外国人向け旅行ガイド二つ星!「山口県立萩美術館・浦上記念館」で触れる日本文化の魅力!
今回は山口県萩市にある「山口県立萩美術館・浦上記念館」さんに取材させて頂きました!
こちらの美術館は、1996年に開館し、浮世絵や東洋陶磁の貴重なコレクションを展示。
これらの作品は、萩市出身の実業家、浦上敏朗さんが長年かけて蒐集したものが中心で、浦上コレクションとして知られています。
萩焼を中心とした陶芸・工芸作品の展示も充実しており、2010年には陶芸館も増築され、地域の陶芸文化の振興に力を入れています。
季節ごとに年2、3回行われる特別展も人気で、国内外から観光客をはじめ多くの方が訪れています。
目次
山口県立萩美術館・浦上記念館をご紹介
画像提供元:山口県立萩美術館・浦上記念館
山口県立萩美術館・浦上記念館は、萩市出身の実業家、浦上敏朗(うらがみ としろう)氏が長年にわたり収集した美術コレクションをもとに、1996(平成8年)年に開館しました。
浦上氏は、浮世絵や東洋陶磁など2,000点を超える作品を蒐集し、そのコレクションを地域に寄贈したことがこの美術館誕生のきっかけとなっています。
寄贈された作品の浮世絵に関しては、国内外でも高い評価を受けており、美術館の中核を成すコレクションの一つです。
さらに、400年以上の歴史を持つ「萩焼」をはじめ、陶芸文化の発展にも大きく貢献。
2010年(平成22年)には、その陶芸文化の振興を目的として「陶芸館」が増築され、萩焼やその他の陶芸・工芸作品を専門的に紹介する場が充実しました。
山口県立萩美術館・浦上記念館が力をいれている事業やイベント
画像提供元:山口県立萩美術館・浦上記念館
山口県立萩美術館・浦上記念館の大きな特徴は、浦上敏朗氏の蒐集による「浮世絵」と「東洋陶磁」、そして萩市が誇る「萩焼」を中心とした展示が充実していることです。
この3つのジャンルを基盤に、地域文化と芸術の発信拠点としての様々な特色ある展覧会等を開催しています。
まず、コレクション展は、館蔵品を中心とした浮世絵や東洋陶磁、陶芸・工芸作品を常時紹介しています。
展示はテーマごとに内容を変更し、浮世絵ややきものの魅力を様々な角度から発見することができます。
年に2、3回開催する特別展は、浮世絵、やきものに関わりが深いテーマで開催されます。
歴史や地域に根ざしたテーマを扱うほか、現代の作家による陶芸作品をフィーチャーするなど、毎回独自性のある展覧会には、国内外の貴重品も紹介され、人気を集めています。
また、400年以上の歴史を誇る萩焼をはじめとする陶芸や山口県ゆかりの工芸作品に関しては、2010年に増築された「陶芸館」で紹介しています。
この「陶芸館」は、萩焼の伝統的な技術とその進化を体感できる貴重な場所にもなっています。
わたしたちがおすすめする山口県立萩美術館・浦上記念館の見どころ
画像提供元:山口県立萩美術館・浦上記念館
丹下健三が手掛けた建築美と萩市の調和
美術館そのものの建築も、訪れる人々に特別な印象を与える要素の一つ。
山口県立萩美術館・浦上記念館の設計は、世界的に有名な建築家である丹下健三(たんげ けんぞう)都市・建築設計研究所によって手がけられました。
建物のデザインは、萩市の城下町の土塀や武家屋敷の特徴を取り入れたもの。
石垣や石壁を思わせる石材の使い方が印象的で、建物自体がまるで萩の歴史的な景観との調和を図った建築も見どころです。
さらに、建物内の空間構成も非常にユニークで、「鍵曲(かいまがり)」という、城下町特有の鍵状に曲がりくねった道の形が展示室の配置に取り入れられています。展示室を歩きながら進むごとに視界が開け、新しい作品に出会える感覚が味わえます。
展示品にじっくり向き合う「特選鑑賞室」
美術館内には、浮世絵版画の名品を一作品だけ展示する「特選鑑賞室」があります。
この鑑賞室は、「じっくり作品と向き合う」ことを目的としています。
展示されるのは毎月一品だけ選ばれる名品。
一点の作品に対峙し、その作品が持つ美しさや力を、ご自身の眼で集中して見つめてもらいたいと考えています。
茶室と現代アートが共鳴する和風展示室
茶室のしつらえを備えた和風展示室では、一年を通して一人の作家の自由な発想によるインスタレーション展示が行われています。
伝統的な茶室という空間の中で、今を生きる作家の感性が発揮されるユニークな展示を行っています。
作家が自由な発想で創り上げる展示は、毎回異なる雰囲気を持っており、新しい発見があります。
私たちがおすすめする萩市の魅力
画像提供元:山口県立萩美術館・浦上記念館
萩市は、山と海に囲まれた豊かな自然と、歴史的な風景が融合した魅力的な街です。
市内を歩けば、江戸時代の町並みが今もその姿を保ち、歴史的な城下町の風景に触れられます。
白壁の武家屋敷や石畳の道を散策するだけで、まるで当時の時代にタイムスリップしたような気分を味わえるでしょう。
また、萩市は幕末の志士、吉田松陰や高杉晋作といった維新の志士たちのゆかりの地などが数多く残り、市内には世界遺産に登録されたスポットも点在しています。
さらに、400年以上の歴史を誇る伝統工芸「萩焼」もあり、美しい自然と歴史、文化を楽しめます。
山口県立萩美術館・浦上記念館は今後どんな場所でありたいか
画像提供元:山口県立萩美術館・浦上記念館
山口県立萩美術館・浦上記念館は、今後さらに美術館としての活動を充実させ、人々の交流を促進し、多くの人々が集い、心豊かで活力ある地域づくりや、やまぐちの文化力を育むことに貢献したいと考えています。
さらには、外国人観光客向けの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で県内最高ランクの二つ星を獲得した実績を活かし、国内外から多くの観光客が気軽に訪れ、美術鑑賞できる「文化観光」の推進にも取り組んで参ります。
歴史や自然、文化といった観光地「萩」の魅力と、美術館の特色ある展示を通じて、訪れる多くの方々に素晴らしい体験を提供し続ける場所でありたい―それが、山口県立萩美術館・浦上記念館の目指す未来です。
基本情報
施設名 | 山口県立萩美術館・浦上記念館 |
住所 | 〒758-0074 山口県萩市平安古町586-1 |
連絡先 | TEL:0838-24-2400 FAX:0838-24-2401 |
営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) *展示会により変更する場合があります |
休日 | 月曜日 *月曜日が祝日・休日、第一月曜日の場合は開館 *祝日・休日で開館した月曜日の翌平日が休館 *年末年始・展示替え・館内整備等による臨時休館期間 |
アクセス | ◯飛行機の場合 ・山口宇部空港、もしくは萩・石見空港から萩近鉄タクシー(乗合タクシー)にて約70〜80分 (利用前日までに要予約) ◯電車の場合 ・JR新山口駅から直行バス「スーパーはぎ号」(約60分)で萩・明倫センター下車、徒歩約5分 ・JR新山口駅から防長バス(約90分)で萩バスセンター下車、徒歩約12分 ・JR東萩駅(山陰本線)から萩循環まぁーるバス(西回り)約20分 ・JR東萩駅(山陰本線)からタクシー約7分 ・JR玉江駅(山陰本線)から徒歩約20分 *萩循環まぁーるバスは、萩市役所を起点に松陰神社方面をめぐる東回りと城下町方面をめぐる西回りの2つのコースがあります。 美術館からは、「萩・明倫センター」と西回りバス停「萩美術館 浦上記念館・萩城城下町入口」のご利用が便利です。 ◯お車の場合 ・「中国自動車道」美祢東JCT経由、「小郡萩道路」絵堂ICから車で約20分・「山陰自動車道」三見ICから車で約10分、国道191号沿い |
駐車場 | ◯美術館専用駐車場 ・収容台数:普通自動車 50台 ・利用時間:8:30〜17:00 ・料金:無料 ◯市営中央公園駐車場 ・収容台数:普通自動車 146台、大型自動車 10台(マイクロバス含む) ・利用時間:8:00〜18:00 ・料金:普通自動車 310円、大型自動車 1,030円(マイクロバス含む) *バスでお越しの際は、中央公園駐車場をご利用ください。 |
ウェブサイト | https://hum-web.jp/ |
山口県立萩美術館・浦上記念館のまとめ
画像提供元:山口県立萩美術館・浦上記念館
山口県立萩美術館・浦上記念館は、歴史と芸術が見事に調和した、心が落ち着く場所です。
美術館そのものが萩の伝統と現代をつなぐ架け橋として機能しており、浮世絵や東洋陶磁、そして萩焼を通じて日本の芸術文化を深く体験できます。
館内では、展示だけでなく、建築そのものが美術館の一部として感じられ、時間をかけてじっくりとアートに向き合えます。
美術館に一歩足を踏み入れるだけで、古き良き日本の趣を存分に味わえます。
ぜひ、萩市に訪れた際には「山口県立萩美術館・浦上記念館」に足を運んでみてください。美術館での静かな時間が、心に残る特別な思い出になること間違いなしです!
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