三重県御浜町への移住を支援「御浜町移住・交流サポートデスク」の取り組みを紹介!

2024.10.10

本日は「御浜町移住・交流サポートデスク」さんを取材しました。御浜町は三重県にあり、熊野古道が世界的に観光スポットとして有名ですが、都会から移住するのにも非常に適した場所です。

ご回答をしてくださった辻元さんへのインタビュー内容をもとに、御浜町移住・交流サポートデスクさんの取り組みを紹介します。

ご回答者:辻元さんのご紹介

辻本 恵(つじもと めぐみ)1986年生まれ、三重県御浜市在住。大学卒業後、県内企業での勤務を経て2018年一般社団法人「ここテラス」へ転職。いつかは地元に戻りたいという思いがあっったことと、地域貢献に繋がる仕事に魅力を感じてUターンを決意。現在は「御浜町移住・交流サポートデスク」の移住コーディネーターとして、情報発信を行っている。

御浜町移住・交流サポートデスク発足の背景

引用:御浜町移住・交流サポートデスク

御浜町移住・交流サポートデスクは一般財団法人ここテラスが母体となっている移住支援サービスです。ここテラスは元地域おこし協力隊のメンバーだった前田氏が主体となって2018年に設立されました。

拠点は現在休園中の保育園を改装した「御浜ローカルラボ」内にあります。その後、御浜町から依頼を受けたことをきっかけに、御浜町移住・交流サポートデスクが開設されました。

開設にあたっては、地域の移住支援協議会が社員として加入しました。その結果、地域・法人・行政が連携して移住の推進を進める体制を構築できています。

担当が変わらないため一貫した対応やノウハウの蓄積が可能なこと、平日夜間・休日など移住者の希望に合わせて柔軟な対応が可能なことが、御浜町移住・交流サポートデスクの強みです.

現在注力している事業

引用:御浜町移住・交流サポートデスク

御浜町移住・交流サポートデスクは、移住希望者のニーズに合わせて、柔軟かつきめ細かな相談対応をしていくことに注力している移住支援サービスです。学校見学や先輩移住者との交流会の開催、移住体験住宅の運営、空き家バンクとこ連携など移住希望者からどんな要望がきても応えられるようなサポートを届けられるような体制を構築しています。

特に20代〜30代の若者世代や子育て世代の移住支援に力を入れていて、地域の魅力や行政の支援情報などの情報発信にも力を入れています。

御浜町の良さを紹介!

引用:御浜町移住・交流サポートデスク

御浜町は、都会の喧騒から解放されたいという目的で移住するのに非常に適した町です。インタビューの際に教えていただいた、御浜町の魅力を3つ紹介します。

教育環境が魅力

子育て世帯が移住する際、とても気になるのが教育環境ではないでしょうか。御浜町には「尾呂志学園」というほかの自治体にはない特殊な教育環境を持つ学園があります。

尾呂志学園は小中一貫のコミュニティスクールで、豊かな自然環境の中で米づくりなど地域住民との交流を通じて子供たちの成長を促進しています。少人数制で一人ひとりに寄り添った教育をモットーとしていて、近年では尾呂志学園へ通わせることを目的に御浜町への移住を検討する子育て世代も増えてきています。

充実した新規みかん就農支援が魅力!

御浜町は「年じゅうみかんが獲れる町」として全国的に有名で、恵まれた気候を活かし、みかんをはじめとした柑橘類の栽培が非常に盛んです。移住支援政策の一環としてもみかん栽培を活用しており、新たにみかん栽培に就農する人への支援はとても手厚くなっています。

研修制度・農地・農機具バンク・補助金など、みかん就農制度をフル活用すれば、みかん農家として事業を始められます。

山間部の米づくりが魅力!

御浜町移住・交流サポートデスクがある尾呂志地区は、三重県屈指の米どころとして知られています。「風伝おろし」と呼ばれる独特の風、紀伊山地の清らかな水、昼夜の寒暖差と、美味しいお米が育つ自然環境が整えられており、地域内外多くのお米ファンから愛されています。

御浜町に移住すれば毎日美味しいお米が食べられること間違いなしです。

移住・UIJターンで活用できる補助制度

引用:御浜町移住・交流サポートデスク

御浜町ではさまざまな移住支援を実施していますが、その一部をここでは紹介します。住宅に関連する支援は「住宅取得支援」「空き家回収支援事業」があります。

「住宅取得支援」は、御浜町で住居を取得した人に12年間で最大120万円を支給する支援制度で、「空き家改修支援事業」は、御浜町の空き家をリフォームして住む人に対し、工事費の3分の2、最大200万円が支給されます。そのほか移住に関する支援金や新婚世帯や子育て世代への支援制度も設けられています。

基本情報

以下の基本情報は「御浜ローカルラボ」の情報となります。

  • 所在地:〒519-5322 三重県南牟婁郡御浜町上野26−26
  • お問い合わせ:05979-9-1654
  • 開館時間:平日9:00~17:00
  • 電車でお越しの場合:JR紀勢本線 紀伊市木駅 車で15分
  • 地図:Googleマップ

今後の展望をお聞きしました

引用:御浜町移住・交流サポートデスク

御浜町移住・交流サポートデスクの1番の強みは柔軟な相談体制が整っていることなので、今後もこの強みを最大限に活かし、御浜町の魅力について積極的に発信していきたいと考えているそうです。また、移住までの支援だけではなく移住後に地元の人たちとの繋がりを設けることにも力を入れ、移住した人が地域に馴染めるようなサポートも充実させたいと語っておられました。

まとめ

引用:御浜町移住・交流サポートデスク

地方都市の人口減少と過疎化は日本全国の大きな社会問題です。さまざまな自治体が特に若い世代に移住してもらおうとさまざまな取組を実施していますが、実際に成功した事例はごくわずかです。

また、街興しと称した催しやイベントも、一次的に人を呼び込むのみであり、本当の街興しになっていません。御浜町移住・交流サポートデスクの活動は、その場限りの街興しではなく、移住を希望する人たちを最優先した取り組みを展開しています。

御浜町移住・交流サポートデスクの活動が成功すれば地域創生の一例として、さまざまな地域に希望を与えることでしょう。

SNSシェア

この記事を書いた人

kuroo

書いた記事を読む

人気記事

人気・おすすめタグ

関連記事

ベトナムで使えるおすすめのクレジットカード5選🇻🇳現金以外使えない場所はどこ?

2024.11.25
實光刃物

大阪・ミナミのど真ん中に實光刃物の旗艦店、なんば戎橋店が新店オープン

2024.11.25
ハワイ旅行 費用

ハワイ旅行の費用はどのくらいかかる?相場やお得に旅行するコツを紹介

2024.11.25
たなか養蜂園

兵庫県宍粟市・熊により半壊された養蜂場を再起するための プロジェクトを12/1に開始!生はちみつの購入で支援可能

2024.11.25
ラザレ

TVでも話題!年間販売個数80,000本の 明太フランスが1年間無料!? 焼き立てパンを提供するラザレがガラポン抽選感謝祭を実施!

2024.11.25
仁川空港から明洞

仁川国際空港から明洞までのアクセスガイド|リムジンバス、地下鉄、タクシーなど比較

2024.11.25