マカオでおすすめの観光スポット特集!2泊3日にピッタリのモデルコースから注意点まで紹介

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2025.12.04
マカオ観光でチェックしたいスポットをご紹介

マカオと聞いて、すぐにカジノを思い浮かべる方も多いかも知れません。東洋のラスベガスとも称されるマカオには、煌びやかなカジノリゾートが立ち並び、世界中から観光客が足を運びますカジノ以外にも、マカオタワーや聖ポール天主堂跡といった世界遺産などの建築物も数多くあり、見どころは満載です。

今回は、マカオ旅行を計画する際に役立てていただきたい基礎情報やおすすめ観光スポット、モデルコースをご紹介していきます。マカオ旅行がはじめての方も、リピーターの方も、このエリアの魅力をぜひチェックしてください。

目次

マカオってどんな場所?

マカオってどんな場所

マカオは正式名称を「中華人民共和国マカオ特別行政区」と言い、香港の隣に位置しています。2つの島からなり、面積は32.9平方キロメートルで、東京都の60分の1ほどの大きさしかありません。時差があり、日本よりも1時間遅れています。

東洋のラスベガスと言われるほどカジノが盛んで、日々多くの観光客を楽しませています。

アクセス 飛行機で5〜6時間(直行便あり)
物価 やや高め
治安 安定している
時差 1時間日本よりも遅れている
ベストシーズン 春(3月〜5月)、秋(9月〜11月)

マカオの物価

マカオの物価は、日本よりもやや高めです。特にホテルの宿泊代やレストラン代は高い傾向にあります。

予算があまりないという方はホテルのランクを下げたり、観光客向けのレストランではなくローカルな食堂で食事をしたり、旅費を抑える工夫をしてみましょう。

商品 値段
ミネラルウォーター(500ml) 約150円
観光客向けのレストラン(ランチ) 1,500~2,000円
ローカルな食堂 約1,000円
宿泊代(スタンダード) 15,000~20,000円
宿泊代(ラグジュアリー) 30,000~50,000円

マカオ観光に必要な費用

マカオ旅行にかかる費用をご紹介します。2泊3日の旅行を想定して、項目とその費用を明記しました。

2泊3日のマカオ旅行でかかる費用の総額は約180,000〜です旅行シーズンによっても異なりますが、航空券代が往復で約10万円かかるでしょう。宿泊代はスタンダードクラスのホテルなら30,000円〜40,000円で済みますが、ラグジュアリーやハイエンドクラスのホテルに宿泊すると倍以上の値段になります。

食費は約30,000円、交通費は約3,000円、海外旅行保険・通信費は約5,000円ほど。ツアーに参加するのなら、費用の総額をハッキリさせるためにも、日本国内から予約を済ませておくことをおすすめします。ほかにもお土産代や観光スポットの入場料も別途必要です。

項目 費用
航空券 約10万円
宿泊費 ※スタンダード 30,000円~40,000円
食費 約30,000円
交通費 約3,000円
ツアー代 10,000円~
海外旅行保険・通信費 約5,000円

マカオ観光の治安

マカオの治安は比較的安定しています。外務省が公開している「海外安全ホームページ」には「マカオの治安状況は安定しており、各種犯罪発生率も低く抑えられています。」との情報が載せられています。2025年10月現在、危険情報も出されていません。

しかしマカオのカジノや飲食店などでは置き引きが発生しています。不当な料金を請求する違法タクシーもいるため、注意しましょう。そのほかに、夜間に一人歩きをしない、所持品を体から離さないなど、旅先で被害に遭わないための行動を心がけてください。

マカオへのアクセス方法

マカオにはマカオ国際空港があります。日本からは5〜6時間程でアクセスでき、成田国際空港や関西国際空港からは直行便が就航しています空路でアクセスする場合、香港国際空港を利用する方法もおすすめです。香港国際空港からはフェリーやシャトルバスサービスを利用して、マカオを目指します。

香港のフェリーターミナルから到着ターミナルまでは約1時間。海上からの景色を楽しみながらマカオへ向かうのも、旅の醍醐味です。シャトルバスサービスの所要時間は40〜50分ほど。

マカオのベストシーズン

シーズン おすすめの観光地
タイパビレッジ
ロウ・リム・イオック庭園
澳門大熊猫館
マカオタワー展望台

マカオのベストシーズンは、春(3月〜5月)、秋(9月〜11月)です。どちらの季節も過ごしやすい気候が続くので、快適な旅ができます。

1年を通して温暖な気候のため、冬でも街歩きを楽しめるのも魅力です。夏は気温が上がり、30°Cを超える日もあります。台風の影響を受ける場合もあるので、旅行前には天気予報のチェックが欠かせません。

初めてのマカオ観光におすすめ!外せない人気観光地

初めてのマカオ観光におすすめ!外せない人気観光地

ここからは、初めてのマカオ観光におすすめの外せない人気観光地をご紹介します

マカオ旅行がはじめてという方は、ぜひ足を運んでみてください。

マカオの街を一望!「マカオタワー」

出典:HowTravel

マカオタワーは、360°パノラマビューを楽しめる人気観光スポットです

頂上からは、マカオ諸島から横琴、珠海、中国本土までを見渡せます。タワー最上階にはレストランがあり、高級中華料理やビュッフェを楽しむことも。コーヒーや軽食をのあるカフェもあります。マカオタワーでの特別なひと時を楽しんでください。

基本情報

住所 澳門觀光塔前地
アクセス マカオフェリーターミナルより約15分
営業時間 平日 10:00~19:00
休日 10:00~20:00
料金 大人:208パタカ
子供(3~11歳)/シニア(65歳以上):138パタカ
休業日 年中無休

マカオ最大級のカジノで刺激的な夜を過ごす「ウィン・マカオ」

出典:Tripadvisor

ウィン・マカオは、レストランやカジュアルダイニング、カジノ、スパ&サロン、有名インターナショナルブランドが並ぶショッピング街が揃ったリゾートホテルです

ウィンタワーとアンコールタワーという2つのホテルタワーからなり、全室スイートルームなのも特徴。最大級の広さを誇るカジノを訪れて、マカオでの刺激的なアクティビティを体験してみてはいかがですか?

基本情報

住所 マカオR. Cidade de Sintra, MO Rua Cidade de Sintra NAPE
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 チェックイン時間: 15:00
チェックアウト時間: 12:00

世界最大級のカジノリゾート「ザ・ヴェネチアン・マカオ」

出典:JTB

ザ・ヴェネチアン・マカオは、世界最大級のカジノリゾートです。施設内にはヴェネツィア風の運河があり、ゴンドラに乗って優雅なひと時を楽しめます。

施設内にはカジノのほかにショッピングモールやレストラン、ショーやコンサートを楽しめるエンターテインメント施設も。旅費に余裕のある方は、宿泊をして、優雅な滞在を満喫するのもおすすめです。

基本情報

住所 s/n Estrada da Baia de Nossa Senhora da Esperanca, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約10分
営業時間 チェックイン時間: 15:00
チェックアウト時間: 11:00

カジノもショッピングも楽しめる「スタジオ・シティ」

出典:楽天トラベル

ラグジュアリーホテルのスタジオ・シティでは、カジノやジム、プールが楽しめます。マカオで唯一の屋内ウォーターパークを備えており、子どもがいる家族旅行を計画している方にもぴったりです。

ショッピングモールやレストランなどが施設内に揃っているので、ホテルを出なくてもマカオでの休暇を満喫できます。お土産を探したり、レストランで食事を取ったり、思い思いの過ごし方をしてください。

基本情報

住所 Estr. do Istmo, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 チェックイン時間: 15:00
チェックアウト時間: 11:00

迫力の水上ショーは必見!「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」

出典:KKday Blog

ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーターでは、迫力の水上ショーが楽しめます。ハラハラドキドキのエンターテインメントを体験しましょう。

ショーを見るためには座席指定のチケットを購入します。前方の席を選ぶとたくさんの水がかかるので、レインコートとタオルを持参すると安心です。

基本情報

住所 City of Dreams, Estr. do Istmo, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約5分
営業時間 開演時間によって異なる
料金 グランド: 1,098パタカ
プレミアム: 1,298パタカ
ゴールデンサークル1: 1,598パタカ
休業日 不定期

歩くだけでも楽しい「タイパビレッジ」

出典:Thumb Sprain

タイパビレッジは、ヨーロッパ風の街並みがかわいらしいノスタルジックな観光地です。ローカルグルメを味わったり、マカオのお土産を探したりするのにおすすめ。写真映えする風景が広がっているので、記念写真も残しておきましょう。

カジノのイメージが濃いマカオの、違った一面を見てみたいという方にぜひ訪れていただきたいです。

基本情報

住所 R. Gov. Tamagnini Barbosa, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約10分
営業時間 24時間

ペパーミントグリーンの外壁が目を引く「タイパ・ハウス・ミュージアム」

出典:マカオナビ

タイパ・ハウス・ミュージアムの魅力は、ポルトガル建築様式です。1921年に建てられたこれらの5軒の家を眺めながら、マカオの歴史に思いをはせてはいかがですか?

ペパーミントグリーンの外壁は、まるで絵画のような美しさです。ぜひ写真におさめましょう。館内は入場無料なので、気軽に足を運べるのも人気のポイント。事前予約制のガイドツアーも実施中です。

基本情報

住所 Estr. de Cacilhas, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約5分
営業時間 10:00~19:00
料金 無料
休業日 月曜日

タイパ島の歴史を学ぶ「タイパ・コロアン歴史博物館」

出典:マカオナビ

水色の外観が印象的なタイパ・コロアン歴史博物館では、タイパ島の歴史を学べます博物館の1階では村や宗教文化の発展に関する展示を、2階には旧市議会の歴史や昔の農業、手工芸品など異なるテーマを扱っており、意見の価値ありです。

入場は無料。営業時間は10:00〜18:00、休館日は月曜日です。

基本情報

住所 R. Correia da Silva, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約10分
営業時間 10:00~18:00
料金 無料
休業日 月曜日

ジャイアントパンダを観察できる「澳門大熊猫館」

出典:Tripadvisor

澳門大熊猫館では、ジャイアントパンダの展示・飼育施設を行っています。可愛らしいパンダの様子を観察しに行ってはいかがでしょうか?

ジャイアントパンダ以外にも、レッサーパンダといったほかの動物も見られます。澳門大熊猫館内をのんびりとお散歩するのもおすすめ。施設内を回ったら、パンダモチーフが愛らしいバッグや衣類などのお土産も一緒に購入しましょう。

基本情報

住所 Estr. de Seac Pai Van, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約10分
営業時間 10時00分~13時00分
14時00分~17時00分
料金 無料
休業日 月曜日

マカオの歴史を感じる!街歩きで訪れたい歴史スポット

マカオの歴史を感じる!街歩きで訪れたい歴史スポット

マカオを訪れたら、歴史を感じられる観光地にも足を運んでみましょう。さっそくおすすめの歴史スポットをご紹介していきます

マカオ観光の中心地!「セナド広場」

出典:マカオナビ

セナド広場は、パステルカラーの建築物が立ち並ぶ小さな広場です。SNS映えするおしゃれな記念写真を撮りたい!という方は、ぜひ訪れてみてください。

セナド広場はマカオ観光の中心地とも言われ、近くにはシンボル聖ポール天主堂跡といった観光スポットも。マカオを訪れたら、立ち寄っておきたいスポットのひとつです。

基本情報

住所 Senado Square, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 24時間

多くの工芸品が収蔵されている「聖ドミニコ教会」

出典:Tripadvisor

聖ドミニコ教会には、17世紀から19世紀にかけて作られたおよそ300点の工芸品が収蔵されています。そのなかでも絵画の「聖アウグスティヌス」は、歴史的価値が高く、マカオを訪れたら見ておきたい美術品のひとつです。黄色いファサードも印象的。

教会内は無料で見学できます。開館時間は10:00〜18:00、毎週水曜日はお休みです。

基本情報

住所 Largo de São Domingos, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 10:00~18:00
料金 無料
休業日 水曜日

マカオを代表する世界遺産「聖ポール天主堂跡」

出典:世界遺産マニア

聖ポール天主堂跡は、火事によって崩壊した聖母教会と教会の隣に建てられた聖ポール大学跡です。聖ポール天主堂跡の正面の壁は、マカオのシンボルとしても知られており、街の祭壇のような存在となっているそう。世界遺産にも登録されています。

入場料は無料、見学の際は9:00〜18:00内に訪れてください。

基本情報

住所 Calcada de São Paulo, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約20分
営業時間 9:00~18:00
料金 無料
休業日 年中無休

丘の上に立つ世界遺産「ギア要塞」

出典:Tripadvisor

要塞内にあるギア教会は、1622 年から1638年にかけて築かれたものです。世界遺産に登録されています。また敷地内にはギア灯台が建てられており、1865年に中国沿岸初の近代的灯台として建てられました。

教会と灯台、そしてギア要塞はマカオのシンボル的存在です。ギア要塞のあるスポットからはマカオの街並みを一望できます。

基本情報

住所 Guia Hill & Cable Car, Guia Lighthouse, Macau, Estr. do Eng. Trigo, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約20分
営業時間 10:00~17:00
料金 無料
休業日 年中無休

マカオ最古の寺院「媽閣廟(まこうみゅう)」

出典:HowTravel

媽閣廟(まこうみゅう)は、マカオ最古の寺院です。1488 年に建造されました。日本の寺院とは異なり、中国文化を感じられる施設です。

カオの歴史を感じられる施設に、ぜひ足を運んでみてください。世界遺産にも登録されています。入場料は無料、見学する際は7:00~18:00内に訪れましょう。

基本情報

住所 Barra Square
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 7:00~18:00
料金 無料
休業日 年中無休

世界遺産に登録された美しい教会「聖ロレンソ教会」

出典:マカオナビ

16世紀中頃にイエズス会によって建てられました。以前は南湾の水辺にありましたが、1846年に再建されています。

マカオで最も古い教会の一つとして知られています。新古典様式の造りのなかに、バロック調の装飾を感じられる世界遺産です。祈りを捧げる場であるため、見学や写真撮影の際には配慮を忘れないようにしましょう。

基本情報

住所 R. de São Lourenço, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 7:00~18:00
料金 無料
休業日 年中無休

美しく落ち着いた雰囲気の漂う「聖フランシスコ・ザビエル教会」

出典:マカオナビ

聖フランシスコ・ザビエル教会は、1928年に建てられた教会です。正面から見た外壁はクリーム色と白。楕円形の窓と鐘楼が備わっています。

いまも多くの人々が、特に日本人のキリスト教徒たちがこの教会に足を運んでいます。入場料は無料、見学を希望する方は9:30~17:30内に訪れてください。

基本情報

住所 4H82+PHJ, R. do Caetano, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 9:30~17:30
料金 無料
休業日 年中無休

巨大な要塞の跡「モンテの砦」

出典:HowTravel

1617年から1626年にかけて築かれた、マカオで最強の防御施設です。砦には大砲、軍部宿舎、井戸があるほか、かつては、2年間の攻撃に耐えられるようにと兵器工場や貯蔵庫もありました。

砲台が並ぶ高台は公園になっており、マカオの街並みを一望することも。マカオの歴史を学びたいという方におすすめの世界遺産です。

基本情報

住所 22 Calcada das Verdades, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約20分
営業時間 7:00~19:00
料金 無料
休業日 年中無休

静かな中国式の庭園「ロウ・リム・イオック庭園」

出典:マカオナビ

ロウ・リム・イオック庭園では、美しい蓮の花を鑑賞できます。蓮はマカオの人々を象徴する花としても知られています。蓮の開花時期は6月〜8月ですので、旅行の予定と照らし合わせてみてください。

入場無料なので、気軽に来園できるのも人気のポイントです。庭園を楽しみながら、散歩してみましょう。

基本情報

住所 10 Estr. de Adolfo Loureiro, マカオ
アクセス マカオ国際空港より車で約15分
営業時間 6:00~24:00
料金 無料
休業日 年中無休

王道をぎゅっと凝縮!マカオ観光2泊3日モデルコース

マカオ観光2泊3日モデルコース

2泊3日のマカオ観光を計画している方に向けて、王道のモデルコースをご紹介しますおすすめスポットを全部回って、余すことなくマカオを堪能しましょう。

1日目:歴史を感じる街歩き

観光1日目は、マカオの歴史を感じながら街歩きを楽しみましょう朝の便でマカオに到着したら、一ヵ所目の観光スポットへ向けてさっそく出発です。

10:00 マカオ到着 → ホテルへ移動・チェックイン

出典:フォートラベル

マカオ国際空港に到着したら、まずはホテルへ移動しましょう。空港からはタクシーやホテルのシャトルバスを利用するのが便利です。

マカオ国際空港から市内までのタクシー料金はMOP60〜MOP90(約900〜1,350円)程度で、所要時間は約10〜20分です。一方で、ホテルの無料シャトルバスを利用する場合は料金が発生しません

チェックインし、荷物を部屋に置いたら、さっそく観光スポット巡りへと出掛けます。

11:30 セナド広場を散策

出典:マカオナビ

まずはセナド広場へと出かけましょうセナド広場はマカオ観光の中心地として知られ、訪れる人々を魅了するスポットです。広場の中央には噴水があり、周囲にはポルトガル風の石畳とパステルカラーの建物が立ち並び、異国情緒あふれる雰囲気があります。

さらに、セナド広場はユネスコの世界遺産にも登録されており、古い建物を見ながら楽しく散歩できます。地元のカフェやお土産屋も多いため、マカオに到着してから一息つくのにおすすめです。

パステルカラーの建築物が立ち並ぶ小さな広場で、SNS映えする写真を撮るのもおすすめ。ランチも一緒に済ませます。

12:30 聖ドミニコ教会・聖ポール天主堂跡

出典:マカオナビ

続いては徒歩圏内にある聖ドミニコ教会・聖ポール天主堂跡を訪れます聖ドミニコ教会は1587年に建てられたバロック様式(16世紀後半から18世紀初頭にかけてヨーロッパに広まった豪華な様式)の美しい教会で、鮮やかな黄色の外観が特徴です。教会内にはキリスト教の芸術品を展示する博物館も併設されており、無料で見学できます。

一方、聖ポール天主堂跡はマカオの象徴となる建物でかつて、アジア最大の教会でした。1835年の火災でほとんどが焼失しましたが、雄大な外観が今も残っています。聖ポール天主堂跡は、東西文化の融合を象徴する美しい彫刻が施されています。

美しい建築物を眺めながら、マカオが辿った歴史を感じてみてください。

14:00 モンテの砦から街並みを一望

出典:マカオナビ

聖ドミニコ教会・聖ポール天主堂跡から徒歩10分ほどで、高台にあるモンテの砦まで移動できます1617年から1626年にかけてイエズス会によって築かれたモンテの砦は、かつてマカオ防衛の要所として機能していました。現在では歴史的な価値だけでなく、素晴らしい景色を楽しむための絶好スポットとしても知られています。

砦の頂上からは、マカオ半島やタイパ島・コタイ地区の美しい街並みを一望できます。特に夕暮れ時にはマカオタワーやカジノの華やかな夜景が広がり、訪れる人々は魅了されるのです。マカオの街並みを一望できるスポットなので、ぜひ訪れておきたい観光地のひとつです。

15:00 ロウ・リム・イオック庭園で中国風庭園を散策

出典:マカオナビ

10分ほど歩くと、中国風庭園が美しいロウ・リム・イオック庭園へと着きます。ロウ・リム・イオック庭園は19世紀末に中国の富豪によって造られ、蘇州の名園を模した美しい中国風庭園です。

特に庭園のシンボルである「九曲橋」は悪霊を避けるために曲がった形状をしており、フォトスポットとしても有名です。庭園は入場無料で営業時間も長いため、気軽に訪れられます。

庭園内に咲く蓮の花はマカオの人々を象徴する存在。6〜7月の蓮の開花時期には、ぜひ足を運んでみましょう。

16:30 媽閣廟で参拝

出典:HowTravel

車で15分ほど移動し、媽閣廟(マーコミュウ)を訪れます媽閣廟はマカオの地名の由来とも言われており、ポルトガル人が初めてマカオに上陸した際に、この寺院の名前を聞いて「マカオ」と名付けたとされています。旅行者は、ここで厄払いや夫婦円満などのお祈りをすることが可能です。また寺院の周りには美しい景観が広がり、特にバラ広場からの眺めは絶景

マカオ最古の寺院であり世界遺産にも登録されているので、一見の価値ありです。

18:00 タイパビレッジ

出典:マカオナビ

媽閣廟を離れ、マカオ国際空港の方面へと向かうと、タイパビレッジがあります。タイパビレッジは、マカオの魅力を存分に感じられるエリアです。

ポルトガルの影響を色濃く受けたこの村はカラフルなコロニアル建築が並ぶ石畳の道が特徴で、散策するだけで情緒を感じられます。特に官也街(カンヤガイ)は食べ歩きで人気なスポットで、地元の名物であるエッグタルトやポルトガル料理を楽しむことが可能です。ヨーロッパ風の街並みがかわいらしい観光地でゆっくりと夜ご飯を満喫し、すてきな1日を締めくくりましょう。

2日目:絶景とエンタメを満喫

観光2日目は、マカオタワーからの絶景を堪能しますまたマカオならではのエンタメを満喫して、旅の思い出を作りましょう。

10:00 マカオタワー展望台

出典:HowTravel

ホテル周辺で朝ごはんを済ませたら、マカオの街を一望できるマカオタワー展望台へ向かいます。高さ223メートルの展望台からはマカオ半島やタイパ島、さらには珠海の海岸線まで広範囲の景色を一度に楽しめます。晴れた日には遠くの香港まで見渡せることもあり、その美しさに魅了される人は少なくありません

展望台へのアクセスは非常にスムーズで、ガラス張りのエレベーターで60秒ほどで到着します。展望台にはガラスの床があり、下を覗き込むとまるで空中に浮いているかのような感覚を味わえます。ただし、高所恐怖症の方には刺激的すぎるためご注意をマカオの街を一望したら、さっそく2日目も観光地巡りに出掛けましょう!

11:00 タワー周辺でランチ

出典:フォートラベル

マカオタワー展望台周辺でランチを済ませましょう特におすすめなのが「Mesa By José Avillez」です。新鮮なシーフードや伝統的なポルトガル料理が楽しむことができ、デートや特別な日の食事にもぴったりです。

また、マカオタワーの0階に位置する「360°カフェ」も新鮮なシーフードや中華料理・ポルトガル料理など多国籍な料理が揃い、異文化の食事を存分に楽しめます。

マカオタワー内にもレストランやカフェがあるので、好きなお店をチョイスしてください。

12:30 スタジオ・シティ

出典:agoda

車で10分ほど移動し、スタジオ・シティへ向かいます。このエンターテインメントリゾートはハリウッドをテーマにしたユニークな施設で、2015年にオープンしました。

施設内にはカジノ・レストラン・ショッピングモール・家族向けのアトラクションが充実しており、老若男女が楽しめる環境です。特に「スタジオ・シティ・ウォーターパーク」は屋内外のアトラクションが揃い、家族連れに人気です。

また、映画館やアミューズメント施設もありマカオ旅行の一番の思い出になる可能性も。スタジオ・シティはほかに衣料品、靴、高級時計、アクセサリーを購入できるショップもあります。

14:30 ザ・ヴェネチアン・マカオでゴンドラ体験&ショッピング

出典:フォートラベル

スタジオ・シティからほど近い距離にあるザ・ヴェネチアン・マカオでゴンドラ体験とショッピングを楽しみましょう。この観光地はイタリアの水の都ヴェネチアを模したデザインで、館内には運河が流れ、実際のゴンドラが行き交います。

訪れる人々は優雅なゴンドラに乗り込み、船頭の歌声を聞きながら、まるで本物のヴェネチアにいるかのような体験を楽しめます。

ゴンドラライドは通常のゴンドラと歌を歌ってくれるプレミアムゴンドラの2種類があり、楽しくゴンドラに乗りたい方はプレミアムゴンドラがおすすめです。ラグジュアリーな体験を満喫してください。

19:00 「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」観劇

出典:MELCO

15分ほど歩くと、水上ショーを楽しめるザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーターがありますこのショーは圧巻の水の演出とアクロバティックなパフォーマンスが融合しており、訪れる観客を魅了します。実際に、約370万ガロン(プール約6個分)の大量の水を使用しており、ダイナミックな噴水やリフトを駆使した演出が特徴的です。

ストーリー性もあり視覚的な美しさだけでなく、感情を揺さぶるショーになっています。特に飛び込みや空中でのパフォーマンスは、興奮する観客が多いです。あらかじめチケットを購入しておき、大迫力のショーを堪能しましょう

21:00 ウィン・マカオで噴水ショー観賞

出典:マカオナビ

ウィン・マカオでの噴水ショーは、音楽と光に合わせて舞い上がる美しい噴水と水のバレエを楽しむことが可能です。毎日、昼から夜にかけて定期的に行われるこのショーは無料で観覧できるため、手ごろな観光スポットでもあります。

噴水ショーは色とりどりのライトと音楽が融合し、幻想的な雰囲気を醸し出しています。特に夜のショーは周囲の景色と相まって、ロマンチックな体験が可能

観客はショーを見ながらゴンドラに乗ることもでき、華やかな噴水を見ながら湖の上を滑るという特別な思い出ができます2日目の夜を穏やかに過ごすのにピッタリなスポットです。

3日目:出発前のひととき

観光3日目は、出国前のひとときを堪能しますサクッと巡れる観光地に足を運んだら、帰国の途に就きます。

08:30 ギア要塞を見学し、マカオの街を一望

出典:フォートラベル

マカオの歴史を感じられるスポット、ギア要塞を見学しますギア要塞はポルトガルが海賊や敵からマカオを守るために築いたもので、現在はユネスコの世界遺産にも登録されているほどです。要塞内にはギア教会とギア灯台があり、特に教会の内部には美しいフレスコ画が描かれています。

これらの建物は東西文化の融合を象徴する貴重な存在です。訪れる際は坂道を上る必要がありますが、その分得られる絶景は格別です。

ギア要塞は公園内にあり、マカオの街を一望できる観光地です。ゆったりとした時間を過ごしましょう。

12:00 チェックアウト → 市内で軽食やショッピング

ホテルをチェックアウトしたら、搭乗の時間まで、市内でショッピングを楽しみましょう

特にセナド広場周辺は、地元の名物やお土産を探せるおすすめスポットです。セナド広場ではポルトガル風の「エッグタルト」や、ジューシーな「ポークチョップバーガー」などマカオならではのグルメを味わえます。

さらに周辺にはお土産屋や雑貨店も多く、ショッピングを楽しむことが可能です。最終日は軽食やショッピングを通じて、マカオの魅力を再確認しながら、素敵な思い出を作ることを忘れずに。お土産のチェックリストを作っておくと、買い忘れを防止できます。

14:00 空港へ移動・マカオ出発

出典:フォートラベル

マカオ国際空港へ移動し、搭乗手続きをしましょうマカオ国際空港へは、ホテルからタクシーやシャトルバスを利用するのが便利です。万が一、シャトルバスに乗り遅れたとしても、タクシーで約15分で到着するためご安心ください。

空港に到着したら、まずはチェックインを済ませ手荷物検査を受けます。出発までの時間を利用して、空港だけのお土産や軽食を楽しむのもよいでしょう。

マカオを出発して、帰国の途へとつきます。フライト中はマカオで撮った写真などを眺めて、旅の思い出を振り返るのも◎

マカオの観光に関するよくある質問

マカオを観光する際に旅行者が感じやすい疑問をまとめました。ここを読むことでマカオ旅行に関するほとんどの疑問が払拭するため、ご覧ください。

マカオで使える通貨は何ですか?

マカオで使える法定通貨はマカオ・パタカ(MOP)です。また香港ドル(HKD)も広く流通しており、ほとんどの場所でパタカと同じように利用できる傾向があります。

しかし、パタカは香港では使用できない・香港ドルで支払うとお釣りはパタカで戻ってくることが多いため、マカオ・パタカを使い切らないように、意識するのが無難です。

初めてマカオに行くのですが、どこを観光すればいいですか?

マカオを訪れる際に、おすすめの場所は以下のとおりです。

  • セナド広場
  • マカオタワー
  • ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター
  • モンテの砦

セナド広場は世界遺産の中心地で、周辺には聖ポール天主堂跡など主要観光地が徒歩圏内にあるため、マカオの歴史と文化を効率よく巡回できます。また、マカオタワーは世界最高峰のバンジージャンプを始めとしたアクティビティも充実し、マカオの全景を一望できる絶景スポットです。

マカオでおすすめのグルメは何ですか?

マカオのおすすめグルメとして、エッグタルト・アフリカンチキン・ポークチョップバーガーなどのポルトガル料理の影響を受けたものがあります。その他にも、咖哩蟹(カレーカニ)やダックライス、デザートではセラドゥーラなど独特の食文化が生み出した料理もあります。

異文化の料理が充実しているため、マカオ旅行に訪れた際は様々な料理を堪能しましょう。

マカオ旅行での現金はどのくらい必要ですか?

マカオ旅行で必要な現金は、食事やお土産代などを考慮すると1日あたり5,000~1万円程度が一般的です。ただし、カジノをしっかりプレイしたい場合は別途5~10万円程度用意しておきましょう。

現金およびレジットカードが利用できない場面もあるため、キャッシュレス決済も準備しておくと安心です。

マカオの公用語は何ですか?

マカオの公用語は広東語(中国語の方言)とポルトガル語です。 ただし実際の生活で広く話されている言語は広東語であり、85%以上の住民がこの言語を話しています。

ポルトガル語は法律や行政文書での使用が義務付けられていますが、実際にポルトガル語を母国語とする人は非常に少なく、全体の約2〜3%というデータもあります。

まとめ

マカオ旅行でおすすめの観光スポットや2泊3日のモデルコースをご紹介しました。マカオの面積は東京都のおよそ60分の1しかないため、短期間でもたくさんの観光地を巡れます2泊3日の旅行でも、マカオを十分に堪能できますよ。

マカオにはカジノなどの煌びやかな施設のほかに、歴史を感じられる観光スポットが多く点在しています。世界遺産巡りをするなど、思い思いの過ごし方を計画してみてくださいね。

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2025.12.15
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2025.12.15
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