空間と地域資源でつなぐシェアオフィス!株式会社WOOCの環境に優しい空間づくり

株式会社WOOC 広報・太田さんにインタビュー
目次
- introduction
- 株式会社WOOCの事業内容や企業理念について教えてください。
- 「不動産の空室を再生・収益化」の取り組みは、SDGsの貢献とどのようにつながっていますか?
- 地域社会や観光業との連携や、エコツーリズムについての連携において、空室再生事業が果たす役割はなんですか?
- リフォームやリノベーション事業において、エコロジカルな資材の使用や省エネルギー技術の導入など、環境に配慮した取り組みを教えてください。
- 株式会社WOOCのシェアオフィス事業の中で、観光業界に応用可能な取り組みやサービスはありますか?
- エコツーリズムに適した宿泊施設やワークスペースをデザインする場合、「ななめうえ」な視点でどのようなコンセプトを意識していますか?
- SDGsの達成に貢献するために、今後特に取り組みたい目標や達成すべきチャレンジはありますか?
- 株式会社WOOC・会社概要
- 空室からはじまる未来づくり。株式会社WOOCのまとめ
introduction
画像提供元:株式会社WOOC
「空間にVALUE(価値)&DESIGN(デザイン)を」
株式会社WOOCは、「空間再生」を通じて、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。展開するシェアオフィス「BIZcomfort」は、既存の建物を活用し、環境負荷を軽減しながら快適な働く場を提供しています。
元パーティー会場や居酒屋をリノベーションし、地域の特性を活かしたデザインで再生。これにより、建て替えによる産業廃棄物やCO2排出を削減し、環境保全に貢献しています。
今回は、広報担当の太田さんに、株式会社WOOCのについてお話を伺いました。
株式会社WOOCの事業内容や企業理念について教えてください。
画像提供元:株式会社WOOC
太田さん:
株式会社WOOCは「空間にVALUE & DESIGNを!」という企業理念のもと、日本の深刻な社会課題である空き家・空室問題の解決に取り組んでいます。既存の不動産に新たな価値を生み出し、シェアオフィスや賃貸住宅として再生することで、人と社会に貢献することを目指しています。
特にシェアオフィスブランド「BIZcomfort」や「BIZcircle」は、「『はたらく』をもっと自由に快適に!」をコンセプトとして、全国で190拠点以上を展開し、多様な働き方を支援しています。また、環境負荷軽減や地域社会への貢献など、持続可能な未来の実現にも力を注いでいます。
「不動産の空室を再生・収益化」の取り組みは、SDGsの貢献とどのようにつながっていますか?
画像提供元:株式会社WOOC運営
太田さん:
株式会社WOOCのミッション「不動産の空室を再生・収益化」は、3つのSDGsの目標に関連しています。
一つ目の目標11「住み続けられるまちづくりを」に対しては、空室を再生してシェアオフィスとして活用することで、地域の活性化に貢献しています。住宅地やベッドタウンでのシェアオフィス展開により、近隣のコミュニティで働ける環境を提供しています。
二つ目の目標12「つくる責任、つかう責任」では、スクラップ&ビルド(老朽化したものを壊し、新しいものに作り変えること)ではなく、既存の不動産を再生して活用することで、建物の資源を有効利用し、廃棄物を減少させています。これにより、持続可能な社会の実現に寄与しています。
三つ目の目標13「気候変動への具体的対策」については、新たな建設よりも再生を選択することで、CO2排出量の削減を目指しています。リノベーション時に地元の素材や廃材を活用したり、既存設備を再利用することで環境負荷を軽減しています。
画像提供元:株式会社WOOC
これらを実現するために、株式会社WOOCではデザイン性と機能性を両立させた再生プロセスを構築し、地域の特性や利用者のニーズに応じた空間づくりを行っています。さらに、空室再生を推進することで、利用者が「はたらく」をもっと自由で快適に感じられる空間を提供し、社会課題の解決にも取り組んでいます。
地域社会や観光業との連携や、エコツーリズムについての連携において、空室再生事業が果たす役割はなんですか?
画像提供元:株式会社WOOC
太田さん:
株式会社WOOCでは、空室再生事業を通じて地域社会との連携を積極的に進めています。その一例として、「空き家や空き店舗をシェアオフィスとして活用し、地域の活性化に寄与する取り組みを行っています。
また、地方への出店を強化し、ワーケーションにも利用できる店舗の増設を進めています。エコツーリズムの促進においては、再生時に地元の素材や廃材を活用したり、以前のテナントで使用されていた装飾をそのまま再利用するなど、環境に配慮した取り組みを実施しています。
さらに、新しい働き方を応援し、どこのまちにも「BIZcomfort」があり、どこに住んでいても自分のオフィスが持てることを目指すため、シェアオフィスの店舗を作る際には「空室再生」とともに「職住近接」というキーワードも大切にしています。
リフォームやリノベーション事業において、エコロジカルな資材の使用や省エネルギー技術の導入など、環境に配慮した取り組みを教えてください。
画像提供元:株式会社WOOC運営
太田さん:
リフォームやリノベーション事業において、環境に配慮した取り組みを積極的に実施しています。
画像提供元:株式会社WOOC
まず、エコロジカルな資材の使用としては、再生可能な地元産の木材や廃材をアップサイクルした素材を一部の拠点で採用しています。実際に「BIZcomfort千葉西口」では、千葉県産の「山武杉」や、デニムのアップサイクル素材、さらに廃パレットを再利用した家具を使用しています。
画像提供元:株式会社WOOC
また、既存設備の活用にも力を入れており、前テナントが使用していた装飾や設備をそのまま再利用することで、廃棄物の削減を図っています。「BIZcomfort 四天王寺」では、元々Osaka Metro (大阪市高速電気軌道株式会社)の駅員宿舎を再生し、既存設備を活かしつつ、ビル一棟をシェアオフィスとして生まれ変わらせました。
これらの取り組みにより、環境負荷を軽減しながら、地域社会や利用者にとって価値ある空間の提供を目指しています。
株式会社WOOCのシェアオフィス事業の中で、観光業界に応用可能な取り組みやサービスはありますか?
画像提供元:株式会社WOOC
太田さん:
観光地におけるシェアオフィスも展開を拡大し、観光業界への応用を進めています。
画像提供元:株式会社WOOC
BIZcomfort片瀬江ノ島、BIZcomfort小田原、BIZcomfort浅草では観光地の拠点としてシェアオフィスを提供し、リモートワーカーや旅行者が仕事と観光を両立できる環境を整えています。
画像引用元:株式会社WOOC運営 BIZcomfort公式
また、2025年5月には新たな観光地拠点として、BIZcomfort江ノ島TERRACEがオープンしました。これにより、地域の活性化や観光客の滞在価値向上を目指し、観光と仕事の新たな融合を提案しています。
エコツーリズムに適した宿泊施設やワークスペースをデザインする場合、「ななめうえ」な視点でどのようなコンセプトを意識していますか?
画像提供元:株式会社WOOC
太田さん:
空室再生事業を通じて観光地への出店も行っています。実際に地方の観光地でコワーキングスペースを展開し、リモートワーカーや観光客が仕事と観光を両立できる環境を提供しています。
また、地元文化を活かしたデザインや地元素材の利用により、地域との連携を深めながら、環境負荷を軽減する取り組みも行っています。
SDGsの達成に貢献するために、今後特に取り組みたい目標や達成すべきチャレンジはありますか?
画像提供元:株式会社WOOC
太田さん:
事業を通じてSDGs達成へのさらなる貢献を目指し、地方の空室再生を進めることで住み続けられるまちづくりに寄与すること、そしてリノベーション時の資源活用を強化し、廃材のアップサイクルや地元素材の使用率を増やして循環型社会を実現することに注力しています。
これらのチャレンジを達成することで、環境負荷を軽減し、社会課題の解決と持続可能な未来づくりを実現していきたいと考えています。
株式会社WOOC・会社概要
社名 | 株式会社WOOC *2017年9月25日から:株式会社リビング・エージェントより社名変更 |
本社所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-30-4 BR五反田7F |
設立 | 2008年 9月 |
代表者 | 阪谷 泰之 |
事業内容 | レンタルオフィス事業[ビズサークルシリーズ] コワーキングスペース事業[ビズコンフォートシリーズ] 住宅サブリース事業 リフォーム・リノベーション事業 不動産管理・仲介事業 不動産売買仲介事業 |
公式サイト | https://bizcomfort.jp/ |
空室からはじまる未来づくり。株式会社WOOCのまとめ
画像提供元:株式会社WOOC
「空いている場所には、きっと新しい役割がある」。そんな視点から、株式会社WOOCは空室を再生することで、地域に息づく新しい価値を生み出しています。例として、使われなくなった駅員宿舎をリノベーションし、電車のデザインを活かしたシェアオフィスに変えるなど、過去と現在が自然につながる空間づくりを行っています。
さらに、ただのリフォームでは終わらず、地元の木材や廃材を使い、素材にまでしっかりと目を向けながら、環境にも寄り添うっています。「住み続けられるまちづくりを」「つくる責任、つかう責任」「気候変動への具体的対策」を目指して、小さな工夫と真摯な想いを積み重ねる姿は、まさに“ななめうえ”の取り組み。
まちと人と未来をつなぐ株式会社WOOCの活動に、これからも目が離せません。
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