ANAスーパーフライヤーズカード(SFCカード)のおすすめ比較ガイド!会員制度について解説
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SFCカード(スーパーフライヤーズカード)は、ANAの上級会員だけが持てる特別なクレジットカードです。
年会費は他のクレジットカードと比べて高額ですが、ANAラウンジの無料利用や優先搭乗など、充実した特典を永続的に獲得できます。
一般カードからの切り替えを検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで、SFCカードの3種類の特徴や入会条件、特典内容を徹底的に解説します。
お得な切り替えタイミングや活用方法を知れば、ANAをよく利用する方にとって大きく節約ができるカードになるでしょう。
目次
SFCカード【スーパーフライヤーズカード】とは?
SFCカードは、ANAの最上級会員向けの特別なクレジットカードです。通常の上級会員資格は毎年の搭乗実績が必要ですが、SFCカードは年会費を支払うだけで特典が継続します。
このカードの最大の特徴は、一生涯にわたってANAの上級会員特典を受けられる点です。通常の上級会員ステータスは、毎年の搭乗実績で更新が必要となりますが、SFCカードは年会費を支払い続ける限り、特典が永続的に維持されます。
上級会員特典には、以下のようなものがあります:
- ANAラウンジの無料利用
- 優先チェックインカウンター利用
- 手荷物の優先受け取り
- 座席のアップグレード
- フライトボーナスマイルの増量
ANAラウンジの無料利用や優先チェックインなどの上級会員特典に加え、マイル還元率の優遇や海外旅行保険の充実など、クレジットカードとしての機能も充実しています。
年会費は一般カードでも11,275円(税込)と高めですが、ANAを頻繁に利用する方にとっては、その価値を十分に見出せる特別なカードです。
ANAの上級会員がSFCカード
引用元:ANA公式サイト
ANAの上級会員には、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズの3つのステータスがあります。それぞれのステータスで受けられる特典内容は異なり、上位のステータスほど充実した特典を利用できます。
ダイヤモンドサービスは年間100,000PP獲得、プラチナサービスは年間50,000PP獲得が必要です。通常はこの条件を毎年満たさなければなりませんが、SFCカードがあれば、年会費を支払うだけで特典を継続して受けられます。
ANAの上級会員特典とは
ANAグループ便の年間搭乗でステータスが決定され、上級会員として様々な特典が受けられます。ステータスはブロンズからプラチナ、ダイヤモンドまでの3段階があり、ANAグループ便の利用でポイント(PP)を貯めることで昇格できます。
ダイヤモンド会員は年間100,000PP、プラチナ会員は年間50,000PPの獲得が必要です。これらの会員は、スイートラウンジ利用や優先チェックインなど、より上質なサービスを受けられます。上級会員の中でも、ダイヤモンド会員は最も充実した特典を得られるステータスです。
SFCカードを持つことで、これらの特典を搭乗実績に関係なく、永続的に受けることができます。年会費は発生しますが、毎年のステータス維持の心配がなく、安定したサービスを受けられる点が大きな魅力です。
SFCに入会する前にカードを発行しよう
SFCカードの取得を考えている方は、まずANAカードを発行することをおすすめします。その理由は以下の通りです。
事前にANAカードを持っていると、SFC審査に通りやすくなります。審査時に、これまでのカード利用履歴や支払い実績が参考にされるためです。
また、ANAカードで航空券を購入すると、通常のマイルに加えてボーナスマイルが貯まります。これにより、上級会員への到達がより早くなる可能性があります。
さらに、ANAカードを持っていると次のメリットもあります。
- マイル有効期限が36ヶ月に延長
- 空港でのマイル&スマイルクラブカウンター利用可能
- 空港ラウンジが割引料金で利用可能
- 手荷物宅配サービスの割引
最初からSFCカードを申し込むよりも、まずはANAカードで実績を作ってからSFCカードへ切り替えるのが賢明です。
SFCカードを取得できる条件
SFCカードは、ANAの上級会員だけが申し込める特別なカードです。入会資格を得るには、厳しい条件をクリアする必要があります。入会資格は次の3つのいずれかを満たす必要があります。
- ダイヤモンドサービスメンバー
- プラチナサービスメンバー
- ANAグループ運航便のご搭乗で100万ライフタイムマイルに到達した方
ダイヤモンドとプラチナサービスについては、事前サービス期間中でも申し込みができます。事前サービスとは、次年度のステータスが確定した時点から適用される制度です。
また、申し込みには日本国内の金融機関の口座が必要で、カードの送付先も日本国内に限られます。学生の方は入会できず、別途クレジットカード会社による審査があります。
ダイヤモンド | 年間100,000PP獲得 |
---|---|
プラチナ | 年間50,000PP獲得 |
ライフタイムマイル | 100万マイル達成 |
SFCカードは3種類ある
SFCカードは一般カード、ゴールドカード、プレミアムカードの3種類があります。基本的な上級会員特典は共通していますが、年会費や付帯サービスの内容が異なります。
一般カードは、年会費11,275円(税込)で上級会員特典を受けられる基本的なカードです。海外旅行保険や国内航空傷害保険が付帯し、ANAラウンジも利用できます。
ゴールドカードは、年会費16,500円(税込)とやや高めですが、保険の補償額が上がり、フライトボーナスマイルも40%増量されます。また、マイル還元率も優遇されるため、ANAをよく利用する方におすすめです。
プレミアムカードは、年会費77,000円~170,500円(税込)と最も高額ですが、充実した特典を用意しています。ANAスイートラウンジの利用や50%のフライトボーナスマイル、入会時10,000マイルのプレゼントなど、上級者向けの特典が満載です。
カードブランドは、VISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブから選択可能です。一度発行した後でも、他のブランドへの変更が可能となっています。
一般カード
一般カードには、3つの国際ブランドからの選択が可能です。ANAスーパーフライヤーズカードのVISA、Mastercard、JCBです。それぞれ基本的な特典内容は同じですが、ポイントの付与方法や交換レートに違いがあります。
VISA・Mastercardは、200円の利用につき1ポイントが付与され、通常なら1ポイントを1マイルに交換できます。また、2倍コースに加入すると、1ポイントを2マイルに交換できますが、年間6,600円の移行手数料が必要です。
JCBは、1,000円の利用で1ポイントが付与され、5マイルコースと10マイルコースを選べます。5マイルコースは移行手数料が無料、10マイルコースは年間5,500円の移行手数料がかかりますが、マイル交換率が2倍になります。
いずれのブランドも、ANAグループでの利用時は通常の2倍のマイルが貯まります。また、ラウンジ利用や優先搭乗などの上級会員特典は、ブランドに関係なく同じように受けられます。
年会費
一般SFCカードの年会費は、本会員が11,275円(税込)、家族会員が5,610円(税込)です。家族会員は、本会員と生計を同一にする配偶者・ご両親・お子様(18歳以上)が対象となります。
年会費は、クレジットカード会社指定の期日までにお支払いいただく必要があります。期日までに支払いがない場合、継続ボーナスマイルの対象外となる可能性があるためご注意ください。
家族会員も本会員と同様に、ANAラウンジの利用や優先搭乗などの上級会員特典を受けられます。ただし、継続ボーナスマイルなどの一部特典は、本会員のみが対象となります。
本会員 | 11,275円 |
---|---|
家族会員 | 5,610円 |
年会費は高額に感じるかもしれませんが、頻繁にANAを利用する方であれば、ラウンジ利用や優先搭乗などの特典で十分に元を取ることができます。
入会キャンペーン
一般SFCカードには、現在入会キャンペーンの設定はありません。ただし、無料会員登録日から3日以内の有料プラン申し込みで、初月月額料金が50%OFFになる特典があります。
マイル還元率
一般SFCカードのマイル還元率は、利用場所や支払い方法によって異なります。
通常のお買い物
- VISA・Mastercard:200円につき1ポイント(1ポイント=1マイル)
- JCB:1,000円につき1ポイント(1ポイント=5マイル、または10マイル)
ANAグループでの利用時
- 航空券購入:100円につき2マイル
- 機内販売:100円につき2マイル
フライトボーナスマイル
- 通常の35%増量
- 例:10,000マイルの搭乗なら3,500マイルが追加
また、マイル移行時の手数料とコースは以下の通りです。
VISA・Mastercard:
- 通常コース:手数料無料(1ポイント=1マイル)
- 2倍コース:年間6,600円(1ポイント=2マイル)
JCB:
- 5マイルコース:手数料無料(1ポイント=5マイル)
- 10マイルコース:年間5,500円(1ポイント=10マイル)
特典方法・保険内容
一般SFCカードは、充実した保険サービスとさまざまな空港特典が付帯します。海外旅行傷害保険は最高5,000万円の補償で、カードで旅行代金を支払うことで自動付帯されます。また国内航空傷害保険も最高5,000万円まで補償され、ANAの航空券をカードで購入すると適用されます。
空港では、ANAラウンジとUnited Clubが無料で利用可能です。同行者1名様まで無料でご利用いただけます。また、優先チェックインカウンターの利用や手荷物の優先受け取りなど、上級会員ならではの特典も受けられます。
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
---|---|
国内航空傷害保険 | 最高5,000万円 |
ラウンジ利用 | ANAラウンジ、United Club無料 |
優先チェックイン | 専用カウンター利用可能 |
手荷物対応 | 優先受け取り |
フライトボーナス | 35%増量 |
マイル有効期限 | 36ヶ月 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
これらの特典は家族カードでも利用可能です。ただし、フライトボーナスマイルの増量など一部の特典は、本会員カードでの支払いが条件となります。
ゴールドカード
ゴールドSFCカードは、一般カードよりも充実した特典と保険サービスを提供する上位カードです。ANAをよく利用する方におすすめの1枚です。
年会費
ゴールドSFCカードの年会費は、本会員が16,500円(税込)、家族会員が8,250円(税込)となっています。家族会員は配偶者・ご両親・お子様(18歳以上)が対象です。
入会キャンペーン
ゴールドカードにも、現在入会キャンペーンの設定はありません。ただし、継続特典として毎年2,000マイルが付与されます。さらに、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズサービスメンバーには、追加で2,000マイルの特別ボーナスマイルが付与されます。
マイル還元率
ゴールドカードは一般カードよりも優遇されたマイル還元率となっています。
通常のお買い物
- VISA・Mastercard:200円につき1ポイント(1ポイント=2マイル)
- JCB:1,000円につき1ポイント(1ポイント=10マイル)
ANAグループでの利用時
- 航空券購入:100円につき2マイル
- 機内販売:100円につき2マイル
- フライトボーナス:40%増量
特典方法・保険内容
一般カードと比べて、海外旅行傷害保険の補償額が2倍になり、フライトボーナスも5%増量されています。また、マイル還元率が優遇され、より効率的にマイルを貯めることができます。
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
---|---|
国内航空傷害保険 | 最高5,000万円 |
ラウンジ利用 | ANAラウンジ、United Club無料 |
優先チェックイン | 専用カウンター利用可能 |
手荷物対応 | 優先受け取り |
フライトボーナス | 40%増量 |
マイル有効期限 | 36ヶ月 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
プレミアカード
プレミアムSFCカードは、SFCカードの中で最高峰の特典と付帯サービスを提供する最上位カードです。ブランドによって年会費が異なりますが、その分の価値以上の特典が用意されています。
年会費
プレミアムSFCカードの年会費は、ブランドによって大きく異なります。
JCB | 77,000円 | 4,400円 |
VISA | 88,000円 | 4,400円 |
ダイナース | 170,500円 | 無料 |
アメリカン・エキスプレス | 165,000円 | 無料(4枚まで) |
JCB | 77,000円 | 4,400円 |
入会キャンペーン
プレミアムカードは、入会時に10,000マイルのボーナスが付与されます。さらに、継続特典として毎年10,000マイル、ダイヤモンドやプラチナサービスメンバーには追加で2,000マイルの特別ボーナスマイルが付与されます。
マイル還元率
プレミアムカードは、最も優遇されたマイル還元率を誇ります。
通常のお買い物
- VISA:200円につき1ポイント(1ポイント=3マイル)
- JCB:1,000円につき2ポイント(1ポイント=13マイル)
- ダイナース:100円につき1.5マイル
- アメリカン・エキスプレス:100円につき1マイル(ANAグループ利用時は2.5マイル)
ANAグループでの利用時:
- 航空券購入:100円につき2.5マイル
- 機内販売:100円につき2.5マイル
- フライトボーナス:50%増量
特典方法・保険内容
プレミアムカードならではの特典として、ANAスイートラウンジやUnited Polaris Loungeの利用が可能です。また、フライトボーナスも50%増量と最高水準の還元率となっています。
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
---|---|
国内航空傷害保険 | 最高5,000万円 |
ラウンジ利用 | ANAスイートラウンジ、United Polaris Lounge無料 |
優先チェックイン | スイートカウンター利用可能 |
手荷物対応 | 最優先受け取り |
フライトボーナス | 50%増量 |
マイル有効期限 | 36ヶ月 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
SFCカードへの新規入会方法
SFCカードへの入会手続きは、以下のステップで進めていきます。
STEP1. 入会申込書の請求
- ANAウェブサイトにログイン
- マイメニュー内「会員情報の登録・変更」を選択
- 「スーパーフライヤーズカード入会申込書を請求する」をクリック
STEP2. 申込書の受け取り
- 申込書は通常2~3週間ほどでANAマイレージクラブに登録の住所へ届きます
- 年度末など申し込みが集中する時期は3週間以上かかる場合もあります
- JCBカードの場合は、オンラインでの申し込みとなります
STEP3. 必要書類の準備
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 収入証明書類
- その他クレジットカード会社が指定する書類
STEP4. 申込書の返送と審査
- 必要事項を記入した申込書を返送
- クレジットカード会社による審査
- 審査通過後、カードが発行されます
注意点
- 必ず日本国内の住所でお申し込みください
- 学生の方は入会できません
- すでにANAカードをお持ちの方は、新規入会扱いとなります
- JCBカード以外は、オンラインでの申し込みはできません
SFCカードを取得する際の注意ポイント
SFCカードを取得する際は、いくつかの重要な注意点があります。事前に確認しておくと良いでしょう。
取得は一人一枚まで
SFCカードは、1人につき1枚のみしか保有できません。これはブランドに関係なく、例えばVISAとJCBなど、複数のブランドを同時に持つことはできません。既にSFCカードを持っている場合は、新たに別のSFCカードを申し込むことはできませんので注意が必要です。
カードブランドは自由に変更可能
SFCカードは、VISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの中から好きなブランドを選べます。一度発行した後でも、他のブランドへの切り替えが可能です。ただし、カードブランドの変更時は現在のカードを解約し、新規入会の手続きが必要となります。
一般カードは年会費に比べてメリットが少ない
SFC一般カードは、年会費11,275円(税込)に対して特典が限られています。フライトボーナスマイルも35%増量と、ゴールドカードの40%、プレミアムカードの50%と比べて低めです。ANAを頻繁に利用する方は、年会費は高くなりますが、ゴールドカード以上の選択をおすすめします。
以上の点を踏まえ、自分の利用頻度や目的に合わせて、最適なカードを選びましょう。特に年会費については、特典の利用頻度と比較して検討することが重要です。
SFCカード取得に関するよくある質問
多くの方が持つSFCカードに関する疑問について、主な質問について解説します。入会条件や家族会員のサービス内容、カード切り替えの方法など、気になる点を詳しく見ていきましょう。
SFCカードへの切り替え方法は?
既存のANAカードからSFCカードへの切り替えは、カードブランドによって手続き方法が異なります。JCBはMyJCBから、ダイナースとアメリカン・エキスプレスはカード会社への電話で切り替え申し込みが可能です。VISA・マスターは切り替え申込書の請求が必要となります。
SFCカードの家族会員はラウンジ利用ができますか?
家族会員もANAラウンジを利用できます。本会員と同様に、国内線・国際線のANAラウンジやユナイテッド航空のラウンジが無料で利用可能です。プレミアムカードの家族会員は、ANAスイートラウンジも利用できます。ただし、同行者の利用には制限があります。
SFCカードは誰でも作れますか?
誰でもSFCカードを作れるわけではありません。ANAの上級会員(ダイヤモンドまたはプラチナサービス)か、ANAグループ便で100万ライフタイムマイルを達成した方のみが申し込めます。また、日本国内の金融機関の口座が必要で、学生は入会できません。
まとめ
SFCカードは、ANAの上級会員だけが持てる特別なクレジットカードです。一般、ゴールド、プレミアムの3種類があり、それぞれ特典内容と年会費が異なります。
取得のポイント
- 入会には上級会員資格または100万ライフタイムマイルの達成が必要
- 1人1枚のみの発行
- カードブランドは後から変更可能
- ゴールドカード以上がおすすめ
主な特典として、ANAラウンジの無料利用、優先チェックイン、手荷物の優先受け取り、フライトボーナスマイルの増量などがあります。これらの特典は、年会費を支払い続ける限り永続的に受けられます。
ANAを頻繁に利用する方、特に海外出張や旅行が多い方にとっては、年会費以上の価値がある非常に魅力的なカードといえます。自分の利用頻度や目的に合わせて、最適なグレードのカードを選びましょう。
また、最初からSFCカードを申し込むのではなく、まずはANAカードで実績を作ってからの切り替えを検討するのも賢明な選択です。
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