マレーシアで味わいたい4大料理はこれ!料理の種類別に食べるべきグルメをすべてご紹介
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東南アジアに位置するマレーシアは、マレー半島とボルネオ島北部にまたがる他民族国家で、マレー系・中華系・インド系民族が共存しています。
ヨーロッパ各国による植民地支配を経て1957年に独立した歴史を持ち、多様な宗教や文化が共存しているのが特徴です。イスラム教を中心に仏教、ヒンドゥー教の影響は、建築や音楽だけでなく日々の食文化にも色濃く表れています。
そんな背景から生まれたマレーシアのグルメは、スパイスが香る料理やココナッツミルクを使った濃厚な味わいなど、バラエティ豊かです。今回は、そんなマレーシアならではの多彩なグルメをご紹介します。
目次
マレーシアグルメの特徴
マレーシア料理は、マレー系と中華系そしてインド系が共存した多民族国家ならではの、バラエティ豊かな料理が多く存在します。
唐辛子やターメリック、レモングラスなどの香辛料やハーブをふんだんに使用し、サンバル(唐辛子ペースト)やココナッツミルクなどで味に深みを加えています。甘味・辛味・酸味の調和がとれた独特で豊かな味わいも魅力です。
安価な値段で美味しい料理が気軽に食べられる屋台文化が発達しており、本格的な多国籍の料理を楽しむことができると、旅行者からも人気です。多種多様な文化が融合し、香り高く奥深いのにリーズナブルに味わえるグルメがマレーシア料理の特徴といえます。
マレーシア四大料理とは
多国籍の民族が共存するマレーシアには、多様性に富んだ料理が存在します。
その中でも代表的なのが四大料理で、それぞれの文化によって食べ物に個性と調理法、風味などに特徴があります。ぜひ食べ比べるなどして、食の多様性の魅力を存分に味わってみてください。
マレー料理
マレー系の住民の伝統料理で、サンバル(唐辛子ペースト)とココナッツミルクを多用します。
香り高いスパイスやハーブも多く使い、まろやかでスパイシーな味わいが特徴です。イスラム教徒のため豚肉は使用されません。代表料理は「ナシレマ」や「ルンダン」などです。
中華料理
中国系の住民がルーツとなった料理で、炒め物や麺類、点心などが中心です。広東、福建、潮州、海南などの中国の各地方料理をベースに、マレーシアならではの現地食材や調味料を取り入れてアレンジされているのが特徴です。
代表的なものとしては、「ホッケンミー」や「チキンライス」、「バクテー」などがあります。
インド料理
主に南インドのタミル系を中心とする民族の影響を受けた料理で、カレー、スパイス、豆料理などが豊富です。
「ロティチャナイ」や「バナナリーフセット」などが定番です。ベジタリアン向けの料理も多く、香り高くスパイシーさが特徴です。
ニョニャ料理
中国系(主に福建省)の移民とマレー系の女性の間に生まれた「プラナカン」の文化による料理です。タイ、インドネシア、インド、そしてヨーロッパの影響も受けており、究極の多国籍料理です。
中華料理に使用される湯葉、筍、豆腐、干し椎茸に、醤油や豆鼓など発酵調味料などに、マレー半島で自生するココナッツやハーブをミックスさせた独特の味わいです。「オタ・オタ」や「パイ・ティー、「アヤム・ポンテ」などがあります。
マレーシアの「麺・鍋」グルメ4選
マレーシアで食べられる美味しい麺と鍋のグルメの4選をご紹介します。
マレーシアは、米文化が盛んな国ですが、小麦を使った麺料理も多く存在します。日本人にお馴染みな味付けから、スパイスを効かせたものなど幅広い麺料理が存在します。
常夏の国マレーシアですが、意外に鍋料理も人気です。寄せ鍋に似た料理で日本人の口にも合うこと請け合いです。ピリ辛の鍋を家族や知人で囲んで汗をかきながらわいわいと食せば、爽やかになること請け合いです。
ラクサ
出典:オハヨーツーリズム
マレーシアを代表する料理のLaksa(ラクサ)は、複数のスパイスを使って作る麺料理です。ラクサの起源はプラナカンにあるといわれています。
ラクサには多くの種類があり、地域によって異なります。その代表的なものを紹介します。
カレーラクサ
クアラルンプールやスランゴール州で食べられます。ニンニク、生姜、エシャロット、ターメリック、ガランガル 、レモングラス、唐辛子などで作るスパイスペーストにココナッツミルクを混ぜて作られます。
麺はイエローヌードルのMee(ミー)とお米ベースのビーフンをミックスした2種類の麺(ビーフンミー)を使用します。
ニョニャラクサ
マラッカでの定番のラクサ。香りの決め手はラクサリーフ(ベトナミーズコリアンダー)です。
アッサムラクサ
ペナン島で食べられます。タマリンドアッサムゲルグルという酸味のある素材とレモングラス、フレッシュターメリック 、唐辛子などをブレンドしたスパイスペーストに魚などをスープに加えます。
トーチジンジャーフラワーやラクサリーフなどのハーブで香りづけ、パイナップル、きゅうり、レタス、ミントなどをトッピングします。ヘーコーと呼ばれるシュリンプペーストが添えられているのが定番。アッサムラクサにココナッツミルクを加えるとシャムラクサになります。
ジョホールラクサ
ジョホール州で誕生しました。アッサムゲルグルで酸味付け、濃厚なソースでアッサムラクサに近いがカレーラクサの風味もあります。
トーチジンジャーフラワーやラクサリーフをトッピングし、麺はスパゲティを使用します。
サラワクラクサ
サラワク州が起源とされるラクサです。
エビベースの出汁にココナッツミルクを加えたマイルドなラクサで、茹でてほぐした鶏肉やエビ、錦糸卵などをトッピングに、サンバルブラチャンとカラマンシーを添えて提供されます。麺はビーフンが定番です。
ラクサム
マレーシア東海岸のクランタンやトレンガヌで定番のラクサです。
魚やココナッツミルクを使用した白色のスープベースにトッピングはナシクラブに似たハーブです。麺はライスヌードル。
ミーゴレン
出典:オハヨーツーリズム
マレー語で、ミーは麺、ゴレンは揚げるまたは炒めるの意味なので、ミーゴレンは焼きそばになります。マレー半島に移住した中華系移民がもたらした炒麺で、中華鍋で炒めて作られます。
ミーゴレンは、具なしのシンプルなものから、揚げ豆腐・さつま揚げ・じゃがいも・卵・鶏肉・魚介類などを加えたものなど様々です。野菜は、もやしや菜心を使用、麺はイエローヌードルと呼ばれる小麦の麺を使うのが定番です。
味付けはスイートソイソース(ケチャップマニス)をメインに、チリソースやサンバルを加え、甘辛い味つけです。オイスターソースやトマトソースを加える場合もあります。
カラマンシー(柑橘系果物)が添えられていることが多く、食べる直前に絞って加えると酸味が加わり美味しくなります。
パンミー
出典:オールアバウト
中華系移民が由来の麺料理です。卵入り小麦麺で板状に麺生地を伸ばしてからカットすることから名づけられ、漢字表記では板麺となります。パンミーは、その麺及び、麺料理の名称です。
麺の形状は細麺、平麺、ちぎり麺など、さまざまな形状があります。スープに麺を入れるタイプと、タレを混ぜて食べるまぜ麺のタイプがあり、具材や味付けによっても様々なものがあります。
イカンビリスと呼ばれる煮干しを出汁や揚げて具材として使用するのが基本で、シイタケ、サユマニスと呼ばれる植物の葉が加えられるのが定番です。屋台で朝食としても食べられます。
スチームボート
出典:CREA
鍋の真ん中から煙突のよう湯気をあげる特製鍋を使って食べるのがスチームボートです。鳥だしのあっさりしたスープで肉、魚介、豆腐、油揚げ、餃子、野菜などの具材を楽しんだあと、麺または卵とじの雑炊で〆るのが一般的です。
具材の中で特徴的なのが、日本のものとは一味違う、ぷりっとした食感の魚のすり身のフィッシュボールです。材料には決まりがなく、チリソースやにんにく醤油などのつけだれが日本の鍋と異なる点です。スープもつけだれもお店によって、異なるので食べ比べてみるのもよいですね。
マレーシアの米・パングルメ4選
マレーシアは、米の自給率が約70%と米グルメが発達し、マレーシアグルメのランキングでも上位に入るものが多くあります。細長い粒のインディカ米が主に使用され、パラッとした口あたりの米がおかずを混ぜて食べるマレーシア人の食習慣に適しています。
サンスクリット語でパンを意味するrotikāという言葉が元になっているRoti(ロティ)は、ヒンディー語のパンを意味するロティカが元になったロティがパンを指します。厳密には膨張剤を使わない無発酵の平たいパンをロティをいいますが、パン全般を指す言葉となっています。
ナシゴレン
ナシは「ご飯」、ゴレンは「炒める」という意味です。マレーシアグルメとしては、一番有名な料理ではないでしょうか?地域やお店(屋台)、家庭によって多種多様なナシ・ゴレンが存在します。
ナシゴレンの具材は様々で、鶏肉、シーフード、牛肉、野菜 などが使用され、トッピングでは卵などがよく使われています。またマレーシアではお馴染みの食材のイカンビリスと呼ばれる煮干しやピーナッツなどが入るのが一般的です。
味付けは、醤油、サンバル(チリペースト)、刻んだ唐辛子、ニンニクなどで、汗をかくマレーシアでは濃いめの味付けとなっています。
ナシゴレンは、目玉焼き、フライドチキン、えびせん、サテーなどのトッピングを選ぶことができます。また、チリを多めや少なめに、野菜多めなどの注文にも応えてくれます。自分好みのナシゴレンを見つけるのも楽しいですね。
地域やお店によって様々な種類があるナシゴレンですので、その代表的なものをご紹介します。
ナシゴレン・ビアサ
シンプルな基本形のナシゴレンです。醤油ベースの味付けで、チリとニンニクで風味が付けられます。
具材は卵、鶏肉、みじん切りの野菜 。トッピングとしてきゅうりのスライスです。追加で目玉焼きを付けることもでき、無料のスープ がつくことが多いです。
ナシゴレン・カンポン
素朴な田舎風のナシゴレン。具材は、イカンビリス、チリ、ニンニク、玉ねぎ。
チリの中でもとっても辛い種類の「チリパディ」が入っていることがあり、ひとかけらで口から火を吹くような辛さです。
ナシゴレン・シーフード
海辺の街で是非食べたいナシゴレン。具材はイカ、エビ、貝類がたっぷりと入ります。多少高価ですが、豪華で見た目も贅沢な一品です。
ナシゴレン・USA
具材名の頭文字をとった名称のナシゴレンです。Uはエビ (Udang)、Sはイカ (Sotong)、Aは鶏肉 (Ayam)の頭文字です。シーフードと肉のコンボで豪華なナシゴレンです。
店によっては、アメリカ風を意識しソーセージやフライドチキンがトッピングされる場合があります。
ナシゴレン・チナ
中華系レストランで「ナシゴレン」と注文すると、豚肉のチャーシューとグリーンピースやにんじんなどが入ってカラフルな見た目で供されます。
マレー系のレストランでは豚肉は使われず、鶏肉などが使われています。
ナシゴレン・パタヤ
ナシゴレンをオムレツのように薄焼き卵で包んだ料理です。中華風の味付けで、卵の上からチリソースをかけて供されます。
ナシゴレン・ナナス
ナナスは、マレー語でパイナップルです。具材に新鮮なパイナップルの角切りが入り、スパイシーながらもパイナップルの甘酸っぱさで華やかな味わいです。
エビや鶏肉がトッピングされていることが多く、ターメリックやカレー粉で着色されることもあります。
ナシレマ
「ナシ」とはマレー語で「ご飯」、「レマッ」はココナッツミルクの意味です。ナシレマは、マレーシアの代表的な朝ご飯で、バナナの葉で三角に包まれたものが一般的です。路上の売店やスーパーマーケット、ガソリンスタンドなどで売られています。
マレーシアの国民食ともいわれ、空港や大都市のレストラン、田舎のどんな街でも食べることができます。ココナッツミルクで炊いた白ご飯に、ピーナッツ、揚げたイカンビリス(煮干し)、サンバル(辛いソース)がトッピングされており、お好みで混ぜ合わせて味の調節をすることができます。
追加トッピングには、目玉焼き、フライドチキン、魚の唐揚げなどがあります。香ばしい揚げ煮干しやピーナッツの香りとサンバルのコクのある辛さが食欲をそそる逸品です。
ロティチャナイ
出典:オハヨーツーリズム
「ロティ」は丸くて平たいパン、「チャナイ」は、つけ汁になる豆カレーのチャンナルまたは、インドのチェンナイという都市名が由来となったといわれています。ロティチャナイは、小麦粉の生地を薄く伸ばして焼いたものに、カレーソースをつけていただくマレーシアの定番朝食です。
パイのような層になっていて、焼きたてはサックサクです。ロティの中でもカレーソースにつけるロティチャナイが一般的な食べ方です。
ロティには、卵入りやチーズ入りなどバリエーションも豊富です。バナナやミロ味などは、子供たちのおやつにも人気です。マレーシア名物の甘いミルクティーの「テ・タレ」と一緒に食べるのがおすすめです。
カヤトースト
トーストに、カヤとよばれるココナッツミルクと卵で作った甘いスプレッドを塗ったものです。カヤは、裕福なという意味で、カスタードクリームのようなリッチな甘みがあります。そこに塩気のあるバターも一緒にサンドして、あまじょっぱい味で供されます。
マレーシア全土で、家庭やお店で朝食からおやつまで、よく食べられている日常食です。お店のカヤトーストは、半熟卵(2個)とコピやテーのセットが定番です。コピとは、ネルドリップでいれる深みのあるローカル珈琲で、甘いカヤトーストによく合います。
カヤトーストを卵やコピ、テーなどにディップして食べるのも定番です。
マレーシアの肉グルメ4選
マレーシアの肉グルメは、スパイスやハーブをふんだんに使った風味豊かな味付けが特徴です。多民族国家らしく、マレー系は豚肉を避けた鶏肉や牛肉を使い、ココナッツミルクや唐辛子、香辛料やハーブを多用しています。
中華系は豚肉も使われ、しょうゆベースの甘辛い味付けとなります。インド系料理ではスパイスを複雑に使用し、タンドリーチキンやマトンカレーなど香り高い料理が並びます。どの料理も香りとコクが深く、ご飯との相性が抜群です。
サテー
サテとは鶏肉、牛肉、豚肉、羊肉、海鮮などを竹串に刺して炭火でこんがり焼いたストリートフードで、こちらもマレーシア料理としては有名です。スパイスや調味料などの特製のソースに漬け込んで焼かれており、甘辛いピーナッツソースをつけて食べます。
サテーは、屋台街(ホーカー)と呼ばれるフードコートや夜市(パサマラム)に店を構えています。サテーには、たいていスライスした生のきゅうり、玉ねぎが添えてあるので、一緒に食べるとあっさりとして何本でも食べられます。
バクテー
バクテーは、中華系マレーシア人(華僑)の料理です。バクテーは中国語表記で肉骨茶と書きます。「肉骨」は、骨付きの豚肉、「茶」は、バクテーと一緒に飲む中国茶を指しています。ウーロン茶や鉄観音茶などのお茶が好まれます。
バクテーには、スープバクテーとドライバクテーの2種類があります。スープバクテーは、醤油ベースのスープで豚肉の各種部位(スペアリブ、ロース、ヒレ、バラ、内臓)を中国漢方と一緒にコトコト煮込み、具材には、椎茸、湯葉、油揚げ、レタスなどがたっぷり入ります。
ドライバクテーは豚肉の各部位とオクラをバクテーエキスやオイスターソースで煮詰めて作られます。唐辛子をたっぷり入れ、ニンニクや干しイカや干しエビなどを入れて煮詰めて作られます。どちらのバクテーも白飯にとても合います。
ビーフレンダン
出典:トラベルjp
ビーフレンダンはアジア版ビーフシチューとも言われるコク深い味でご飯にとても合うお祭りに欠かせない料理です。多様なスパイスやココナッツミルクで長時間煮込み、お肉がごろごろとたっぷり入った濃厚な味の料理です。
レンダンには牛、鶏、羊などがありますが、ビーフレンダンは結婚式やラマダン明けの祭りなどの祝いの席には欠かせない料理です。ターメリックやココナッツミルク味のもち米に合わせます。
カリーカピタン
出典:シンガポールナビ
カピタンカレー。正式にはアヤム・カリー・カピタンと言います。ぶつ切りした骨付きの鶏肉とカットした大根とにんじんを一緒にココナッツベースとスパイスで煮込み、白いご飯と一緒にいただきます。
隠し味にスターフルーツの若い果実や(未成熟な2センチほどの実)と、タマリンドのスライスなどが使われます。酸味が効いたマイルドでピリ辛なココナッツ風味のチキンカレーは、コタラクサマナにある有名店Nyonya Taste Cuisine 娘惹餐館のヒットメニューです。
マレーシアの魚グルメ4選
豊かな海の恵みがあるマレーシアでは魚料理も豊富です。民族ごとの多彩で風味豊かなスタイルが特徴です。
どの料理も香辛料を効かせて新鮮な魚の旨味を活かし、ご飯と合わせて楽しむのが一般的です。
オタオタ
オタオタは、魚のすり身に唐辛子や香辛料、ココナッツミルクなどで味付けし、バナナかパンダンかココナッツの葉で包んで、炭火で蒸し焼きにしたマレーシア版のかまぼこです。
屋台の集まったホーカーズなどで食べられます。ピリ辛なので食べやすく、安価なので是非試してみたい料理です。
ウダン・ルマ・ナナス
パイナップル(ナナス)と海老(ウダン)のココナッツミルク煮込みです。海老のうま味、ココナッツミルクのクリーミーさに、パイナップルのフルーティな酸味が加わって、あまからすっぱい濃厚な味わいです。
レモングラスとターメリックで香り付けされていますがカレーの風味は抑えられています。店によってはトウガラシの辛味がかなり効いているところもあります。ご飯と一緒にいただきます。
サンバルウダン
出典:マレーシアごはん!
新鮮な海老(ウダン)をニョニャ料理の体表的な激辛香辛料のサンバルブラチャンというチリで炒めるマレーシア風のエビチリです。マレーシアではエビは高級食材のため祝いの席のメインディッシュとして供されます。
ニョニャ風のサンバルウダンには、スベリンビングという甘酸っぱい味の果実を使用します。マレー風のエビチリとは一味違う仕上がりです。
フィッシュヘッドカレー
出典:トラベルjp
鯛、ハタ、鮭など大きな魚の頭が具材にどんと入る迫力あるカレーです。オクラ、揚げ、トマトなど具沢山です。大人数で取り分けて食べるカレー鍋のような料理で、レストランで提供されています。
インディカ米に合う汁気の多いカレーで、タマリンド(豆科の甘酸っぱい実)やトマトで酸味とスパイスで暑い気候でも食欲をそそってくれます。
マレーシアの野菜・前菜グルメ2選
フルーツや野菜がふんだんに生産されるマレーシアでは、サラダ風の前菜や甘辛くスパイシーな味付けの野菜料理などクセになる料理がふんだんに存在します。
マレー系や中華系など、地域によって具材やソースが少しずつ異なるのも魅力です。肉や魚を控えたいときや、バランスよく野菜を摂りたいときにぴったりです。
カンコン・ブラチャン
カンコンは空心菜のことで発酵調味料のブラチャン で炒めたマレーシアでも人気の野菜料理です。ブラチャンは、オキアミを塩漬けにし長期間熟成してペーストにし、唐辛子を効かせた調味料でマレーシア料理に欠かせないものです。
カンコン・ブラチャンは家庭でも日常的によく食べられ、食堂、レストラン、屋台街などどこでも手軽に食べることができます。サンバルで炒めたカンコン・サンバルも人気で、どちらも白いごはんによく合います。
パイティー
パイティーは、ニョニャ料理の定番オードブルです。米粉から作られた生地を型に入れて油でカリッと揚げたもので、山高帽に形が似ていることからトップハットとも呼ばれています。
直径3㎝ほどの一口サイズの揚生地のカップに、カブを千切りにして(切り干し大根)甘辛く煮たもの、玉ねぎの素揚げ、錦糸卵、ハーブ、レッドチリ、海老などをつめ、チリソースをたらして食べます。
パリパリの皮の食感と具材の様々な味が口の中で弾けます。オードブルやビールのおつまみにぴったりです。
マレーシアのスイーツグルメ2選
マレーシアのスイーツグルメは、ココナッツミルクや黒糖、パンダンリーフ(東南アジア特有の香り葉)などの素材を使った、甘さと香りが特徴的なものが多く、フルーツをふんだんに使用したのが特徴です。い気候のため、かき氷やゼリー、冷たいココナッツ系デザートなどが豊富です。
また、多民族ならではのバラエティさも魅力で、もち米やタピオカ、豆類を使ったスイーツなども一般的です。見た目もカラフルで個性的なものが多く、屋台や市場で気軽に味わえます。
チェンドル
マレーシア料理の中でも伝統的なニョニャ料理の人気のスイーツで、ココナッツミルクとパームシュガーから作られたグラムラカシロップがかけられた上品な甘さのかき氷です。
具材は、小豆とパンダンの葉から抽出したエキスで色と香りをつけ、緑豆粉で作られる緑色のチェンドルゼリーが定番です。チェンドルのトッピングには、スイートコーンが使われていることもあります
マンゴーロロ
南国マレーシアでは、マンゴーが一年中安く手に入るため、マンゴーをふんだんに使ったかき氷が格安で食べられます。
マンゴーロロは、マンゴーのピューレと果肉がトッピングされた見た目もゴージャスな中華系かき氷です。果物そのものの甘さがかき氷とともに口のなかでとろけます。器の下までしっかりとマンゴーを味わえるので、贅沢な気分が味わえます。
まとめ
マレーシアは、他民族国家のため、バラエティに富んだ多種多様なグルメを楽しめます。屋台文化が発達しているので、マレーシア独特の四大料理のみならず、フルーツやスイーツなども安価な価格で手軽に食べられるのも魅力です。
マレーシアの挨拶に「スダマカン?」というものがありますが、これは「もう食事はした?」という意味ですが、生活の中心に食事が位置づけられていることを意味します。
日本人の口にも合う料理が沢山存在しますので、食文化が花開く現地でしか味わえない本場の味を探しに是非マレーシアを訪ねてみてください。
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