安城市の未来を創る!あんじょうSDGs共創パートナー制度とは?

2025.01.30

画像引用元:安城市

 

安城市企画政策課公民連携係 橋本 美香子さんインタビュー

橋本 美香子  安城市企画政策課公民連携係。民間事業者からの提案等を受け付けるワンストップ窓口「公民連携フロント」及び企業・団体・学校などの多種多様なパートナーと共に持続可能なまちづくりを目指す「あんじょうSDGs共創パートナー制度」の運営を担当。

introduction

 

 

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安城市は愛知県名古屋市・豊田市の衛星都市としても知られる、機械工業でも有名な市です。自動車工業などの機械工業が隆盛を極めている中でSDGsに取り組んでいます。

SDGsへの取り組みにおいては「あんじょうSDGs共創パートナー制度」を核として、市内・近隣の企業や団体などと協力して地域課題の解決を目指しています。

安城市が現在実施しているあんじょうSDGs共創パートナー制度を始めとしたSDGsへの数々のプロジェクトや取り組みについて、安城市の企画政策課で公民連携係を担当されている橋本 美香子さんにお話をうかがいました。

貴社の事業内容や理念について簡単に教えてください。

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橋本さん:

安城市は、公民が連携することによる持続可能なまちづくりに取り組んでいます。この取り組みに際し、SDGsに取り組む企業や団体などの登録制度「あんじょうSDGs共創パートナー制度」を設立しました。

あんじょうSDGs共創パートナー制度では、SDGsに取り組む企業・団体等の裾野を広げるだけに留まらず、パートナー同士が連携することによりSDGsに貢献できる新たなビジネスの創出を図ることで、持続可能なまちの実現を目標にしています。

また、安城市では、子どもたち一人ひとりの成長を安城市が全力で後押しするアクションとして「安城こどもBOOSTERS」を令和6年4月からスタートしました。

子どもの両親が出会ってから結婚し、出産し、そして生まれた子どもが18歳を迎えるまでの過程において、さまざまな施策やサポートを行うという姿勢で、子どもたち、そして子どもを育てる世代を応援するために取り組んでいます。

安城市のSDGs推進における具体的なプロジェクトや取り組みにはどのようなものがありますか?特に他自治体との差別化ポイントがあれば教えてください。

SDGs推進におけるプロジェクトや取り組み

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橋本さん:

あんじょうSDGs共創パートナー制度における具体的な連携事例としては、「青援(せいえん)LOOP」というプロジェクトがあります。

これは、西三河地区を拠点とするプロバスケットボールチーム「シーホース三河」の不要になった応援グッズ(Tシャツ・タオルなどの繊維製品)を回収して、それらを市内の紡績会社で糸に再資源化し、「シーホース三河」の新しい応援グッズにアップサイクルするというプロジェクトです。

このように、パートナー同士の連携によってSDGsにおける新しい事業が生まれることは、持続可能なまちづくりに繋がると考えております。

そこで、安城市では、あんじょうSDGs共創パートナー制度において「パートナー交流会」や「SDGsフェスタ」などを開催することにより、パートナーの横のつながりづくりができる機会を提供しています。

学校や市民向けにSDGs教育を行っている場合、その具体的な内容や取り組み事例を教えてください。また、将来の目標があればお聞かせください。

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橋本さん:

安城市では、市内の学校に対して、あんじょうSDGs共創パートナーに参画している企業や団体などを紹介しています。

昨今はSDGsについて学ぶと共に実践する学校も増えており、多数のパートナーに授業に協力していただき、学びと実践の内容を充実させています。

また、安城市民の方々にSDGsを体感していただけるイベントとして「SDGsフェスタ」を1年に1回程度開催しています。

特に、地域の企業などが積極的にSDGsに取り組んでいることを知っていただきたいという思いで、あんじょうSDGs共創パートナー制度に参画している企業・団体の方々にもブースに出展していただくといった形でご協力をいただいています。

観光を通じて、訪問者や地域住民にSDGsの重要性を伝える取り組みは行っていますか?

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橋本さん:

安城市の観光資源の1つである「安城七夕まつり」を開催する際には、会場内のゴミかご(エコステーション)の管理やゴミの分別を指導する「ゴミかごボランティア」と、会場内のゴミを拾う「ゴミ拾いボランティア」などへの協力を呼びかけ、地域住民の方々にご協力をいただいています。

ゴミの分別を呼びかけることやゴミ拾いを地域住民で行っていただくことにより、安城七夕まつりに訪れる市外・県外の方々はもちろん、ゴミ分別の呼びかけを行う地域住民の方々にも、日常生活におけるゴミの分別やゴミ削減の意識付けの機会としています。

SDGsを推進する中で直面している課題にはどのようなものがありますか?その解決に向けた計画があれば教えてください。

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橋本さん:

SDGsを推進するためには、個人や一家庭がSDGsへの意識を高めて実施することに留まらず、地域全体で連携して取り組んでいくことが必要不可欠だと考えています。

特に安城市は、自動車産業を中心とした製造業が多いため、脱炭素社会を実現させるという目標を達成させるためにはこうした製造に携わる企業等の協力がなくてはなりません。

SDGsの達成目標年度まであと5年となった2025年は、これまで以上に地域が一体となってSDGsに取り組んでいかなければならないと感じています。

「10年後の安城市」を目指す上で、SDGsを通じて達成したい目標や、これから始めたい「ななめうえ」な取り組みがあれば教えてください。

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橋本さん:

10年後の安城市は、市民・企業・行政など、地域に関わる人たちが一丸となり、より良いまちづくりができているといいなと思っています。

この目標を達成するためにも、SDGsの視点は必要不可欠だと思っています。まずは2030年を目標に据えて、持続可能な安城市の実現をパートナーシップで目指していきたいです。

まとめ

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安城市では、安城市公式サイトだけではなく、SDGsの情報発信に特化した公式サイトを立ち上げ、SDGs共創パートナーに登録する企業や団体を募集すると同時に、パートナーのSDGsの取り組みを発信しています。

2025年1月時点で300社以上の企業・団体が登録しているあんじょうSDGs共創パートナー制度は、安城市のSDGs意識をより一層高めていくことでしょう。

基本情報

施設名 安城市役所
所在地 愛知県安城市桜町18番23号
連絡先 0566-76-1111(代表)
開庁時間

開庁時間 月曜から金曜:午前8時30分~午後5時15分
(祝日・年末年始を除く)

公式サイト https://www.city.anjo.aichi.jp/top.html
https://anjosdgs.jp/(SDGs情報に特化したサイト)

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