ベトナムで使えるおすすめのクレジットカード5選🇻🇳普及率や現金しか使えない場所など解説!
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これからベトナムに行く方は、現地でクレジットカードが使えるかどうか気になっているかもしれません。
海外で使えないクレジットカードは少ないですが、ベトナムのような現金文化が根強い発展途上国でクレジットカードを有効活用したい場合は、カードの選び方・比較の仕方に注意する必要があります。
そこで今回はベトナムにおけるクレジットカード事情を解説したうえで、おすすめできるカードの種類とそれぞれの特徴・メリットについて紹介していきます。
またベトナムでクレジットカードを使う際の注意点や、使える場所・使えない場所についても把握しておきましょう。
目次
ベトナムのクレジットカード事情
まずは、ベトナムにおけるクレジットカードの使われ方について解説していきます。
キャッシュレス普及率は高くない
2021年の調査によると、ベトナムのキャッシュレス普及率は約7割です。感染症の拡大に合わせて多くの人が現金ではなくキャッシュレスを選択するようになり、今後も急速に市場が成長すると予測されてますが、先進国と比較すると普及率は低いです。
支払い方法別の割合は、銀行口座払いが36.5%と最も高く、次に現金が29.8%と続いており、一昔前の日本と同じくらい現金文化が根強いことがわかります。逆に電子マネー(14.8%)やQRコード(9.9%)の使用率は右肩上がりではあるものの、まだ高くありません。
特に他のキャッシュレス手段と比較すると、とりわけクレジットカードの普及率の低さが顕著になります。ベトナム全体でクレジットカードは81万枚生産されているものの、使用率は人口のわずか「4%」程度に留まっています。
国際ブランドはVISAかMasterCard
ベトナムのクレジットカード加盟店舗は、VISA・Mastercardが1,000万店舗を超えているため、ベトナムでもっとも使いやすいカードブランドとなります。American Expressも850万店舗以上と多いですが、VISAやMastercardには及びません。
そのため、メインカードとして普及率の高いVISAまたはMastercardブランドを使い、それらのカードには含まれない特典や補償をカバーできる、サブカードとしてAmericanExpressカードを持つことをおすすめします。
ちなみにJCBカードはVISAやMastercardの約10分の1程度の規模であり大幅に少ないため、ベトナムでの使用を想定するならおすすめしません。ただ後ほど紹介するカードのように、ポイントやマイルへの強みを持っているカードならサブとして持っておいても良いでしょう。
ベトナム旅行におすすめのクレジットカード5選
次はベトナム旅行におすすめできる5つのクレジットカードを紹介していきます。それぞれ異なるカードの特徴やメリット、補償内容などに注目していきましょう。
JCBカードW
「JCBカードW」は株式会社ジェーシービーが発行するクレジットカードであり、18歳から39歳までという年齢制限があります。JCBカードWがベトナムでおすすめできる理由は、次の3点です。
- 現地で日本語のサポートを受けられる
- 会員専用のラウンジを利用できる
- ポイントをマイルに換えられる
当カードはJCBブランドのため、ベトナムにおける利便性の面では他のカードより劣ります。しかしベトナムには「JCBプラザ・ホーチミンシティ」があり、旅行に伴う観光情報や優待情報の提供や、ホテル・レストラン等の予約がすべて日本語で行えます。
またJCBカードWは海外キャッシングに対応しているため、緊急で現金が必要になった場合にも対応できます。特にベトナムのキャッシュレス市場は成長中でありながらもまだ現金決済の割合が高めであるため、現地で現金を引き出せるサービスは重宝するでしょう。
他のメリットとして挙げられるのは、ベトナム旅行の代金としても使えるポイントシステムと、マイルへの交換です。JCBカードは「いつでもポイント2倍」というシステムがあるため貯まりやすく、貯めたポイントはマイルに換えられるため、次の旅行にも使えます。
エポスカード
「エポスカード」は株式会社エポスカードが発行するクレジットカードで、マルイグループの店舗やネット通販を利用する方向けのカードとして知られています。しかし実際には海外利用者にとってもメリットのある、次のような特徴があります。
- 海外旅行保険が充実
- 常時日本語でのサポートに対応
- 海外キャッシングに対応している
エポスカードには最高3,000万円が補償される海外旅行傷害保険が付帯されています。また旅行保険の中には、不測のケガや病気になったとき、現地でお金がなくても治療を受けられる「キャッシュレス・メディカルサービス」というサービスがあります。
ただしキャッシュレス・メディカルサービスを受けられるのは連携する病院のみであるため、必ずしも受けられるというわけではありません。そこで利用できるのが海外キャッシングです。当カードは「PLUS」マークのあるATMから現地通貨の引き出しが可能なので、急に現金が必要になったときも空港やコンビニのATMに行けば問題を解決できます。
それらサービスの情報や現地の観光情報、緊急時のサポートに関しては、ベトナムのホーチミンにあるサポートデスクから日本語で案内を受けられるため安心です。
ACマスターカード
アコム株式会社が発行する「ACマスターカード」はMastercardブランドのクレジットカードです。アコムといえば消費者金融というイメージが強く、クレジットカードを発行していることも知らない、という方も多いでしょう。具体的には、次のようなメリットがあります。
- 審査の通りやすさに定評がある
- 最短即日発行が可能
- 海外キャッシングに対応
クレジットカードの申し込み時に審査があるのは全てのカードに共通することですが、特にアコムの消費者金融・クレジットカードは審査が柔軟であり、年収が低い人や不安定な人でも通りやすいといわれています。
また即日発行にも対応しているため、ベトナムへの渡航数日前にクレジットカードの用意忘れに気付いても間に合う可能性が高いです。渡航日までにカードが届かなくても「Apple Pay」や「Google Pay」に対応しているため、ベトナム現地でも対応店舗ならスマホだけで決済できます。
ACマスターカードも他カードと同様に海外キャッシングの利用が可能です。ちなみに以前は独自レートの採用により他カードよりもお得に借りられましたが、2020年から両替レートがMastercardと共通化されたため、当カード「だけ」の利点は減っています。
学生専用ライフカード
最後に紹介する「学生専用ライフカード」はライフカード株式会社が発行するクレジットカードであり、名前通り学生(18〜25歳)のみが発行できます。当カードがベトナムでおすすめできる理由は、次の3点です。
- ベトナムで使うとキャッシュバックの対象になる
- 最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 卒業後も年会費は発生しない
学生専用ライフカードがベトナムに行く学生におすすめできる最大の理由は、当カードを海外利用すると、利用分の「3%」がキャッシュバックされるからです。事前エントリーは必要ですが、金額に応じて最大10万円が返ってきます。
キャッシュバックが得られるタイミングはそれだけではありません。たとえば入会から3か月以内にログインするだけで2,000円、ショッピングに利用すれば8,000円スマホ決済、入会から4か月以降ならサブスクの支払いで最高5,000円がキャッシュバックされます。
補償も充実しており、最初から最高2,000万円の補償が受けられる海外旅行傷害保険が付帯されているため、特にベトナムへ初めて行く学生にとっては安心感が大きいでしょう。
ちなみに学校を卒業すると、学生専用カードから年会費が無料の一般カードに自動で切り替わるため、追加で費用が発生することはありません。キャッシュバック等の学生専用特典はなくなりますが、ポイントは引き継がれるため今までと同様に利用できます。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は三井住友カード株式会社が発行するナンバーレス(NL)カードです。すでに多くの利用者がいる当カードですが、海外旅行におすすめできる理由は次の3点です。
- 留学生はより多くのポイントを貯められる
- 海外キャッシングは2つの規格に対応
- より海外特典が多いカードへの招待を受けられる
三井住友カードは2つのブランド発行や海外キャッシングに対応しているという分かりやすいメリットがありますが、特に学生におすすめできるのは、このカードは「学生ならより多くのポイントをもらえるから」です。
ベトナムは諸外国よりクレジットカード加盟店数や割合が低いものの、いわゆる「QRコード決済」を使える店舗は増加しています。
もし三井住友カードNLでQRコード決済を使えば、学生ポイントとして通常よりも最高「9.5%」の加算が行われます。そのためベトナム旅行や長期留学で出費が多くなる学生こそ、ポイントが貯めやすいのです。
貯めた「Vポイント」は、Vポイントサイトから「ANAマイル」に交換できます。ただし直接交換はできないため「ANAマイレージクラブ」への登録が必須です。
今回紹介しているのはあくまで一般カードですが、特定の条件をクリアすると上位カードへのインビテーションが届くことがあります。ゴールドカードは一般カードよりも還元率が高く、特典・補償も充実しているため、目指す方は積極的に利用していきましょう。
ベトナム旅行でクレジットカードを使用するメリット
次はベトナム旅行でクレジットカードを使用する4つのメリットについて解説していきます。
海外の利用でもポイントが貯まる
ベトナムでクレジットカードを支払いに使うと、決済のたびにポイントが貯まるのでお得です。これは現金払いにはない明確なメリットであり、特に海外旅行時は国内にいるときよりも出費が多くなりやすいため、ポイントも貯まりやすいです。
より「ポイントの貯めやすさ」を重視するなら、通常時の還元率や、付与率がアップする店舗・条件等にも注目する必要があります。特に今回紹介した「学生専用ライフカード」のような、海外使用時に還元率が高くなるカードはメリットが大きいです。
緊急時にキャッシングを利用できる
海外キャッシングに対応したクレジットカードなら、現地のコンビニや空港に設置してあるATMから、現地通貨を引き出すことができます。ベトナムはベトナムドン(VND)ですが、カードによってはアプリ内からレートを確認できるものもあります。
ちなみに海外キャッシングが利用できるのは、VISAブランドなら「PLUS」、Mastercardなら「Cirrus」マークがあるATMです。
海外旅行保険でいざという時に便利
クレジットカードには旅行保険が付帯しており、不測のケガや病気にかかったときの治療費や他人に対する賠償責任、携行品が破損したり盗難されたりしたときの修理費や事故で死亡・後遺障害なった等のケースにおいて、カード会社が補償してくれます。
注意すべきなのはクレジットカードごとに異なる補償額の上限と、その内訳です。多くのクレジットカードでは傷害による死亡・後遺障害時の補償や賠償責任補償額がもっとも高くなっているため比較しやすいですが、その他の傷害・疾病時の補償額や携行品損害の補償上限にも注目して比較する必要があります。
現地通貨のベトナムドンは円計算しずらい
ベトナムドンはそのまま日本円で計算すると、1ドンあたり「0.005円」程度であり計算しづらいです。そこで、次に挙げるいずれかの計算方法でおおよその金額を算出できます。
- ベトナムドンの末尾3桁のゼロを取って5倍する
- ベトナムドンの末尾2桁のゼロを取って2倍する
たとえば1万ドン、5万ドンそれぞれの買い物をするとき、日本円へのレート計算は次のようになります。
- 10万ドン:100 × 5 = 500円・1,000 ÷ 2 = 500円
- 20万ドン:200 × 5 = 1,000円・2,000 ÷ 2 = 1,000円
どちらの方法でも同じ計算結果となるため、計算しやすい方で問題ありません。また自分で計算したくない方はGoogle検索で「ベトナムドン 円」と検索するとリアルタイムのレートを知ることができますし、計算もしてくれるため便利です。
ベトナム旅行でクレジットカードを使う時の注意点
次はベトナム旅行でクレジットカードを使う際に注意したい2つの点について解説します。
盗難や不正利用に気をつける
ベトナムでクレジットカードを使う際は、盗難やスキミング等によるカード情報の窃取に注意する必要があります。過去にも海外の男性が現地のバーで不正決済され、約300万円の不正被害を受けたことでバーの元店主が指名手配されたことがあります。
このような被害に遭わないためには、カード番号が記載されていないため盗み見できない完全ナンバーレスカードを使用したり、スキミングを防止するカードケースを使用する、などの具体的な対策が求められます。
タッチ決済が使える場所も少ない
クレジットカードの不正利用を防止する1つの方法が、店員に直接カードを渡す必要がなく、不正改造された機器への磁気スキャンも防げる「タッチ決済」を使うことです。
ただしベトナムはカードのタッチ決済や、モバイルでの「Apple Pay」や「Google Pay」によるタッチ決済が使える店舗がまだ少ないです。そのため使える店舗を下調べしておき、最初から対応店舗のみを利用することで、不正利用をある程度防止できます。
ベトナムの支払い事情に関するよくある質問
ベトナムの支払い事情に関するよくある質問を紹介します。
外国通貨(ドルや円)は使える?
ベトナムでは、現地通貨のベトナムドン(VND)での支払いが基本。しかし、一部の高級ホテルや観光地では米ドルが受け入れられる場合もあります。
ATMはある?使いやすい?
ベトナム全土でATMが普及しており、VisaやMastercardなどの国際カードで現地通貨を引き出せます。ATM手数料は、約20,000〜50,000VND(約100〜300円)です。
チップの支払いは必要?
ベトナムではチップ文化は強くありません。観光業界では少しずつチップ文化が浸透しており、高級レストランやホテルではサービス料5〜10%が請求書に含まれることが多いです。
モバイル決済アプリは旅行者でも使える?
現地住民向けのモバイル決済アプリに「モモ(Momo)」や「ZaloPay」がありますが、現地の銀行口座を開設すれば旅行者でも利用できます。しかし、旅行者には利便性が低い場合があるため、クレジットカードや現金の利用が一般的です。
クレジットカード詐欺への注意点はある?
一部で、カードのスキミング被害が報告されています。信頼できる店舗や施設でのみ、クレジットカードを使用しましょう。また、公共Wi-Fiでのオンライン決済も、なるべく避けるのが賢明です。
ベトナムでクレジットカードが使える場所・使えない場所
最後に、ベトナムでクレジットカードが使える場所と使えない場所について解説していきます。
クレジットカードが使える場所
ベトナムでは主に以下の場所でクレジットカードが使用できます。
- ホテル
- レストラン
- コンビニエンスストア
- ショッピングセンター
- カフェ(チェーン店)
特に大都市のハノイやホーチミンでは使える店舗が多く、いわゆる高級ホテル・レストランではほとんどの店舗でクレジットカード決済が可能です。またコンビニではスマホでのタッチ決済やQR決済が使えることも多いです。
クレジットカードが使えない場所
逆にベトナムでクレジットカードが使えない場所は以下のとおりです。
- 地方のホテル・レストラン等
- 小規模・個人経営のレストラン
- ナイトマーケット
ベトナムでは未だ現金文化が根強く、特に都市部から離れるほどレストランやカフェ等における「現金のみ決済」店舗が増えます。またベトナムで有名な、夕方から夜に開かれるナイトマーケットではほぼ現金決済のみであるため注意が必要です。
まとめ
ベトナムは急速にキャッシュレス市場が成長しているものの、クレジットカードが使えず、現金でしか支払いできない店舗も多いです。
しかし都市部を旅行する際は対応店舗も多くクレジットカードがあれば何かと便利な場面が多いので、旅行前に必ず用意しておくことをおすすめします。
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