,000円〜10,000円程度
公式サイト https://www.maesawagyu-ogata.co.jp/

ひっつみ

出典:JAグループ

岩手の郷土料理として親しまれている「ひっつみ」は、小麦粉を練って手でちぎった生地を汁物に入れた素朴な一品。心も体も温まる家庭の味です。

「ひっつみ」とは、岩手の方言で「引っつまむ(手でちぎる)」が語源。手でちぎった生地はもちもちとしていて、野菜や鶏肉、きのこなどが入っただし汁と一緒に煮込まれます。

食べ応えがありながらも優しい味わいで、冬の寒い日や、疲れたときに食べたくなるようなほっとする料理です。地域や家庭によって具材や味付けが少しずつ異なり、それぞれの個性が出るのもひっつみの魅力です。

ひっつみを食べるなら「ひっつみ亭」がおすすめ

ひっつみ(小麦粉を手でちぎって煮込んだ郷土料理)を定食スタイルで提供していて、地元野菜や鶏肉など具材もたっぷり入った「ひっつみ御膳」が人気です

出汁は醤油ベースで、優しい味わい。旅の途中でほっとする一杯としておすすめです。 

住所 岩手県盛岡市黒川18‐65
アクセス JR矢幅駅から車で約15分
営業時間 11:00〜15:00(火曜定休日)
予算 ひっつみ定食:1000円前後
公式サイト なし

磯ラーメン

出典:大槌町

三陸の海の幸をたっぷり使った「磯ラーメン」は、魚介の旨みがしっかり溶け込んだ塩ベースのスープが特徴。あっさりしながらも贅沢な味わいが楽しめます。

磯ラーメンには、ホタテ、ムール貝、ワカメ、イカなどの新鮮な魚介が贅沢に使われており、ひと口すすれば海の香りが口いっぱいに広がります。

透明感のあるスープは、塩味ながら奥深く、貝のだしがしっかり効いたクセになる味わい。観光客だけでなく、地元の方からも長年愛されている一杯です。港町を訪れたら、ぜひ現地で味わってほしいラーメンです。

磯ラーメンを食べるなら「食事処岬」がおすすめ

海老、イカ、ホタテ、肉厚のワカメが乗っていて、とても美味しいと地元の人にも評判です

目の前が海なのでとてもロケーションが良く、お料理が出てくるまで海を眺めていられるのもオススメポイントとなっています。

住所 岩手県大船渡市末崎町大浜221
アクセス 碁石海岸口駅から車で10分
営業時間 11:00~17:00
予算 磯ラーメン:700円
公式サイト http://goishimisaki.com/access/index.html

釜石ラーメン

出典:釜石の観光

岩手県釜石市で長年親しまれてきた「釜石ラーメン」は、あっさりとした醤油味と極細の縮れ麺が特徴。素朴で懐かしい味わいが魅力です。

透明感のある淡い醤油スープに、豚骨や魚介のだしがじんわりと効いていて、最後まで飲み干せる優しい味が特徴。

麺はとても細く、ゆで時間も短いため提供が早いのも地元流です。トッピングはチャーシューやメンマ、ねぎとシンプルで、昔ながらのラーメンらしさを大切にしています。どこかほっとする味で、地元の人たちに長年愛されています。

釜石ラーメンを食べるなら「新華園 本店」がおすすめ

1950年代創業の老舗「新華園」は、釜石ラーメン発祥の店として知られています

細麺とあっさりスープの絶妙なバランスが今も変わらず提供されています。

住所 岩手県釜石市大町2丁目1-20
アクセス JR釜石駅から徒歩約10分
営業時間 11:00~15:00/17:00~20:00
予算 ラーメン:700〜800円程度
公式サイト なし

岩泉ヨーグルト

出典:岩泉ヨーグルト

岩手県岩泉町の豊かな自然から生まれた「岩泉ヨーグルト」は、濃厚でもっちりとした食感が特長のプレミアムなヨーグルトです

一般的なヨーグルトとは異なり、岩泉ヨーグルトは低温長時間発酵で作られているため、酸味が少なくミルクの甘みが引き立っています。

とろりとしたなめらかな口当たりと、まるでプリンのような食感で、そのままでも十分に美味しく、果物やはちみつとの相性も抜群です。パッケージも可愛らしく、お土産としても人気があり、県外のファンも多い逸品です。

岩泉ヨーグルトを買うなら「道の駅いわいずみ」がおすすめ

地元の新鮮な農産物や特産品が揃う「道の駅いわいずみ」では、岩泉ヨーグルトの各種サイズを購入できます

製造元直送の品揃えも魅力です。

住所 岩手県下閉伊郡岩泉町乙茂字乙茂90-1
アクセス JR岩泉駅から車で約10分
営業時間 9:00~17:00
予算 ヨーグルト:200〜500円前後
公式サイト https://www.ryusendo-water.co.jp/

ぬっぺい汁

出典:農林水産省

岩手県をはじめ東北地方で親しまれている「ぬっぺい汁(ぬっぺ汁)」は、根菜やきのこなどを具材にしたとろみのある汁物。滋味深い味わいが魅力です。

具だくさんの汁に、片栗粉などでとろみをつけて仕上げた「ぬっぺい汁」は、体が芯から温まる家庭料理です。

ごぼう、にんじん、大根、里芋、しいたけなど季節の野菜がふんだんに使われ、だしの旨みと素材の甘みがじっくり溶け込んでいます

寒い季節になると地元の家庭や食堂でよく登場するメニューで、味噌仕立てや醤油仕立てなど、地域ごとのアレンジも楽しまれています。

短角牛ステーキ

出典:まっぷる

岩手県北部を中心に飼育されている「短角牛」は、赤身の旨みが凝縮された希少な国産牛。脂身が少なく、あっさりとした味わいが特徴です。

短角牛は、日本でもわずか1%程度しか流通していない希少な和牛。岩手県では特に久慈市や二戸市で多く飼育されており、健康志向の人や赤身肉を好む方に人気です。

肉質はしっかりとした歯ごたえがあり、焼いても縮まず、噛むたびに牛本来の濃厚な旨みを感じられます。脂のしつこさがないため、ステーキにするとその美味しさが際立ちます。

短角牛ステーキを食べるなら「和かな 盛岡本店」がおすすめ

鉄板焼きの名店「和かな 盛岡本店」では、旨みが濃い赤身が魅力のいわて短角牛ステーキを堪能できます

カウンター越しに焼き上げられるライブ感と上質な接客で、特別なひとときを演出してくれるお店です。

住所 岩手県盛岡市大沢川原1丁目3-33
アクセス JR盛岡駅から車で約5分/徒歩約15分
営業時間 11:30~15:00/17:00~21:45
予算 ステーキ:8,000〜20,000円前後
公式サイト https://wakanagroup.co.jp/

岩手県名物のお菓子・スイーツ5選

岩手県には、地元で長年愛されてきた伝統菓子や、現代風にアレンジされた人気スイーツが数多くあります。

今回は、観光の合間に味わいたい岩手の名物お菓子を5つ厳選してご紹介します

かもめの玉子

出典:さいとう製菓

岩手土産といえば外せない「かもめの玉子」。しっとりとした黄身餡をカステラ生地で包み、ホワイトチョコでコーティングした上品な和洋折衷の銘菓です。

かもめの玉子は、大船渡市の「さいとう製菓」が製造する岩手を代表する銘菓です。

卵の形を模したかわいらしい見た目と、しっとりとした口当たりが特徴で、黄身餡のやさしい甘さが口の中に広がります。冷やして食べると、チョコのパリッとした食感が加わり、また違った美味しさに。

季節限定の味(いちご、栗など)も人気があり、幅広い世代に喜ばれるお土産です。

購入するなら「かもめテラス(さいとう製菓本社工場)」がおすすめ

工場併設のカフェ&ショップでは、できたてのかもめの玉子や限定スイーツが楽しめます

製造工程の見学も可能です。

住所 岩手県大船渡市大船渡町茶屋前7-31
アクセス JR盛駅から徒歩約7分
営業時間 9:00~18:00
予算 かもめの玉子6個入り:800円前後
公式サイト https://kamometerrace.com/

南部せんべいチョコサンド

出典:南部せんべい屋

岩手名物「南部せんべい」にチョコを挟んだ新感覚スイーツ。香ばしさと甘さが絶妙に調和し、軽い食感で食べやすい一品です。

伝統的な南部せんべいの素朴な味わいと、濃厚なチョコレートの組み合わせがクセになる「南部せんべいチョコサンド」は、お土産としても人気急上昇中。

クッキーのような感覚で食べられ、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。最近ではホワイトチョコやいちご味など、バリエーションも豊富。昔ながらの文化と現代のスイーツが融合した、岩手ならではのお菓子です。

購入するなら「巖手屋(いわてや)本店」がおすすめ

盛岡市内にある巖手屋本店では、豊富な種類の南部せんべいチョコサンドが揃っています

試食や限定商品もあるのが魅力です。

住所 岩手県二戸市石切所字前田41-1
アクセス JR盛岡駅から車で約10分
営業時間 9:00~17:00
予算 チョコサンド1袋:400円前後
公式サイト https://www.iwateya.co.jp

チーズケーキのチロル

出典:チロル

盛岡の地元民から長年愛されている洋菓子店「チロル」。看板商品のチーズケーキは、小麦粉を使わず、クリームチーズ・生クリーム・卵・砂糖のみで丁寧に焼き上げられた一品。

なめらかで濃厚ながら、後味は驚くほど軽く、まるでベイクドとレアの中間のような独特の食感が魅力です。

昭和の香りが漂うレトロな雰囲気の店内では、カフェメニューも充実しており、観光の休憩スポットとしても人気。カットケーキやホールケーキの持ち帰りもできるため、手土産としてもおすすめです。

季節限定のフレーバーも登場するため、リピーターも多く訪れる岩手のスイーツスポットです。

購入するなら「チーズケーキのチロル 大通店」がおすすめ

商店街の一角にある小さな洋菓子店ながら、ひと口でファンになる人が続出

地元民のご褒美スイーツとしても親しまれています。

住所 岩手県盛岡市大通1‑10‑21
アクセス JR盛岡駅から徒歩約15分
営業時間 11:30~18:00
予算 チーズケーキ(カット):300円前後〜
公式サイト https://www.morioka-tirol.com/

ごま摺り団子

出典:菓匠 松栄堂

一口噛むと中からとろりと黒ごま蜜が溢れ出す、ごまの香ばしさと上品な甘さが特徴の和菓子。岩手のお土産として高い人気を誇ります。

ぷるんとした求肥(ぎゅうひ)に包まれた団子の中には、濃厚な黒ごま蜜がたっぷり。口に入れると中からとろりと蜜が広がり、ごまの深いコクとほんのりした甘みが絶妙に調和します。

冷やして食べるとさらに美味しく、暑い季節にもぴったり。個包装で日持ちもするため、お土産や贈り物として喜ばれる逸品です。

購入するなら「松栄堂 総本店」がおすすめ

「ごま摺り団子」の製造元である松栄堂の店舗。出来立てに近い状態の団子が手に入ります。

WiFi完備の喫茶カウンターがあるので食べ歩きにもぴったりです。

住所 岩手県一関市地主町3-36
アクセス JR盛岡駅から車で約60分
営業時間 9:00~17:00
予算 ごま摺り団子12個入り:1,000円前後
公式サイト https://www.shoeidoh.co.jp/

明がらす

出典:まつだ松林堂

黒砂糖の風味豊かな餡に、くるみの食感がアクセントになった岩手の伝統銘菓。素朴ながらも飽きのこない味が魅力です。

「明がらす」は、旧南部藩の時代から伝わるとされる郷土菓子で、上品な甘さと深いコクを持つ黒砂糖餡を、もっちりとした皮で包んでいます。

中に入っている刻んだくるみの香ばしさがアクセントとなり、食べるたびにやさしい味が広がります。見た目はシンプルですが、どこか懐かしく、地元の人々に長年愛されているお菓子です。

購入するなら「まつだ松林堂」がおすすめ

「明がらす」の名店として知られる松林堂では、昔ながらの製法で丁寧に作られた味わいが楽しめます

小さな見た目ながらもしっかりした味わいでちょっとしたお土産にもおすすめです。

住所 岩手県遠野市中央通り1−7
アクセス 遠野駅から徒歩約3分
営業時間 8:30~18:30
予算 明がらす5個入り:600円前後
公式サイト https://www.akegarasu.com/

岩手県でしか食べられない名物グルメ6選

岩手県には、地域の風土や文化を活かしたその場所でしか味わえないご当地グルメが数多くあります。

今回は旅先での食の楽しみを深めてくれる、岩手限定の名物料理6選をご紹介します

短角牛ハンバーグ

出典:いわて山形村短角牛公式オンラインショップ

岩手県が誇るブランド赤身牛「いわて短角牛」を贅沢に使ったハンバーグは、龍泉洞観光の合間にぜひ味わいたい逸品です。脂身が少なく、噛むたびに広がる濃厚な旨みと、しっかりとした食感が魅力。

手ごねで丁寧に仕上げられたハンバーグは肉の存在感が際立ち、ジューシーながらも重たくないのが特徴です。付け合わせには地元野菜を使った惣菜が添えられ、見た目にも彩り豊か。

観光地にありながら味のクオリティが高く、リピーターも多い名物メニューとなっています。静かな自然の中で、岩手の食の力強さを体感できる一皿です。

食べるなら「平庭山荘 レストランやまぼうし」がおすすめ

赤身の旨みが詰まった「いわて短角牛」を使用した短角牛ハンバーグ定食が楽しめるレストランです

デミグラスソース/和風ソースの2種があり、サラダ・ご飯・味噌汁・漬物付きで、軽めながら満足感のあるランチやディナーに適しています。

地元・平庭高原の自然に囲まれた雰囲気の中で味わうひとときは、旅の記憶にも残る一皿です。

住所 岩手県久慈市山形町来内20‑13‑1
アクセス JR・三陸鉄道「久慈駅」から車で約40分
営業時間 8:00~22:00
予算 1500円前後
公式サイト http://hiraniwa.com/

遠野ジンギスカン

出典:ジンギスカンのあんべ

岩手・遠野で愛されるソウルフード。家庭でも外食でもジンギスカン文化が根付いており、味付けや食べ方も地域ならではです北海道の印象が強いジンギスカンですが、実は遠野市も古くからジンギスカン文化が根付く地域。

野外で家族や仲間と楽しむスタイルが一般的で、味付けもタレ漬けではなく、焼いた後に独自のタレをつける後がけ式が主流です。

ラム肉特有のクセが少なく、甘辛いタレとの相性も抜群。ご飯が進む味で、ビールとの相性も良く、地元民の“週末の定番”でもあります。

食べるなら「ジンギスカンのあんべ」がおすすめ

創業60年以上の専門店。柔らかいラム肉と秘伝のタレが自慢で、遠野ジンギスカンの元祖的存在です。

住所 岩手県遠野市早瀬町2-4-12
アクセス JR遠野駅から徒歩約7分
営業時間 11:00~19:00
予算 ジンギスカン定食:1,500円前後
公式サイト https://www.anbe.jp/

宮古の瓶ドン

出典:川秀商店オンライン

宮古市の新名物「瓶ドン」は、地元の新鮮な海の幸を瓶に詰めたユニークな海鮮丼。見た目も味も楽しめるご当地グルメです。瓶の中には、宮古港で水揚げされた魚介や、いくら、めかぶ、とろろ、ホタテなどがぎっしり。

食べるときは瓶からごはんの上に中身を流しかけて、彩り豊かな海鮮丼としていただきます。内容は店舗によって異なるため、いくつか食べ比べるのも楽しいポイント。

見た目のインパクトと、宮古の海の恵みをダイレクトに味わえる一品として話題になっています

食べるなら「蛇の目 本店」がおすすめ

岩手県・宮古市の駅前に立地し、三陸の海の幸を味わえる人気のお店です

名物料理の一つ「瓶ドン」では、牛乳瓶に詰められたウニやイクラ、カニ、ホタテなど多種の魚介が詰まっており、自らご飯の上に盛りつけて楽しむスタイルがユニーク。新鮮な海の幸を堪能出来、地元の人にも長く愛されている名店です。

住所 岩手県宮古市栄町2-8
アクセス JR宮古駅から徒歩約5分
営業時間 10:00~20:00
予算 瓶ドン:1,800円前後
公式サイト https://sanrikusushi.com/ichiran/janomehonten/

菅原商店の牡蠣グラタン

出典:菅原商店

釜石市の人気食堂が手がける港町のグラタン。ぷりぷりの牡蠣をクリーミーなソースで包んだ、贅沢な一皿です。三陸産の新鮮な牡蠣をふんだんに使用し、手作りのホワイトソースとチーズを合わせてこんがり焼き上げた牡蠣グラタン

菅原商店はもともと魚屋さんとして地元で親しまれてきたお店で、海鮮の鮮度と調理の確かさには定評があります。テイクアウトも可能で、冷凍グラタンとして全国発送も行っているため、気に入ったら自宅でも楽しめるのが魅力です。

食べるなら「かき小屋 広田湾」がおすすめ

三陸・広田湾の豊かな海が育んだ新鮮な牡蠣を、蒸し・フライ・グラタンなど多彩な調理法で味わえる「かき小屋 広田湾」

なかでもおすすめは、牡蠣の旨みをまるごと閉じ込めたクリーミーな牡蠣グラタンや、ぷりぷりの蒸し牡蠣がセットになった「かき満喫御膳」です。

気仙杉のお盆に盛り付けられた料理は見た目にも華やかで、陸前高田の“海のごちそう”として観光客からも高く支持されています。

住所 岩手県陸前高田市高田町字馬場前304-13
アクセス BRT「奇跡の一本松駅」から徒歩約5分
営業時間 11:00~14:00/土日のみ17:00〜19:00
予算 2000円~
公式サイト https://iwatetabi.jp/spots/66824/

陸前高田のホタテラーメン

出典:とんちゃん日記1

海と山の恵みが豊かな陸前高田で味わえる、ホタテの旨みを凝縮した一杯。見た目も華やかで、観光のランチにもぴったりです。

大きく肉厚なホタテが贅沢に乗ったホタテラーメンは、スープにも貝の旨みがしっかり溶け込んでおり、あっさり系ながら深い味わい。

麺は喉ごしの良い中太タイプで、魚介との相性も良く、するする食べることができます。地元のラーメン店が趣向を凝らして作る限定メニューで、陸前高田市内の複数店舗で提供されていますが、なかでも「味の金剛」では特に評判の高い一杯が楽しめます。

食べるなら「麺処 熊家」がおすすめ

岩手県・釜石市片岸町にあるラーメン専門店「麺処 熊家」は、名物「焼きホタテらーめん(950円)」で人気を集めています

甘めのたまり醤油スープにホタテの濃厚な出汁が溶け込み、さらに大ぶりの焼きホタテがどんと一枚乗せられていて、見た目も豪華、味わいも深い一杯です。

住所 岩手県釜石市片岸町2‑15‑2
アクセス JR「鵜住居駅」から徒歩約11分/車で約5分  
営業時間 10:50〜15:00/17:00〜20:00
予算 950円前後
公式サイト なし

岩泉のヨーグルトソフト

出典:Kitaiko

濃厚でも後味さっぱり。岩泉ヨーグルトを使ったソフトクリームは、観光中のひと休みにもぴったりのスイーツです

岩泉ヨーグルトの特徴であるもっちりとした質感と、やさしい甘みをそのまま活かした「ヨーグルトソフト」は、地元の観光施設や道の駅で販売されている人気商品。

プレーンな味わいの中にミルクのコクが広がり、乳酸菌由来の爽やかな後味が残ります。暑い季節はもちろん、季節を問わず食べたくなる岩手の定番スイーツです。

食べるなら「道の駅いわいずみ」がおすすめ

観光客にも人気のヨーグルトソフト。道の駅いわいずみではベンチや椅子がある為旅行の休憩に冷たいソフトを食べて休憩することができます

お土産や休憩に立ち寄る人が多く、週末は混雑することもあります。

住所 岩手県下閉伊郡岩泉町乙茂字乙茂90-1
アクセス JR岩泉駅から車で約10分
営業時間 9:00~17:00
予算 350~500円前後
公式サイト https://www.ryusendo-water.co.jp/

岩手県の名物グルメをエリア別にチェック!

岩手県には、地域ごとに異なる食文化と風土があり、それぞれのエリアならではの名物グルメが楽しめます。

観光と一緒に味わいたい、ご当地ならではの味をエリア別にご紹介します

盛岡|三大麺の本場!冷麺・じゃじゃ麺・わんこそば

出典:食道園

盛岡といえば「盛岡三大麺」と呼ばれる冷麺・じゃじゃ麺・わんこそばが有名です。冷麺は強いコシと牛骨スープが魅力、じゃじゃ麺は肉味噌を自分好みに味付けして楽しみます。

わんこそばは給仕さんとの掛け合いが名物。ぴょんぴょん舎や白龍といった名店で、地元ならではの食べ方や歴史を感じながら、麺の食べ歩きができます。

花巻|宮沢賢治ゆかりの食文化と郷土料理

出典:いわてスポーツコミッション

童話作家・宮沢賢治が愛した地、花巻では雑穀文化が根付いています。ひっつみ汁や雑穀ごはん、地元の旬野菜を使った素朴な料理が多く、素材の味を大切にする土地柄が感じられます。

古民家風の食事処では、どこか懐かしい家庭の味に出会えることも。からだに優しく、心までほっとするグルメが揃います。

平泉|世界遺産の地で味わう精進料理

出典:まっぷる

中尊寺や毛越寺がある平泉では、精進料理の文化が今も受け継がれています。胡麻豆腐や豆腐田楽、山菜の煮物など、動物性食材を使わない優しい味わいが特徴です。

素材の持ち味を引き出す丁寧な調理法に、静かな歴史の重みが感じられます。参拝後の食事としてもぴったりの、心静まる味です。

釜石・宮古|三陸の海鮮と磯ラーメンの宝庫

出典:一汁一菜一献

リアス式海岸の豊かな漁場に恵まれた釜石・宮古エリアでは、海鮮グルメが充実。ホタテやムール貝が入った磯ラーメン、地魚たっぷりの海鮮丼、瓶に盛りつけられた「瓶ドン」など、見た目も味も楽しめる料理が揃います

新鮮な魚介を使った浜料理は、まさにここでしか味わえない逸品です。

遠野|民話の里で味わうジンギスカンと郷土食

出典:ジンギスカンのあんべ

「遠野物語」で知られる遠野では、昔ながらの生活文化が色濃く残っています。遠野ジンギスカンは週末の定番で、家庭でも野外でも楽しまれています。

冬には「どべっこ祭り」など、食と行事が結びついた風土が魅力。素朴ながら滋味深い郷土料理が、遠野のやさしさを感じさせてくれます。

一関|伝統と文化が息づく郷土の味

出典:世嬉の一酒造

一関はもちの聖地として知られ、祝い事や法事などで多彩な餅料理が登場します。「一関もち膳」は、ずんだ、くるみ、あんこなど、季節や場面に応じた餅を一度に味わえる贅沢な一皿。

地域ごとに味付けや食べ方が異なり、文化そのものが料理に息づいています。食で一関の心を感じられるグルメです。

岩手県の名物食材を季節別にチェック!

岩手県には、自然豊かな土地ならではの旬の味覚が四季折々に楽しめます。

春の山菜から冬のごちそうまで、季節ごとに味わいたい名物食材をご紹介します

春|山菜・わらび・ふきが旬

出典:西和賀商工会

雪解けとともに芽吹く山菜は、春の訪れを告げる岩手の味。わらびやふきは香り高く、さっと茹でてお浸しにすればほろ苦さが際立ちます。

旬の山菜は天ぷらや味噌和えにもぴったりで、春限定の自然の恵みを感じられます。

夏|ウニ・ホヤ・冷麺が人気

出典:いわて食財倶楽部

夏の岩手は、海の幸と涼やかなご当地麺が主役。三陸産のウニは濃厚で甘く、ホヤは独特の香りがクセになる珍味です。

盛岡冷麺は、コシの強い麺とさっぱりスープで暑い季節にぴったりの一杯として親しまれています。

秋|松茸・鮭・きのこ料理が絶品

出典:岩泉まつたけオンラインショップ

山々が色づく秋は、香り高い松茸や新鮮な鮭が旬。きのこ汁や炊き込みご飯など、素材の旨みを活かした料理が楽しめます。

秋の岩手は、森と川から届く旬の恵みに満ち、味わい深い食卓が広がります。

冬|鍋料理・牡蠣・短角牛がごちそう

出典:FUGANE

寒さが深まる冬は、体の芯から温まる鍋料理が人気。三陸産の牡蠣は濃厚でクリーミー、短角牛は赤身の旨みが際立ちます。

味噌仕立ての鍋やすき焼き、ステーキなど、滋養たっぷりの冬のごちそうが揃います。

岩手県の名物に関するよくある疑問

岩手県を訪れる方からよく聞かれる「名物グルメに関する疑問」。ここでは、旅行前に知っておきたい3つのポイントをまとめました

予算の目安や人気のお土産、グルメを楽しめる場所など、旅の参考にご活用ください。

名物グルメの価格帯は?

岩手の名物料理は、手軽なものからごちそうまで幅広く揃っています。盛岡冷麺やじゃじゃ麺は1,000円前後、わんこそばは体験込みで3,000円ほどが相場です。

前沢牛や短角牛のステーキは5,000円〜とやや高級ですが、味は格別。リーズナブルに郷土の味を楽しめる定食やセットメニューも充実しており、食べ歩きも楽しめます。

お土産で人気なのは?

岩手のお土産で定番といえば「かもめの玉子」「ごま摺り団子」「南部せんべい」など。甘さ控えめのやさしい味わいで、世代を問わず喜ばれます。

岩泉ヨーグルトや瓶詰めの海鮮「瓶ドン」も話題の一品です。価格帯は500円〜1,500円ほどとお手頃で、道の駅や観光施設、駅ビルで気軽に手に入るのも嬉しいポイントです。

現地で名物が味わえる場所は?

盛岡市の中心部には、三大麺(わんこそば・冷麺・じゃじゃ麺)の専門店が集まっており、食べ比べにも最適。三陸沿岸の宮古・釜石では新鮮な魚介が楽しめる海鮮丼や磯ラーメンが人気です。

遠野ではジンギスカン、一関ではもち膳など、各地にその土地ならではの名物店が点在しています。観光マップや道の駅も要チェックです。

まとめ

岩手県には、名物料理や郷土の味が日常に根付き、地域ごとに異なる食文化が今も息づいています。

観光スポットだけでなく、その土地の台所や定食屋、老舗の専門店に足を運ぶことで、地元の人々の暮らしや歴史に触れられるのも岩手グルメ旅の醍醐味です

麺や肉、魚、野菜、和菓子すべての素材に旬があり、背景があります。食を通じて岩手の奥深さに触れる旅は、きっと記憶に残るものになるはず。

旅の計画に、ぜひ「食べたいもの」からルートを組んでみてください。

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