「遠渓山 平安院」の歴史や写経・写仏や坐禅体験会の魅力に迫る!

2024.09.03 john

本日は、東京都小平市にある「遠渓山 平安院」さんに取材させて頂きました!

江戸時代の中期、享保9年(1724年)5月、小川新田の開発が幕府に承認され、その開発が進められた平安院。

その後、元文4年(1739年)には、名主の小川弥市と小川寺第6代住職である省宗碩要禅師が、地域の菩提寺を建立しようと考え、関叔碩三禅師を招き、開山として迎えることに成功しました。

江戸市ヶ谷河田町にあった月桂寺の敷地内から平安院の旧堂を移築し、新たにその場所を遠渓山平安軒と名付けました。享和2年(1802年)に今の平安院となりました。

遠渓山 平安院をご紹介

画像引用元:遠渓山 平安院

東京都小平市の中心部にある臨済宗の寺院、遠渓山 平安院は、その歴史を1739年にさかのぼります。アクセスは「小平」駅、「新小平」駅、「青梅街道」駅から徒歩圏の便利な場所です。

この寺院の始まりは、江戸時代中期、小川村と呼ばれた地域で、農民たちが先祖を供養し、精神の支えを求めたことに端を発します。当時、新宿・河田町の月桂寺にあったお堂が移築され、2004年まで小平市内で最古の建物として使用されました。2006年には新たに立派なお堂が完成し、多くの人々に親しまれています。

境内には、創設当初からある白檀の木や、小平市の「名木百選」に選ばれた大銀杏が立ち並びます。桜やつつじが咲き誇る春をはじめとする四季折々の花々が訪れる人々の目を楽しませてくれることでしょう。

遠渓山 平安院で注力している事業・イベント

画像引用元:遠渓山 平安院

遠渓山 平安院では、多様な活動を通じて地域社会に貢献していますが、その中でも特に注力しているのが婚活支援事業です。

平安院は、「縁結びの寺」として知られており、結婚を希望する方々に寄り添った独自のサポートを展開しています。その一環として、小平市に位置する結婚相談所「マリアージュ平安」を運営しています。

結婚相談所を通しては、非会員制の方でも気軽に参加できる婚活パーティーなどのイベントを定期的に催し、多様な出会いの場を提供しているんですよ。そのサポートの中心となるのは、経験豊富な住職夫妻です。訪れる人々に良縁を祈願し、相談者ひとりひとりの悩みや希望に耳を傾け、その後の人生における吉兆を願って対応しているんです。

私たちがおすすめする遠渓山 平安院の見どころ

画像引用元:遠渓山 平安院

私たちがおすすめする遠渓山 平安院の見どころを3つ紹介します。

写経・写仏指導

画像引用元:遠渓山 平安院

静かな自然に囲まれた、遠渓山 平安院では、心を落ち着けて自身と向き合う貴重なひとときを提供しています。ここでは、伝統的な日本の精神文化を深く学ぶことができる、貴重な写経と写仏の指導を行っているんですよ。

参加者の皆様には、単に文字をなぞることだけでなく、なぞって書き写すポイントを教えてくれるので、その一筆一筆に込められた古人の願いや思いを感じ取ることができるでしょう。

坐禅指導

画像引用元:遠渓山 平安院

遠渓山 平安院では、坐禅の基本を学べる「初心者向け坐禅体験会」を開催しております。坐禅が初めての方でも、安心して参加していただけるよう、丁寧に指導してくれますよ。

特に、足を組むのが難しい方のために、椅子を使った坐禅もご用意しており、年齢や体力に関係なく、ご自身のペースで心静かに坐禅を体験できるんです。それぞれの方が、日常の喧騒から離れ、心を落ち着けることのできる貴重なひとときを過ごせるようサポートします。

女性限定ヨガ

画像引用元:遠渓山 平安院

遠渓山 平安院では、リラックスした環境の中で、自分自身と向き合うことができる「女性専用ヨガ教室」を月数回開催しています。この教室は、外部から招いた女性インストラクターの指導のもと行われており、女性だからこそ共感できる体の悩みや生活のストレスに対しても、適切なアドバイスを受けられる場となっているんです。

心地よい空間の中で、体と心の調和を目指し、ヨガを通じて身体をリフレッシュさせ、更に日常生活をより活力あるものにしていくお手伝いをします。誰もが安心して参加できるよう、初心者から経験者まで、それぞれのレベルに応じた指導をしてもらえますよ。

私たちがおすすめする遠渓山 平安院の魅力

画像引用元:遠渓山 平安院

遠渓山 平安院がある小平市は、「都会に一番近い田舎」として多くの人々の注目を集めています。ここは豊かな自然環境が魅力で、玉川上水に沿ったグリーンロードや公園など、自然と触れ合えるスポットが数多く存在します。

小平市はのんびりとした雰囲気を持ちながらも、交通の利便性と治安の良さが兼ね備わっており、生活しやすい地域として高く評価されているんですよ。また、近隣には地元産の野菜や果物、花を購入できる直売所や無人販売所が点在しており、新鮮な食材を手軽に手に入れることができます。

遠渓山 平安院が受け継ぎたいもの

画像引用元:遠渓山 平安院

多くの人が持つ「お寺はなんとなく入りづらい」「お坊さんは親しみづらい」という印象を変えるため、私たちは日々尽力しています。

「意外に新しいお寺」を目指し、イベントを通じてユニークな体験を提供しています。これまでに行ったイベントの例としては、以下のようなものがあります。

  • お棺に実際に入ってみる体験
  • 精進料理を通じて学ぶ伝統的な和食のマナー
  • 普段着で参加できるリラックスした茶会
  • バイオリンの演奏やジャグリングのパフォーマンス など

遠渓山 平安院は、特定の「ゴール」を持たずに、常に進化し続けるお寺を目指しています。お寺という場がまるで変化するアトラクションのようであり、お坊さん自身がその一部である「キャスト」として関わることで、多くの人が足を運びたくなるような場所を作りたいと願っているんです。

遠渓山 平安院の基本情報

画像引用元:遠渓山 平安院

住所 東京都小平市仲町676
電話番号 042-344-3217
営業時間 9:00~17:00
休日 不定休
料金 ・女性限定ヨガ教室:1,000円
・坐禅・お賽銭
・写経・写仏 (奉納時に1,000円)
アクセス ・西武多摩湖線
青梅街道駅から直線約290m、徒歩約6分、車で約1分。
・JR武蔵野線
新小平駅から直線約820m、徒歩約19分、車で約4分。
・西武多摩湖線
一橋学園駅から直線約880m、徒歩約21分、車で約4分。
駐車場 あり:30台
ウェブサイト https://www.heianin.com/

遠渓山 平安院のまとめ

画像引用元:遠渓山 平安院

1724年の5月、幕府の許可を受けて小川新田の開発が始まりました。1739年には名主の小川弥市と小川寺第6代の住職、省宗碩要禅師が協力し、関叔碩三禅師を迎えて菩提寺の建立を計画しました。

この時、江戸市ヶ谷河田町にあった月桂寺の平安院の旧堂を移築して、新たに遠渓山平安軒と名付けられた寺が誕生しました。その後、1802年には寺の名前が平安院に改められました。

手入れが行き届いた美しい寺院であり、住職の温かいもてなしには心温まりますよ。山門前に咲く桜の季節に訪れるのも良いでしょう。青梅街道駅からは徒歩約5分で到着でき、駐車場も完備されています。

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