“昔ながらの日本”を体験!「遠野ふるさと村」で過ごす懐かしい時代と癒しの風景!

2024.09.11 nanameue-travel

今回は岩手県遠野市にある遠野ふるさと村さんに取材させて頂きました!

昔なつかしい日本の茅葺き屋根の古民家や自然豊かな原風景が広がる、岩手県遠野市の遠野ふるさと村さん。遠野市は原風景が広がっており、昔ながらの里山に曲り家の集落を再現しています。

四季折々の美しい景観と共に、地域の文化や歴史に触れることができる遠野ふるさと村さんで、忙しい日常を忘れさせてくれるような癒しの体験をしてみませんか?

昔ながらの里山に「曲り家(まがりや)」の集落を再現した遠野ふるさと村さんの魅力をたっぷりご紹介します。

遠野ふるさと村の概要

引用元:遠野ふるさと村

遠野ふるさと村は平成8年に開村しました。広大な敷地には江戸時代後期から明治時代中期にかけて東北地方農村風景を再現しています。敷地内には、当時の伝統的な「曲り家」の集落が点在しており、遠野市内をから移築してきた本物の「曲り家」を見学できるのが魅力です。

村内では「まぶりっと衆(「まぶる」とは「守る」という意味)」と呼ばれるガイドの方々が、訪れた人々に遠野の文化や山里の暮らしについて教えてくれます。また染物や絵付けなどのさまざまなプログラム体験も行っています。

日本古来の農村の生活にタイムスリップしたような感覚を味わうことができるのが遠野ふるさと村の醍醐味。日々の忙しさを忘れて、四季折々に変わる自然豊かな風景広がる遠野ふるさと村で、とてもゆったりとした時間をお楽しみいただけます。

遠野ふるさと村で注力している事業・イベント

遠野ふるさと村では昔ながらの生活の知恵や地域の伝統文化を受け継ぎ、後世に伝えるためにさまざまな行事やイベントを年間を通じて開催しています。

春風まつり(4月上旬)

 

引用元:遠野ふるさと村

春の訪れを祝う「春風まつり」は、遠野の長い冬が終わり、新しい季節の始まりを告げる行事です。この祭りでは、村人たちがわら人形を作り、災いを退け福を呼び込むように春の風とともに村内を練り歩きます。

馬っこつなぎ(6月上旬)

 

引用元:遠野ふるさと村

6月に開催される「馬っこつなぎ」は、田植えが終わった後、豊作を祈るための行事です。わらで作られたわら馬を田んぼにお供し、田んぼの神様がわら馬に乗って苗がしっかりと植えられているか、田んぼを見て回るといわれています。

雨風まつり(9月上旬)

引用元:遠野ふるさと村

立春から数えて210日は台風がくる時期と言われており、「雨風まつり」は、台風シーズンの到来に備えて行われる行事です。男女1対のわら人形を作り、雨風を北のほうへそらして作物の被害が少ないように神に祈りを捧げます。

小正月行事(1月中旬)

 

 

引用元:遠野ふるさと村

年の初めに行われる「小正月行事」は、五穀豊穣を祈る伝統的なイベント。新年を迎えた喜びと共に、みずき団子のお飾りなどが作られ、村の中で新しい年の豊作を祈ります。

この他にも遠野ふるさと村では、訪問者も参加出来るさまざまな行事を開催。これらの行事を通じて、地域の人々が大切にしてきた文化を感じることができます。

私たちがおすすめする遠野ふるさと村の見どころ!

引用元:遠野ふるさと村

昔の農村の生活を再現したかやぶき屋根の「曲り家(まがりや)」が6棟と、まっすぐな「直家(すぐや)」が1棟あります。これらの家々は、遠野地方で馬と人々が共に暮らしていた時代を象徴する建物です。馬産が盛んだった当時の暮らしぶりを垣間見ることができます。

「曲り家」は、元々「直家」と呼ばれるまっすぐな家だったものに、家族と共に馬も暮らせるように“曲がり”の部分に補充を加えて建てられました。

家の一部に馬屋が併設されているのが特徴で、家族の生活と馬の飼育が一体となった暮らしを見ることができます。現代人の私たちには馬が家にいる暮らしはめずらしい光景ですが、当時は馬産が隆盛で人々の生活にかかせない存在でした。

村内には馬の餌を作るための設備「馬釜(うまがま)」があり、昔ながらの方法で餌を準備する様子を見学することができます。当時の様子を再現して、馬が2頭生活しており、馬のすこやかな成長を祈り、生活を共にした先人の思いを感じていただけます。

それぞれ異なった特徴がある「曲り家」をぜひ遠野ふるさと村でお楽しみ下さい。

私たちがおすすめする遠野ふるさと村の魅力

「遠野物語」の舞台として知られるこの地域は、古くから伝わる民話や神楽が息づき、どこか懐かしさを感じる日本の原風景が広がっています。地元の食文化、特に遠野独自のどぶろく文化を楽しむことができるイベントが用意されているのも大きな魅力の一つです。

「遠野物語」と語り部の世界

引用元:遠野ふるさと村

民話にふるさと「遠野」 柳田國男の「遠野物語」の地。地元の語り部さんの語る遠野の昔話は、ただ耳で聞くだけではなく、村の風景と重なり合い、まるでその時代にタイムスリップしたような感覚を味わうことができます。

どぶろくとどべっこ祭り(11月中旬から2月に数回開催予定)

引用元:遠野ふるさと村

遠野は有数のホップ生産地でもありクラフトビール造りなども盛んに行われています。日本で初めて「どぶろく特区」1号として認定されており、どぶろく造りも市内で行われているんです。

どぶろくは白濁したお酒で、とろりとした口触りと米の旨味が特徴。遠野ふるさと村では、2,000年から毎年どぶろくを楽しめる「どべっこ祭り(遠野地方ではどぶろくをどべっこと言う)」と呼ばれるイベントを開催しています。

どぶろくを飲みながら田舎料理を堪能し、語り部さんによる昔話や神楽鑑賞もお楽しみいただけます。

遠野ふるさと村が受け継ぎたいもの

引用元:遠野ふるさと村

時代の流れとともにどんどん新しいものが現れて物事が多様化しています。遠野ふるさと村でも新しいものを取りいれ進化していきたい一方で、先人の知恵を尊重し遠野の伝統や文化を語り継げる場所でもありたいと思っております。

広大な敷地と四季折々変化する自然の中で村の維持管理をしていくことは大変なこと。しかし、やりがいもあります。さまざまな昔の風景や自然とともに常に「共存し続ける拠点」を目指して、お客様をお迎えしたいと思っております。

基本情報

  • 住所:〒028-0661 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛5-89-1
  • TEL:0198-64-2300、FAX:0198-64-2827
  • 開館時間:3月~10月: 9:00 〜 17:00 (入村受付は16:00まで)11月~2月: 9:00 〜 16:00 (入村受付は15:00まで)
  • 休館日:遠野ふるさと村のホームページをご確認ください。
  • 入村料:一般:550円/小・中・高校生:330円(団体は20名様以上で各料金より50円割引)※遠野市内をお得に観光頂ける[遠野市内観光共通券]を取り扱っております。詳しくは遠野市観光協会のHPをご覧ください。

アクセス

  • お車でお越しの場合:岩手花巻空港より車で約1時間:東北新幹線新花巻駅より車で約50分
  • 公共交通機関でお越しの場合:電車・JR釜石線新花巻駅 ~より遠野駅まで約1時間、遠野駅より車で約20分
  • バス・遠野駅前バス停より岩手県交通のバスで25分、遠野ふるさと村バス停下車、駅から村まで約12km

駐車場

  • 大型車:4台(無料)
  • 普通車:100台(無料)

その他

  • 公式サイト:https://www.tono-furusato.jp/
  • 備考:各種体験は別途料金がかかる場合がございます。詳しくは公式ホームページをご確認ください。

遠野ふるさと村のまとめ

引用元:遠野ふるさと村

古き良き日本の風景と文化をそのまま体験できる、遠野ふるさと村。「曲り家」や「直家」、馬と人が共に暮らした村の風景を通じて、遠野の豊かな歴史と自然が感じられる場所です。

季節ごとに行われるイベントや祭りでは、地域の伝統に触れることができ、訪れるたびに新たな発見が待っています。

昔ながらの生活を体験してみたい方や、現代の生活に追われ忙しい毎日を過ごしている方、家族連れやカップルでの旅の1ページとして、遠野ふるさと村でゆったりとした癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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