カフェバーSIDE STANDがあるビル型銭湯「銭湯狛江湯」で『これまで以上に整う』サウナ体験!
本日は東京都狛江市にある狛江湯さんに取材させて頂きました!
リニューアルを経た新しい銭湯は、従来の「日々の習慣としての入浴」を超えて、様々な体験を通じてくつろぎを提供する場所となりました。地域の象徴として、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まるコミュニティの中心となることを目指しています。その結果、地域社会だけでなく、より広い層への豊かな生活体験の提供を実現するでしょう。
今回は、狛江湯さんの魅力・見どころを紹介します。
目次
狛江湯をご紹介
狛江湯は、1955年に創業した狛江市最古の銭湯です。約70年もの間、地域住民に愛される憩いの場所であり続けています。
駅から歩いてすぐ、小さな商店街を通り抜けると住宅街にたどり着きます。そこから3分ほど進むと、洗練されたデザインの狛江湯の看板が目に留まります。かつては飲食店の陰に隠れ気味だったこの銭湯は、2023年4月に新たな姿で再オープンを果たしました。
2023年、三代目である西川は、革新的な設計で知られる建築家・長坂常氏が手掛けるスキーマ建築計画と協力し、大規模なリニューアルを行うことを決定。ブルーボトルコーヒーの設計にも関わった長坂常氏が今回のリニューアルを手がけ、デザイン性豊かな銭湯として再生しています。
狛江湯で注力している事業・イベント
銭湯が新たな文化交流の拠点へと変貌を遂げる試みが始まっています。狛江湯では、未来の銭湯の在り方を提案すべく、その設計に特別な工夫を凝らしているんです。
例えば、湯上がりにゆったりと過ごせる広々とした縁側があり、その空間は定期的なイベント開催によって人々が交流する場として利用されています。また、フロントがカフェバーとしても機能しているため、地元の人々が気軽に立ち寄ることができる仕組みです。
特に、中学生たちが飲み物を楽しむために訪れるなど、地域社会とのつながりを育んでいます。このような狛江湯の取り組みは、ただの入浴施設に留まらず、町全体の活気を取り戻すことを意図したリニューアル戦略の一環です。
私たちがおすすめする狛江湯の見どころ
私たちがおすすめする狛江湯の見どころを3つ紹介します。
天然水の湯水のお風呂
ここでの風呂体験は、日常からちょっと離れた贅沢なひとときを提供します。天然水を用いたお風呂は、あえて42度の「あつ湯」と38度の「高濃度炭酸泉」二種類のお風呂を完備。家庭では味わえない特別なリラクゼーションを実現しているんです。
多くの常連客が42度のあつ湯に心身ともにリラックスした様子で浸かっており、その一部には優しい刺激が特徴のジェットバスも設置されています。噴出するジェット水流は強くないものの、広範囲に渡って体を包み込み、お尻を浮かせると涼しげに漂うような感覚を誘います。腰や背中へ広い面でじんわりと作用し、深いコリを解消してくれるでしょう。
一方で、高濃度炭酸泉は炭酸濃度が1,000ppm以上のため、医療的なメリットも期待されています。体温に近い温水は長時間の入浴が可能で、心も体も穏やかに温まります。その特性が、日々の疲れを癒し、また訪れたくなる心地よさを提供するのです。
国産ヒノキのサウナ
画像引用元:狛江湯
サウナには放射熱効果の高い麦飯石や香りの良い国産ヒノキを使い、熱した石に自動で水をかけて水蒸気を発生させるオートロウリュウを設置しています。
高熱のドライサウナから、室温を下げ水蒸気を利用する方法に変えることで発汗作用が高まり、『これまで以上に整う』サウナ体験を提供します。
カフェバー「SIDE STAND」
画像引用元:狛江湯
お風呂やサウナでしっかり汗を流した後は、カフェバー「SIDE STAND」でひと休み。冷たいクラフトビールで喉を潤してください。常時4種類のクラフトビールが揃っています。暖かくなると大きな窓も開放されて、縁側のような雰囲気になります。
私たちがおすすめする狛江湯の魅力
内気浴スペースは一人一人に向けられたスポットクーラ完備、番台脇にはカフェバー「SIDE STAND(サイドスタンド)」を併設しています。地元の「和泉ブルワリー」のクラフトビールや軽食も楽しめるのも嬉しいですよね。
外に用意した縁台やテーブルで風呂上がりの一杯を楽しむことができます。
狛江湯が受け継ぎたいもの
現在、狛江湯を経営しているのは三代目の西川隆一さんです。狛江市は、半径わずか2kmの範囲を一周できるほどの小さな町で、住む人たちが顔を合わせればすぐにわかるような親しみやすさがあると言われています。しかし、長期的な視点で見たときに、このままの状況で本当に良いのか、町をさらに活気づけたいという思いから、狛江湯の改装を決意されました。
このリニューアルによって、地元住民だけでなく、電車を利用して訪れる多くの人々にとっても魅力的な銭湯となりました。特に、銭湯文化があまり浸透していない海外の方々からも注目されており、狛江湯を取り上げたインスタグラムの投稿には3万を超える「いいね」が寄せられたほどです。
また、狛江の商店街には気になるお店がたくさんあり、竹林や川沿いを歩く楽しさも感じることができます。狛江湯を訪れる目的で狛江の町にやって来て、狛江そのものに興味を持つ人が増えることでしょう。将来的には、現オーナーの子供たちも狛江湯を愛しており、次世代に渡ってどう成長していくのか楽しみと語られていました。
狛江湯の基本情報
住所 | 東京都狛江市東和泉1-12-6 長谷川ビル |
電話番号 | 03-3489-3881 |
営業時間 | 13:00~23:00 |
休日 | 火曜日 |
料金 | 大人 550円(12歳以上) 中人 200円(6歳以上12歳未満) 小人 100円(6歳未満) サウナ +700円(貸タオル付) 貸タオル(大)150円 貸タオル(小)50円 |
アクセス | 【アクセス】狛江駅より徒歩3分 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | https://www.komaeyu.com/ |
狛江湯のまとめ
狛江市は、多摩川の伏流水や国分寺崖線の湧き水など、自然が豊かで水資源に恵まれた地域です。この恵まれた環境の中で、1955年に創業した「狛江湯」は当初、木造で瓦屋根の銭湯として親しまれていました。しかし1992年に建物の老朽化を受け、ビル型銭湯へと変貌を遂げています。
そして2023年、この銭湯は約30年ぶりに大規模な改修工事を行い、4月に新たな姿で再オープン。その改修は、ブルーボトルコーヒーなど数々のプロジェクトを手がけるスキーマ建築計画の長坂常氏の指導のもと進められました。新たに設置されたのは、ちょっと熱めのジェットバスや天然水を使った水風呂に加えて、ぬるめの高濃度炭酸泉や、麦飯石が輻射熱を生み出すオートロウリュサウナです。さらに内気浴スペースでは、スポットクーラーの涼しい風を受けながらゆったりと過ごすことができます。
湯上がりには、併設されているカフェバー「SIDE STAND」でクラフトビールや美味しい食事を堪能して、癒しのひとときを楽しんでください。