美しい自然に囲まれた地域密着型のお寺『円東寺』のナナメウエな魅力

本日は、千葉県流山市にある円東寺さんを取材させていただきました。

豊かな自然に囲まれた地域にたたずむ円東寺は、流山指定文化財に認定された諸仏や諸堂とともに、心穏やかに過ごせるお寺として知られています。

近くにお越しの際に立ち寄るのはもちろん、寺内で開催されている地域密着型の行事に合わせて訪れるのもおすすめです。

円東寺の歴史

千葉県の北西部、流山市に位置する「円東寺」は、江戸時代初め1615年（元和元年）に開山されたと伝えられています。ご本尊に、真言教主の大日如来さま（金剛界大日如来）をお祀りしている真言宗豊山派の寺院です。

一定期間無住の時代が続きましたが、現住職が晋山して以来、境内整備が進み、さまざまな行事を開催するまでになりました。

イベント毎に異なる景観を見ることができ、かつ心がホッとする空間を提供し続けています。また、地域密着型の寺院として、日々の生活の中で皆様が潤いを受け取る場所であることを目指しています。

円東寺で開催している行事

引用元：円東寺公式HP

円東寺では、年間を通してさまざまなイベントを開催しており、地域の人々とのふれあいやコミュニティ作りの場として活用されています。

恒例となっている主な行事は下記をご覧ください。

毎月10日：『写経のつどい』

毎月20日：『お寺ヨーガ』

8月24日～25日：夏休み小学生お泊り会『地蔵盆おこもり会』

8月25日～31日：夏期早起きラジオ体操会

年末：楽しいフリマ『市の谷の市』

老若男女問わず、近隣住民との交流の場の一つとして活用されています。

私たちがおすすめする円東寺の見どころ

円東寺にある、流山立木観音や流山市の指定文化財など、諸仏・諸堂の見どころをご紹介します。

流山立木観音

引用元：円東寺公式HP

流山立木観音様は、東日本大震災（平成23年3月11日14:46発生）の犠牲者慰霊と地域の安寧の為に造立されました。

根が付いたままの木を彫った「立木仏」は全国でも珍しく、また千葉県最大の木造仏でもあります。御朱印は、毎年3月11日14時から15時の開帳時のみ授与しています。

流山指定文化財「石造十二神将」

薬師如来やそれを信仰する人を守る善神を「十二神将」と言います。奈良県にある新薬師寺の等身大・十二神将像などが有名です。一般的に、十二神将は武将の姿をしており、いかめしい表情のものがほとんどですが、円東寺の十二神将は、体型も表情も丸みをおびた形が特徴です。江戸時代のものでありながら、3頭身の大変かわいらしいいで立ちで人気があります。

平成20年から21年にかけて、流山市教育委員会と昭和女子大学人間文化学部 歴史文化学科 文化財学研究室の協力により、大規模な修復が行われました。

六地蔵と十九夜塔

引用元：円東寺公式HP

延宝5年（1677）に造立され、地蔵堂の中央に祀られているのが、十九夜塔（如意輪観音様）です。その後建立された「地蔵菩薩五体」とともに、十九夜講（別名・子安講）で出産と育児の安全を願い、ともに一つ屋根の下に祀られています。

地蔵堂の六地蔵尊は年に一度、「お地蔵さんビジュアルジャック」と称するイベントで、市内の編み物作家の方が作られたユニークな帽子や、ポップな帽子をお召しになります。

私たちがおすすめする流山市・市野谷の魅力

円東寺がある流山市・市野谷は、歴史ある地区であると同時に、新しく整備された街であるのも特徴です。歩道が広く、車が安全に運転できる道路、景観が整えられた街並みに驚かれることでしょう。

また、にぎわいある駅周辺と、落ち着いた水と緑の空間、少し足を伸ばせば手つかずの自然があります。都心へのアクセスも良く、通勤に便利でありながら、週末もあきることなく過ごせる街ではないでしょうか。

今後の展望

引用元：円東寺公式HP

令和8年完成予定の新本堂は、2階に桟敷席（キャットウォーク）を備えた木造二階建てを計画しており、150名収容で講演会や舞台発表など様々なイベントを催す空間として貸し出します。

また、BAR空間の計画もあり、僧侶あるいは日替わり店主と襟を開いて語り合うスペースになります。お寺は生きているうちに行くところ（死んでから行くのはお墓です）を合言葉に、皆様の生活の清濁を併せのみ、すべてを包み込む空間を目指します。

基本情報

まとめ

由緒ある歴史とともに、さまざまなイベントでお寺や仏教の教えに触れることができる円東寺。諸仏や諸堂だけでなく、整備された街並みも同時に楽しむことができます。

流山市に訪れた際は、ぜひ円東寺へ足を延ばしてホッと一息入れる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

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fujiki

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