アイルランドのワーホリ完全ガイド|仕事・費用・ビザ・体験談までわかる充実情報

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2025.09.09

ヨーロッパの中でも自然豊かで治安が良く、英語環境が整っている国として注目されているアイルランド。

近年、アイルランドのワーキングホリデー制度に関心を持つ日本人も増えており、「英語力を伸ばしたい」「ヨーロッパを旅しながら暮らしたい」という方にとって魅力的な選択肢となっています

他の主要ワーホリ国に比べて日本人が少ないため、英語を使う機会が自然と増え、実践力を鍛えるにはぴったりの環境です。

カフェや観光地での仕事、語学学校での学び、ホームステイでの異文化交流など、滞在スタイルはさまざま。都市ごとの生活費や雰囲気にも違いがあり、自分に合った暮らし方を選べるのもポイントです。

この記事では、渡航前の準備から現地生活、ビザ申請、費用感まで、アイルランドワーホリに必要な情報を総合的に紹介します。これから一歩を踏み出したい方にとって、安心して準備を進められるガイドになるはずです。

目次

アイルランドのワーホリでできること

アイルランドのワーキングホリデーは、英語力を本気で伸ばしたい方や、自然に囲まれた環境で海外生活を送りたい方にぴったりです

日本人が少ないマイナーな国であるからこそ、英語漬けの生活が可能で、多国籍な人々との交流も魅力の一つ。

治安も良く、ヨーロッパ旅行の拠点にもなるアイルランドは、今注目のワーホリ先です。

日本人が少ない環境で英語力が高まる

アイルランドは、オーストラリアやカナダなど他の人気ワーホリ国に比べると日本人が圧倒的に少ないことが特徴です

そのため、日本語を使う機会が少なく、自然と英語環境にどっぷり浸かることができます。

ホームステイ先では日常会話を通じて実践的な英語が学べ、語学学校ではヨーロッパや南米など多様な国から来た生徒とともに学ぶため、リスニングやスピーキングの幅が広がります。

仕事の現場でも、英語での接客や業務を通じて実用的な表現を習得できます。英語を本気で伸ばしたい方にとって、これほど理想的な環境はありません。

大自然を感じながら過ごせる

アイルランドは「エメラルドの島」とも称されるほど、豊かな自然に恵まれた国です。ダブリンなど都市部でも少し足を伸ばせば、広大な草原、断崖絶壁、静かな湖など、息をのむような絶景が広がっています。

ワーホリ中は、週末や休日を利用してハイキングやトレッキングを楽しむことができ、心身ともにリフレッシュできます。特に西部の「モハーの断崖(Cliffs of Moher)」や「ウィックロー山地」は、訪れる価値のある絶景スポットです。

自然の中で過ごす時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれ、心に余裕を持った海外生活をサポートしてくれます。

ヨーロッパ旅行がしやすい

アイルランドに滞在していると、他のヨーロッパ諸国への旅行がとても身近になります。LCC(格安航空会社)を活用すれば、スペイン、フランス、イタリア、ドイツなど、ヨーロッパの人気都市へ1〜3時間のフライトでアクセス可能です。

航空券の価格も非常にリーズナブルで、週末旅行や短期トリップを気軽に楽しめるのが魅力です。

国際的な視野を広げるには絶好の機会で、異文化体験や語学スキルの応用力も鍛えられます。ワーホリ期間中に10か国以上を巡る人も少なくありません。アイルランドを拠点に、ヨーロッパ全土を旅する夢を叶えましょう。

治安がいい環境で滞在できる

アイルランドは、ヨーロッパの中でも比較的治安が良いとされている国の一つです。国民性も温厚でフレンドリーな人が多く、初めての海外生活でも安心して暮らすことができます。

特にダブリンやコークなどの主要都市は、警察の巡回も多く、女性一人での外出も比較的安全です。

もちろん夜間の一人歩きや人通りの少ない場所は避けるべきですが、日常生活において大きな不安を感じることは少ないでしょう

落ち着いた雰囲気の中で、安心して語学や仕事に集中できる環境は、留学初心者にとって大きな魅力です。

アイルランドってどんな場所?

アイルランドは北大西洋に浮かぶ美しい島国で、首都はダブリン。人口は約540万人、言語は英語とアイル語が公用語です。政治体制は議会制共和国で、EUにも加盟しており、経済や安全性の面でも安定しています

気候は温暖で変化に富み、四季を通じて緑豊かな景観が広がります。文化と自然、治安のすべてにおいて、ワーキングホリデー先としてとても魅力的な国です。以下に主な基本情報を一覧表にまとめました。

アクセス方法 東京からダブリンへは直行便は少なく、主に欧州経由で約15〜18時間
時差 冬:GMT(日本との時差 −9時間)夏:BST(GMT+1、−8時間)
物価 家賃や生活費は欧州水準。単身者の月の生活費は家賃除き約997 €(約1170 USD)
治安 世界的に見ても治安が非常に良好、安心して滞在可能

アイルランドのワーホリビザについて

アイルランドと日本はワーキングホリデー協定を結んでおり、日本国籍の方(通常18〜30歳)が対象です。最長で12ヶ月間の滞在が可能で、旅行を目的としつつ就労もできる制度です。

2025年1月以降、このワーホリビザは「生涯で2回まで取得可能」になりました。必要な条件には日本在住であること、十分な資金の証明も含まれます。以下に概要を表にしました。

対象年齢 18〜30歳(日本人)
滞在可能期間 最長12ヶ月(1年)
就学可能期間 特に制限なし(移動や語学学校通学等も可)
申請料 16,200円
申請条件 日本在住、旅行が主目的、十分な資金、独身(配偶者は別ビザ)
必要書類 パスポート、日本居住証明、資金証明など(詳細は領事館サイトを確認)

ビザの申請方法

アイルランドのワーキングホリデービザは、主にオンライン申請で行います

申請時期は例年11月頃に募集が始まり、先着順で受理されます。2025年分は2024年11月開始で、先着400名が発給対象となりました。

【主な流れ】

  1. アイルランド大使館やVFSサイトで申請受付の開始を確認
  2. 必要書類(パスポート、日本居住証明、資金証明、写真など)を準備
  3. オンラインで申請フォームを記入し、書類をアップロード
  4. 審査・承認後に渡航準備(航空券や保険手配)
  5. 渡航・入国審査、ワーホリビザ付与

【注意点】

  • 募集枠が限られており、開始日に速やかに申請することが重要
  • 資金証明が求められることがあるため、余裕ある残高か証明を用意
  • オンライン申請後、承認前に航空券の予約は避けること

ビザの申請条件

対象年齢 18〜30歳(日本人)
滞在可能期間 最大12ヶ月(ワーキングホリデービザ)
就学可能期間 特に制限なし(学校や語学研修も可能)
就労可能期間 滞在中は就労可能
申請料 16,200円
必要書類 パスポート、日本在住証明、資金証明、写真等
条件 日本在住、主目的はホリデー、十分な資金証明、独身または配偶者も同ビザ所持条件など

アイルランドのワーホリで必要な費用

アイルランドでワーキングホリデーをするには、事前にしっかりと費用の計画を立てることが大切です。出発前に必要な準備費用はもちろん、現地での生活費も見落とせません。

アイルランドは物価が高めなヨーロッパ圏に位置していますが、計画的に生活すれば無理なくワーホリを楽しむことができます。ここでは、渡航前と滞在中にかかる主な費用を項目別に分けて解説します。

アイルランドのワーホリ【渡航前】に必要な費用

渡航前には、各種手続きや準備でまとまった費用が発生します。特に航空券や保険料は変動が大きいため、早めの手配がおすすめです。以下に主な費用の目安を表でまとめました。

パスポート申請費用 約11,000〜16,000円
航空費用 約100,000〜200,000円
海外保険料 約100,000〜150,000円(1年分)
語学学校の授業料 約100,000〜300,000円(1ヶ月〜3ヶ月)

アイルランドのワーホリ【滞在中】に必要な費用

現地での生活費は、どの都市に住むか、どのような暮らしをするかによって大きく異なります。以下に代表的な費用項目をまとめました。

家賃 約60,000〜120,000円
食費 約30,000〜50,000円
交通費 約8,000〜15,000円
通信費 約3,000〜5,000円
娯楽費 約10,000〜20,000円

アイルランドのワーホリでできる仕事内容・英語力

イルランドのワーキングホリデーでは、英語力によって就ける仕事の幅が大きく変わります。英語初心者でも働ける職場はありますが、より英語力が高いほど、高時給かつ経験になる職場に就ける可能性が高まります。

日本人が少ないアイルランドワーホリは、英語を使う機会にあふれており、語学力を実践的に伸ばせる環境です。以下は、英語レベル別におすすめの仕事例をまとめた表です。

英語力   英検   TOEIC点数   おすすめの仕事         
英語初心者 3級程度  〜500点   日系レストラン、カフェのキッチン補助
中級者   準2級〜2級 500〜700点 ローカルカフェ、観光案内、ホステル受付
上級者   準1級〜1級 700点以上   事務補助、ツアーガイド、英語環境の接客業

アイルランドの【短期間(〜3ヶ月)ワーホリ】の特徴

「ワーホリ」と聞くと1年間の滞在をイメージされがちですが、アイルランドでは3ヶ月程度の短期間でもワーキングホリデーを楽しむことができます

特に、学生の休み期間を利用した留学型ワーホリや、英語力向上を目的としたステイが人気です。アイルランドワーホリの倍率はそれほど高くないため、短期間でも十分に体験できるチャンスがあります。

短期間ワーホリに必要な資金

3ヶ月程度の短期ワーホリであっても、必要な費用はしっかりと準備しておくことが大切です。仕事収入をあまり見込めないため、語学留学と同様の費用感で計画するのが安心です。

費用項目 アイルランドの金額 日本円(目安)
航空券代(往復) €1,000 約160,000円
海外保険料(3ヶ月) €200 約32,000円
ビザ申請費用 €0〜数十 無料〜数千円
語学学校費用(3ヶ月) €1,500〜2,500 約240,000〜400,000円
生活費(3ヶ月) €1,500〜2,000 約240,000〜320,000円

短期間ワーホリでの英語学習について

短期(〜3ヶ月)のアイルランドワーホリでは、現地での仕事探しは難易度が高いため、英語学習をメインの目的とするのが一般的です。

特におすすめなのが「語学学校への通学」と「ホームステイでの滞在」です。語学学校では、日常英会話から実践英語までしっかり学ぶことができ、多国籍なクラスメートとの交流でリスニング力も自然と鍛えられます。

また、ホームステイは現地の生活文化に触れながら、生きた英語を学ぶ絶好の機会です。家庭内での会話や食事を通じて、英語環境に自然と慣れることができます。

仕事よりも「学び」に重点を置いたワーホリを考えている方には、短期間のプログラムがぴったりです。

短期間ワーホリのメリット・デメリット

メリット               デメリット                   
費用が比較的抑えられる         仕事に就ける可能性が低い              
学生の長期休みに合わせて行ける     英語力が大きく伸びるには少し期間が足りない場合もある 
英語環境に短期間でどっぷり浸れる    収入がないため完全に自己資金での生活になる     
就職活動のアピール材料になる      現地での人脈づくりには時間が足りないこともある   

短期間のアイルランドワーホリには、いくつかの魅力的なメリットがあります。

まず、最も大きな利点は費用を比較的抑えられることです。1年間のワーホリに比べて、3ヶ月程度の滞在であれば語学学校代や生活費、航空券などの合計コストが大幅に軽減されます

そのため、予算に限りがある方でもチャレンジしやすいのが特徴です。

また、学生の長期休みや社会人の有給休暇を活用して参加しやすいという点も、短期ワーホリの大きな魅力です。夏休みや春休みを利用して、海外での語学体験や文化交流ができるため、将来のキャリアにも良い影響を与えるでしょう。

さらに、英語環境に短期間でどっぷり浸かれることも見逃せません。語学学校での授業やホームステイでの生活を通して、毎日英語を使う機会があり、短期間でも実践的な語学力を高めることができます

そして、海外滞在の経験は、履歴書や就職活動でのアピール材料としても有効です。「行動力」や「国際経験」を証明する体験として、多くの企業に好印象を与えるでしょう。

短期間のアイルランドワーホリには魅力的な点が多くありますが、一方で注意すべき点もいくつか存在します。

まず、現地での仕事探しが難しいという点が大きなデメリットです。アイルランドの雇用主は、ある程度の期間働いてくれる人材を求めているため、3ヶ月程度の滞在では採用されにくい傾向があります。

そのため、実際には仕事を経験することなく、留学に近い生活スタイルになるケースが多いです。

次に、英語力を大きく伸ばすには少し期間が足りない場合があるという点もあります。もちろん、集中して学べば一定の成果は出せますが、語学の定着にはある程度の時間が必要です。

3ヶ月という期間では、特にスピーキングやリスニング力の向上にもう一歩届かないと感じる方もいるかもしれません。

さらに、滞在中の生活費をアルバイトなどで補うことが難しいため、全て自己資金で賄う必要があるという経済的な負担も考慮しなければなりません

収入が得られない前提で計画を立てる必要があるため、費用面での準備は十分に行うことが大切です。

最後に、現地での人間関係の構築に時間がかかることも挙げられます。語学学校のクラスメートやホストファミリーとの交流はありますが、信頼関係や深いつながりを築くにはやはりもう少し長く滞在する時間が必要です。

短期間だと、せっかく関係ができ始めた頃に帰国することになり、少し物足りなさを感じる方もいるでしょう。

アイルランドの【中期(半年)ワーホリ】の特徴

アイルランドのワーキングホリデーでは、半年ほどの中期滞在を選ぶ方も多くいます。

短期よりも語学力をしっかりと身につけられ、生活に慣れることで現地での仕事にも挑戦しやすくなるため、語学学習と海外生活のバランスを取りたい人に最適な期間です

日本人が少ないアイルランドの環境は、英語を使う場面が多く、特に「英語力を本気で伸ばしたい」という方にとって中期ワーホリは非常に効果的です。

半年あれば、最初の3ヶ月で語学学校+ホームステイ、後半3ヶ月で現地でのアルバイトなど、段階的に過ごすプランも立てやすくなります。

中期ワーホリに必要な資金

半年間のアイルランドワーホリでは、学費や生活費に加えて渡航準備費用も考慮する必要があります

仕事で得られる収入はまだ安定していないことが多いため、最初の3〜4ヶ月分の生活費は自己資金で準備しておくと安心です。

費用項目 アイルランドの金額 日本円(目安)
航空券代(往復) €1,000 約160,000円
海外保険料(6ヶ月) €300〜€500 約48,000〜80,000円
語学学校費用(3ヶ月) €1,500〜2,500 約240,000〜400,000円
生活費(6ヶ月) €3,000〜4,000 約480,000〜640,000円

中期ワーホリでの英語学習について

中期のワーホリでは、語学学校に通いながら、英語を実践的に使う生活を送ることができます

前半3ヶ月を学校とホームステイに充て、英語環境に慣れることを優先すると、後半にはカフェや観光施設などの仕事にチャレンジしやすくなります。

アイルランドは移民や留学生も多く、多国籍な英語に触れる機会が多いため、リスニング力の向上にも非常に効果的です。

英語初心者でも半年あれば「聞き取れるようになった」「自分の言いたいことが伝えられるようになった」と感じられるようになるでしょう。

中期ワーホリのメリット・デメリット

メリット                  デメリット                  
英語の上達をしっかり実感できる        半年では就職・キャリアにはやや短い       
仕事と学びのバランスが取りやすい      家賃や生活費などコストはそれなりにかかる    
海外生活に十分慣れることができる      時期や語学力によっては仕事が見つかりにくい   

半年間の滞在は、英語力の上達と生活への適応の両方を実感できるちょうどよい期間です。ただし、長期のキャリア形成には物足りなさが残る場合もあるため、自分の目的を明確にして計画することが重要です。

アイルランドの【長期間(1年〜)ワーホリ】の特徴

アイルランドでの1年間のワーホリは、語学・仕事・旅行・人間関係など、すべてをじっくり経験できる充実のプログラムです。アイルランドワーホリの倍率は他国に比べてそれほど高くなく、チャンスを掴みやすいのも魅力です。

長期間の滞在では、前半で語学学校やホームステイを活用し、英語力をしっかり鍛えた上で、後半にはローカルの仕事に就くことで、実践的な英語力と職務経験を得ることができます。

また、休暇を利用してヨーロッパ各地を旅行することもでき、学びと楽しみのバランスを取ることが可能です。

長期間ワーホリに必要な資金

1年間のアイルランドワーホリでは、初期費用+生活費の合計で最低でも150万円〜200万円以上の予算が必要です。途中で仕事をすることで生活費を補えますが、出発前にある程度の貯金がないと不安が残ります。

費用項目 アイルランドの金額 日本円(目安)
航空券代(往復) €1,000 約160,000円
海外保険料(1年) €500〜€800 約80,000〜128,000円
語学学校費用(3〜6ヶ月) €2,000〜4,000 約320,000〜640,000円
生活費(12ヶ月) €6,000〜8,000 約960,000〜1,280,000円

長期間ワーホリでの英語学習について

1年間の滞在は、英語を「学ぶ」だけでなく「使いこなす」レベルまで高められるチャンスです

最初の数ヶ月で基礎を固め、現地の仕事や日常生活を通じて実践力をつけていくことで、TOEICやIELTSのスコアアップはもちろん、日常会話以上のビジネス英語にも対応できるようになります。

また、アイルランドは多国籍な環境なので、ネイティブの英語だけでなくさまざまなアクセントに触れられるのも大きな特徴です。語学力だけでなく、国際感覚も同時に養われます。

長期間ワーホリのメリット・デメリット

メリット                   デメリット                   
英語力が飛躍的に伸びる             まとまった資金が必要               
現地での仕事経験が積める            慣れるまでに時間がかかる可能性がある        
ヨーロッパ旅行や文化交流を存分に楽しめる    帰国後の進路をしっかり考えておく必要がある     

1年間のアイルランドワーホリは、「本気で海外に挑戦したい」「自分を変えたい」と考える方にとって理想的な機会です

英語力やキャリア、人生観を大きく広げるチャンスになるはずです。

アイルランドでの実際のワーホリ体験談

アイルランドワーホリを実際に経験された方々から、おもしろさや苦労、学びなど、リアルな声が届いています。以下では、それぞれの方の貴重な体験をもとに、現地での生活の一端をご紹介します

自分の理想の暮らしを見つけて “幸せな1年を過ごしたアイルランド”

会社を辞めてアイルランドでワーホリをしたKotomiさん(28歳)は、「日本での生活に違和感を感じていた」といいます。これまでの生活を一度リセットし、自分を見つめ直す時間がほしくてアイルランドへのワーホリを決意しました。

最初の3ヶ月はホームステイをしながら語学学校に通い、現地の文化や言葉にじっくりと慣れていったそうです。その後、日系のレストランでアルバイトを始め、英語を使う機会も増え、日常会話には困らなくなったと語っています。

「アイルランドで過ごした1年は、人生で一番自分を大切にできた時間だった」と振り返るKotomiさん。自然が美しくて、どこか素朴なアイルランドの雰囲気が、心に余裕をくれたのだそうです。

※参照https://www.whstory.com/category/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%AA%E7%95%99%E5%AD%A6%E4%BD%93%E9%A8%93%E8%AB%87/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BD%93%E9%A8%93%E8%AB%87?utm_source=chatgpt.com

英語が話せなくても大丈夫だった “ゼロから始めた現地生活”

大学を卒業後すぐにアイルランドに渡ったRyoさん(24歳)は、英語にまったく自信がなかったそうです。最初の頃はスーパーでの買い物も一苦労。語学学校のクラスでも、発言するのが怖くて沈黙することが多かったと話します。

しかし、同じクラスの南米やヨーロッパから来た留学生たちと毎日英語でコミュニケーションを取るうちに、「間違えてもいいから話す」というマインドに変わっていったそうです。

3ヶ月ほど経った頃には、カフェのバイトにも挑戦。英語での注文対応は最初こそ緊張したものの、徐々に慣れていき、お客様とのちょっとした会話を楽しめるようになったといいます。

「英語が話せないと無理だと思っていたけど、アイルランドは優しい人が多くて、助けてくれる環境があった」と、語ってくれました

CV(履歴書)を配り歩いた日々 “仕事探しは粘りがカギ”

Shioriさん(27歳)は語学学校に3ヶ月通った後、ローカルカフェでの仕事を目指して履歴書(CV)を片手に、ダブリン市内の店舗を一軒一軒回りました。「最初の10件は全部断られて、正直心が折れそうでした」と当時を振り返ります。

そんな中、とあるカフェで「後日トライアルに来てみて」と言われたことをきっかけに、小さなチャンスをつかみました。1時間ほどの無給トライアルの後、採用が決まり、晴れてローカルカフェでの仕事がスタート。

オーダーを取りながら英語で会話をし、同僚とも毎日英語でのやり取り。最初は聞き返すことばかりだったそうですが、3ヶ月後には「仕事中は日本語を一言も使わない日が増えた」と、自信を持って話せるようになったといいます

「アイルランドワーホリで稼げるかどうかは英語力よりも“行動力”だと思いました」と力強く語ってくれました。

参照:https://note.com/fantasista_s/n/n5fd1541a4dce

アイルランドでワーホリをする際の滞在先の選び方

アイルランドでワーキングホリデーをする際、住まい選びは非常に重要なポイントです。

現地の生活費の中でも、家賃が最も大きな割合を占めるため、自分の予算やライフスタイルに合った滞在先を選びましょう。以下に主な滞在方法と、それぞれの特徴・費用相場をまとめました。

シェアハウス(最も一般的)

ワーホリ中の滞在先として最も多く選ばれているのが「シェアハウス」です。複数人で一つの物件を借りて、部屋は個別・キッチンやバスルームを共有するスタイル。

家賃は都市や立地によって異なりますが、月€500〜€800(約8〜13万円)が相場です。物価の高いダブリンでは、個室だと€900以上になることもあります。

  • メリット:家賃を抑えられる/国際的な交流ができる
  • デメリット:騒音や生活リズムの違いによるストレスも

 学生寮(語学学校や大学経由)

語学学校や大学が提供する学生寮も、一部の学校では利用可能です。水道・光熱費込みで清潔な設備が整っていることが多く、初めての海外生活でも安心感があります

ただし、家賃は€800〜€1,200(約13〜19万円)とやや高めで、長期滞在にはややコストがかさみます。

  • メリット:セキュリティが高く安心/学校へのアクセスが良い
  • デメリット:費用が高め/自由度はやや低い

賃貸物件(個人契約)

語学学校やシェア生活に慣れてきた後、1人暮らしを希望する方には賃貸物件も選択肢の一つです。ダブリンなど都市部では家賃が非常に高いため、中心地から少し離れたエリアを選ぶ人も多いです。

ワンルーム〜1ベッドルームの物件で月€1,200〜€1,800(約19〜28万円)が目安です。

  • メリット:自分の空間を持てる/生活リズムに合わせられる
  • デメリット:家賃が高額/契約や保証金の負担が大きい

アイルランドでワーホリする際のおすすめな都市

アイルランド国内にはいくつかの人気都市がありますが、それぞれ生活環境・物価・治安に特徴があります

ワーホリにおすすめの3都市「ダブリン」「ゴールウェイ」「コーク」について紹介し、最後に比較表にまとめました。

ダブリン

アイルランドの首都ダブリンは、ワーホリにおいて最も人気が高い都市です。人口は約130万人と国内最大。多国籍な人々が集まり、経済・教育・文化の中心地として発展しています。

ワーホリ中に仕事を探したい方にとっては、最も求人のチャンスが多いエリアです。カフェやレストランのアルバイトに加え、語学力があればカスタマーサポートや事務系の仕事にも挑戦できます。

語学学校も多く、学校によっては日本人比率が非常に少ないクラスもあるため、「英語漬けの生活」を送りたい方にはぴったりです。

ただし、最大のデメリットは家賃の高さ。シェアハウスでも月€800〜1,200が相場となっており、住まい探しにはやや苦労するかもしれません

また、都心部では観光客も多く、治安面では「夜間の一人歩きは控える」などの基本的な注意が必要です。

ゴールウェイ

アイルランド西部に位置するゴールウェイは、ダブリンとは異なる「小さな街のあたたかさ」が魅力の学生都市です

海辺に近く、ストリートパフォーマンスや伝統音楽の演奏があちこちで見られる、活気と文化が共存する街です。語学学校も数は少なめですが、少人数制でアットホームな雰囲気があり、初心者でも安心して通えます。

さらに、日本人が非常に少ないため、「英語を使わざるを得ない環境」が自然に整っており、語学学習には理想的です

仕事探しはやや難しい面もありますが、カフェやB&B(宿泊施設)、お土産店など、観光シーズンには求人が出ることも。大都市ほど賃金は高くありませんが、家賃や生活費が抑えられる点は大きなメリットです。

治安も良好で、街の人々はとてもフレンドリー。大都市の喧騒から離れて、穏やかな海外生活を送りたい方におすすめです。

コーク

アイルランド第2の都市コークは、教育水準が高く、大学も多いため学生の多い活気ある街です。経済も安定しており、ダブリンよりも落ち着いた雰囲気がある一方で、文化・グルメ・観光の要素も豊富です。

英語教育に力を入れている学校が多く、授業の質が高い語学学校も複数あります。また、日本人が少なすぎず、多すぎないちょうど良いバランスなのも魅力のひとつ。

仕事は飲食や観光系が中心ですが、大学のある街ということもあり、英語力がある人は教育関連や事務補助の仕事を見つけることも可能です

家賃はダブリンほど高くはありませんが、それでも€700〜1,200が一般的で、中心部に住むとそれなりの費用は必要です。

治安は良く、地元の人もとても親切。週末には周辺の観光地(キンセールやリング・オブ・ケリーなど)へ小旅行も楽しめる、バランスの取れた都市です。

都市名   特徴            家賃相場(月)  物価   治安   
ダブリン  首都・仕事多数・生活便利   €900〜1,500   高い   やや注意  
ゴールウェイ 音楽と芸術の学生都市     €600〜1,000   普通   良い    
コーク   第二の都市・観光地多数    €700〜1,200   やや高め 良い    

アイルランドのワーホリで事前にするべき準備

アイルランドでワーホリを成功させるためには、出発前の準備がとても大切です。

現地でのトラブルを防ぎ、スムーズに生活を始めるためには、「保険や医療の備え」「通信環境の整備」「パスポート・ビザの取得」など、いくつかのポイントを事前に確認しておく必要があります

特に、アイルランドは日本とは異なる医療制度や通信環境があるため、しっかり情報収集をして準備しておきましょう。以下に各項目ごとに必要な手順とポイントを詳しくまとめました。

医療・保険環境

アイルランドでは、日本のような健康保険制度は利用できないため、ワーホリビザ申請時点で「海外旅行保険」への加入が必須です

現地で病院にかかると診察だけで数千円〜1万円以上かかる場合もあるため、万が一に備えた保険選びはとても重要です。

【準備することと手順】

  1. 海外旅行保険に加入する
  2. 出発日から帰国日までカバーされていることを確認
  3. 通院・入院・手術・救急搬送などに対応している保険を選ぶ
  4. クレジットカード付帯保険は基本的に短期のみのため注意

【必要書類・準備物】

  • 保険証券または契約証明書(英語版もあると便利)
  • 保険会社の連絡先(アイルランド国内からの連絡方法含む)

携帯・通信環境

現地での連絡手段としてスマートフォンは必須です。特に家探しや仕事探しでは電話連絡が多いため、到着後すぐに使える状態にしておきましょう。

【準備することと手順】

  1. SIMフリースマホを用意する
  2. 日本で購入済みのスマホがSIMフリーか確認
  3. 契約中のスマホがSIMロックされている場合は、事前に解除手続きが必要
  4. アイルランドのプリペイドSIMを購入する
  5. 現地空港、街の通信会社ショップ、オンラインで購入可能
  6. 「Three」「Vodafone」「Lycamobile」などが人気で、月額€20前後でデータ・通話つきプランが契約できます。

また日本への連絡手段も確保しておきましょう。LINE、Skype、WhatsAppなどを事前にインストールしておく事が大切です。

パスポート・ビザの申請

アイルランドのワーキングホリデービザは、毎年定員制(例:400人)で実施されるため、申請期間と方法をしっかり確認して早めに準備することが大切です

【パスポート準備の手順】

  1. 有効期限を確認
  2. 渡航予定日から1年以上残っているかをチェック
  3. 未取得の場合は市役所で申請
  4. 必要書類:戸籍謄本、顔写真、本人確認書類、手数料(11,000〜16,000円)

【ワーホリビザ申請の手順(日本国籍の場合)】

  1. 申請期間の確認(例年:11月ごろ開始)
  2. 必要書類の準備
  3. パスポートコピー
  4. 証明写真
  5. 銀行残高証明書(資金証明)
  6. 英文履歴書
  7. 渡航目的に関する簡単な書類など
  8. 申請先(例:アイルランド大使館またはVFS)に提出

アイルランドのワーホリに関するよくある質問

アイルランドでのワーキングホリデーを考えている方の中には、「実際いくら稼げるの?」「倍率って高いの?」「年齢制限は?」など、気になる疑問を持っている方も多いはずです。

ここでは、よく寄せられる4つの質問に対して、実際の制度や現地の様子をもとにわかりやすく解説します。これからアイルランドワーホリを検討する方にとって、安心して一歩を踏み出す手助けになれば幸いです。

アイルランドのワーホリで月いくら稼げる?

アイルランドの最低賃金は2025年現在でおよそ時給€12.70前後となっており、フルタイムで働けた場合、月収は約€1,800〜€2,200(日本円で約30万〜35万円)が目安になります

ただし、最初はパートタイムからのスタートになることが多く、英語力や仕事の種類によって収入は大きく変わります。カフェ、レストラン、ホテルなどの接客業では、時給€11〜€14程度が一般的です。

生活費(家賃・食費など)を差し引いても、うまく働けばある程度の貯金も可能です。ただし、渡航直後は無収入期間も想定して、初期資金の準備はしっかりと行いましょう。

アイルランドのワーホリの倍率は?

アイルランドのワーキングホリデービザは、毎年400名の枠が日本人向けに用意されており、先着順での受付となっています

カナダやオーストラリアのように抽選ではないため、申し込み開始のタイミングで準備ができていれば、高確率で取得が可能です。

申請時期は例年11月頃で、応募者数は年によってばらつきがありますが、数日〜数週間で定員に達することが多いです。

近年は「穴場のワーホリ国」としてアイルランドに注目が集まりつつあり、以前より競争率が上がっている傾向があります

確実に取得するためには、募集開始時にすぐ申請できるよう、事前に必要書類を整えておくのがポイントです。

年齢制限はある?

アイルランドのワーキングホリデーは、日本国籍の方で18歳以上30歳以下が対象です。30歳のうちに申請・取得すれば、実際の渡航が31歳になっても問題はありません。

年齢のカウントは「申請時点」が基準になるため、誕生日が近い方は早めの手続きが安心です。

なお、アイルランドのワーホリ制度は一生に2回まで申請可能という特徴があり、30歳で一度経験し、次回は他国でチャレンジする方もいます。

アイルランドは「35歳までOK」と誤解されることもありますが、これは他国の制度と混同された情報なのでご注意ください。正確には30歳まで(申請時点)となります。

アイルランドのワーホリは仕事が見つからない?

「仕事が見つからない」と感じる人がいる一方で、しっかりと準備して行動すれば仕事に就いている人も多くいます。アイルランドでは、特に英語力が低い場合や滞在期間が短いと、仕事探しが難航する傾向があります

また、求人が集中するダブリンでは競争率が高く、地方都市では求人そのものが少ないという状況もあります。

仕事を見つけるには、履歴書(CV)の準備、現地での直接応募、語学力の向上、現地コミュニティの活用がカギとなります。特に最初の1〜2ヶ月は収入がないことを前提に動くことが大切です。

「稼ぐ」というよりも、「英語と実践を通じた経験を得る」ことを意識すると、結果的に良い仕事に出会える可能性が高まります。

まとめ

アイルランドのワーキングホリデーは、語学力を本気で伸ばしたい方や、ヨーロッパの穏やかな暮らしを体験したい方にとって非常に魅力的な制度です

日本人が比較的少ないため、自然と英語漬けの生活ができることに加え、街の人々の温かさや治安の良さが、初めての海外生活でも安心感を与えてくれます。

仕事や滞在先の選び方、語学学校の活用方法など、計画的に動くことでより充実したワーホリ生活を実現できます。

ダブリンやゴールウェイ、コークといった人気都市にはそれぞれ異なる魅力があり、自分に合った場所を見つけるのもワーホリの楽しさのひとつです

しっかり準備をすれば、アイルランドでのワーホリは「人生を変える経験」になるかもしれません。夢に向かって、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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