留学エージェントの費用相場は?6社に同じ条件で見積もりを取った結果を公開【2026年】

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2026.08.05
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留学エージェントの費用相場を調べると「手数料は3〜30万円」という説明がよく出てきます。ただ、実際に見積もりを取ってみると、この数字だけでは判断できないことがわかります。編集部が同じ条件で6社のカウンセリングを受けたところ、提示された総額は85万円から130万円まで開きました。しかも、その差の大半は「サポートの質」ではなく「総額に何を含めているか」の違いでした。この記事では、6社の実際の見積もりを公開しながら、留学エージェントの費用相場と内訳、比較するときに見るべきポイントを解説します。

この記事の調査について

  • 調査時期:2026年4月
  • 調査方法:編集部員が各社の無料カウンセリングに実際に申し込み、受講
  • 調査対象:夢カナ留学/スマ留/スクールウィズ/ラストリゾート/スタディーイン/タビケン留学の6社
  • 相談条件:オーストラリア・ワーキングホリデー/2026年10月末までに渡航希望/予算100万円前後
  • 調査者:働きながら渡航を検討する社会人。海外経験は旅行程度

掲載している金額・所要時間・対応内容は、上記条件で1名が1回のカウンセリングを受けた際の記録です。時期・条件・担当者によって異なる場合があります。

この記事でわかること

  • 同じ条件で6社に見積もりを取った実際の金額(85万〜130万円)
  • 各社の「総額」に何が含まれ、何が含まれていないか
  • 見積もりの差が生まれる3つの理由
  • 複数社を比較するときに揃えるべき4つのチェックポイント

目次

結論:同じ条件でも見積もりは85万〜130万円まで開いた

同一条件・同一時期に6社へ相談したところ、提示総額は853,900円から130万円まで、最大で約45万円の差が出ました。

6社の見積もり総額一覧

エージェント 提示総額 語学学校 渡航前の英語学習
スマ留 853,900円(税込) 豪4週間 アプリ+オンライン英会話 6ヶ月
スクールウィズ 約92万円 比1ヶ月+豪1ヶ月 マンツーマン週3回
スタディーイン 97万円 なし 6ヶ月
ラストリゾート 約100万円 豪4週間(比1ヶ月は別途) 1年分のマンツーマン英会話
夢カナ留学 948,967円 なし(原則) 夢カナEnglish 6ヶ月
タビケン留学 120〜130万円 なし 半年

ただし、この表を「安い順ランキング」として読むのは危険です。各社で「総額」に含まれる範囲がまったく違うためです。

「総額」に何が含まれているかの比較

エージェント 海外保険 航空券 現地の持参資金
スマ留 含む 含む 含まない
スクールウィズ 含む(26万円) 含む(約4.8万円) 含まない
スタディーイン 含む(25〜30万円) 含む(10万円・片道) 含む(20〜30万円)
ラストリゾート 含む(20万円) 含む(約10万円) 含む(30万円)
夢カナ留学 案内のみ 紹介のみ 含まない
タビケン留学 面談で提示なし 面談で提示なし 含まない

つまり、スタディーインの97万円とラストリゾートの約100万円には現地で使う生活資金20〜30万円が含まれている一方、スマ留の853,900円と夢カナ留学の948,967円には含まれていません。さらに夢カナ留学は保険と航空券が案内・紹介にとどまるため、実際の支出はこの金額に上乗せされます。

同じ「約100万円」でも、指している範囲が違う。これが留学エージェントの費用比較で最初につまずくポイントです。

留学エージェントの費用相場【一般的な目安】

まず前提として、一般に語られている相場を整理します。エージェントに支払う手数料の相場は3〜30万円、渡航費や生活費を含めた総額は渡航先と期間で大きく変わります。

手数料(サポート費)の相場は3〜30万円

複数の留学メディアや各社の解説では、留学エージェントの手数料相場は3〜30万円とされることが一般的です。幅が大きいのは、短期の語学留学か大学進学かでサポートの工数が大きく変わるためです。短期の語学留学は低め、大学・大学院への進学サポートは高めになる傾向があります。

ただし今回の6社では、この「手数料」だけを単体で提示した会社はありませんでした。いずれも渡航前の英語学習や現地サポートを含むパッケージ料金として提示されます。そのため「手数料いくら?」という聞き方をしても比較可能な数字は出てきません。

ワーホリの総額相場は現地生活費を含めて180万円前後

オーストラリアのワーキングホリデーで1年間滞在した場合の総額は、現地の家賃・食費を含めて180万円前後が一般的な目安とされています。ただしワーホリは現地で就労できるため、8ヶ月程度アルバイトをすれば収入で相殺され、最終的な持ち出しはほぼゼロ、あるいはプラスになるという試算も広く紹介されています。

この記事で扱う85万〜130万円という数字は、この180万円のうち「渡航前にエージェント経由で支払う分」と「渡航直後に必要な分」にあたります。現地滞在中の家賃・食費は含まれていません。

「無料エージェント」と「有料エージェント」の違い

留学エージェントには、手数料を取らない無料型と、サポート費を別途請求する有料型があります。無料型は語学学校からの紹介手数料で運営が成り立つ仕組みです。

今回の6社はいずれも有料のパッケージ型でしたが、無料型を選ぶ場合は「なぜ無料が成立するのか」を理解しておく必要があります。ビジネスモデルの構造と、それが学校選びにどう影響するかは別記事で詳しく解説しています。

なぜ同じ条件で見積もりがここまで違ったのか

6社の差は主に3つの要因から生まれていました。サポートの質の差というより、プラン設計の思想の差です。

理由1:総額に含まれる範囲が各社で違う

最も大きな要因がこれです。前述のとおり、保険・航空券・現地の持参資金を含めるかどうかで20〜40万円の差が生まれます。

たとえばスタディーインの97万円は、6ヶ月の英語学習36万円(48万円からの割引後)+税、飛行機10万円(片道)、保険1年25〜30万円、ビザ6万円、貯金20〜30万円を積み上げた数字でした。貯金20〜30万円は本来エージェントへの支払いではありませんが、渡航に必要な総額として提示されています。

ラストリゾートの約100万円も同様に持参資金30万円を含んでおり、しかもこの金額はフィリピン滞在分を除いた数字でした。フィリピン1ヶ月分(約30万円)を加えると総額はさらに上がります。

一方、夢カナ留学の948,967円は明細が発行された金額です。内訳は次のとおりでした。

項目 金額
ワーホリコース 858,000円
割引 -100,000円
消費税(10%) 75,800円
①合計(税込) 833,800円
②語学学校・滞在先・VISA 115,167円
総合計 948,967円

②の内訳はホームステイ手配・空港送迎手配が0円、滞在先関連が84,243円、渡航費用が30,924円でした。10万円の割引が適用された後の金額である点、そして保険と航空券は含まれていない点は、比較時に必ず押さえておくべきポイントです。

理由2:語学学校に行くかどうか

6社は「語学学校に行かせる派」と「行かせない派」にはっきり分かれました。

方針 該当社 考え方
2カ国留学を提案 スクールウィズ/ラストリゾート フィリピンで集中的に語学力を上げてから、豪の語学学校で高いレベルのクラスに入る
渡航後に短期で通学 スマ留 豪の語学学校4週間で語学力と現地の生活情報を同時に得る
渡航前学習に集中 夢カナ留学/スタディーイン/タビケン留学 日本で英語力を上げてから渡航し、現地では就労に集中する

2カ国留学を提案した2社は、フィリピンの語学学校費用が加わるぶん総額が上がります。ただしフィリピンは物価が安く、スクールウィズの見積もりでは地方エリアの語学学校1ヶ月が25万円(現地支払費用込み)でした。豪の語学学校が1ヶ月40万円(ホームステイ込み)だったことを考えると、同じ1ヶ月でも学習コストは大きく違います。

理由3:渡航前の英語学習がマンツーマンかグループか

各社とも渡航前の英語学習をパッケージに含めていましたが、形態には差がありました。

  • ラストリゾート:渡航前1年分の25分マンツーマン英会話(24時間対応)
  • スクールウィズ:マンツーマンのレッスンを週3回。自社開発アプリと学習仲間の報告スレッド付き
  • スマ留:AI英会話アプリとオンライン英会話が渡航前半年間使い放題。マンツーマンでの英会話学習が可能
  • 夢カナ留学:6ヶ月。カウンセリング中の体験レッスンはマンツーマンだったが、実際のプランは1枠55分・5〜8人のグループレッスンがメイン

ここは見積書の金額だけでは絶対に見えない部分です。同じ「渡航前6ヶ月の英語学習込み」でも、中身がマンツーマンかグループかで実際の学習量はまったく変わります。編集部が受けた夢カナ留学のカウンセリングでは、体験レッスンがマンツーマンだったため、実プランがグループのみと知って印象が変わった経緯がありました。

費用の内訳を6項目に分解する

見積もりを正しく比較するには、総額ではなく項目単位で並べる必要があります。今回の6社の見積もりから、内訳を6項目に整理しました。

項目 目安 備考
エージェントのサポート費・渡航前英語学習 36万〜86万円 各社で最も差が出る項目。パッケージ化されており単体では提示されないことが多い
語学学校 0〜65万円 比1ヶ月25万円/豪1ヶ月40万円(いずれも滞在費込み)が実例
海外保険(1年) 20万〜30万円 4社が20万・26万・25〜30万・20万を提示。必ずかかる費用
ワーホリビザ申請費 6万〜7万円 必ずかかる費用。豪の申請料は改定されるため要確認
航空券 約10万円 片道の目安。2カ国留学の場合は乗り継ぎ分が加算
現地の持参資金 20万〜30万円 仕事が決まるまでの生活費。エージェントへの支払いではない

このうち保険とビザは必ずかかる固定費です。ラストリゾートのカウンセラーは、この2項目を「必ずかかる部分」として明確に区別して説明していました。逆に言えば、エージェント選びで削れる余地があるのはサポート費と語学学校の部分だけです。

見積もりを比較するときの4つのチェックポイント

6社を回って実感したのは、複数社の見積もりを並べてもそのままでは比較にならないということでした。以下の4点を揃えてから比べてください。

1. 「総額」の定義を揃える

最優先はこれです。「保険・航空券・ビザ・現地の持参資金が含まれているか」を4項目とも確認し、含まれていないものは自分で足してから並べます。この作業をしないと、生活資金込みの97万円と、保険も航空券も別の948,967円を同じ土俵で見てしまいます。

2. 割引後の金額か確認する

夢カナ留学の見積もりには10万円の割引が適用されていました。割引の適用条件(期間限定か、申込時期によるか)は見積書の表面だけではわからないため、口頭で確認しておくべき項目です。

3. 渡航前英語学習の「形態」と「開始時期」を確認する

形態(マンツーマンかグループか、1回何分か、何人クラスか)に加えて、いつから始められるかを必ず聞いてください。

編集部が夢カナ留学のカウンセリングで直面したのがこの問題でした。受講生が多く、最短で契約しても開始は約1ヶ月後。「早く希望の職に就くには最低6ヶ月の事前学習が必要」と説明された一方、10月末渡航の希望と照らすと5ヶ月分しか受講できない計算になりました。渡航後に残りを受講できるとの案内でしたが、渡航前に英語力を上げる目的からするとその意味は薄くなります。

「6ヶ月の英語学習込み」という記載があっても、渡航日から逆算して6ヶ月確保できるとは限りません。

4. 分割払いの回数とキャンセル費用を確認する

この2つは各社で大きく差が出る一方、見積書には書かれていないことがほとんどです。

  • 分割払い:スマ留は最大60回。他社に聞いたところ6回程度が一般的でした
  • キャンセル費用:スクールウィズは出発前日でも3万円。同社の説明では、他社では半額を取られるケースも珍しくないとのことでした

100万円前後の支出を検討する以上、「払い方」と「やめるときにいくらかかるか」は総額と同じくらい重要な比較軸です。

費用を抑える現実的な方法

2カ国留学で語学学校のコストを下げる

フィリピンで語学力を上げてから英語圏に渡る2カ国留学は、6社中2社が提案してきた方法です。前述のとおり、語学学校の費用は比1ヶ月25万円に対し豪1ヶ月40万円と差があるため、同じ学習量なら総額を抑えられる可能性があります。

ただしスクールウィズのカウンセリングを受けた編集部員は、英語初心者で海外経験が旅行程度の場合、2カ国留学は気持ちのハードルが高いと感じました。この点を伝えたところ「現地には日本人も日本人スタッフもおり、24時間サポートもある」との回答でしたが、費用面のメリットだけで判断すべきではない選択肢です。

現地収入を含めた総額で考える

ワーホリの場合、現地での就労収入を前提に考える方法があります。夢カナ留学によると、通常のエージェントは初期費用を重視するのに対し、同社は現地収入を含めた総トータルで見る考え方を伝えているとのことでした。渡航後すぐ働ける状態を作ることで無職期間を短くする、という設計です。

この考え方自体は合理的ですが、「現地で早く仕事が決まる」という前提が崩れると成り立ちません。各社が掲げる現地就職率は、その算出条件(対象者の絞り込み、達成要件)まで確認したうえで判断してください。

語学学校に行かない選択肢を検討する

渡航前の学習に集中し、現地では語学学校に通わず就労に専念する設計も3社が提案していました。語学学校費用がまるごと不要になるため総額は下がります。ただし現地でのコミュニティ形成や生活情報の入手経路が減るため、海外経験が乏しい場合は慎重に検討すべき選択です。

見積もりを取るときによくある失敗

面談を受けても金額が提示されないケースがある

タビケン留学のカウンセリングでは、90分のうち最後の5分でようやくプランの説明に入り、金額は一切提示されないまま面談が終了しました。開始直後に「料金まで知りたい」と伝えていたにもかかわらずです。後日LINEで確認したところ、初期費用120〜130万円との回答でした。

夢カナ留学でも、120分の予定を90分に収められないか相談したところ「90分では難しく、費用と見積もりは次回別途」と案内されています(実際には130分の面談内で見積もりが提示されました)。

面談を予約する段階で「今回の面談内で見積もりまで出してほしい」と明示的に伝えておくことが、時間を無駄にしない最も確実な方法です。

予算を伝えても超過するプランを提案されることがある

スタディーインのカウンセリングでは、予算100万円と伝えたうえで3つのプランを紹介されましたが、その中には予算を大きく超えるものも含まれ、説明に時間が使われました。予算内に収めること自体は可能とのことでしたが、具体的な金額は後日案内となり、その場で判断材料は得られませんでした。

予算は面談の冒頭で伝え、「予算内のプランだけ提示してほしい」と範囲を限定すると、限られた時間を有効に使えます。

1社だけで決めない

今回の調査で最も差が出たのは金額そのものではなく、同じ予算に対する提案の中身でした。同じ「予算100万円・豪ワーホリ」という条件から、2カ国留学、渡航前英語学習6ヶ月、語学学校4週間+就労サポートと、まったく違うプランが出てきています。

1社だけで判断すると、その会社が得意とする型が唯一の選択肢に見えてしまいます。最低でも3社は見積もりを取ることをおすすめします。

よくある質問

留学エージェントの手数料は交渉できますか?

今回の6社では、こちらから交渉せずとも夢カナ留学の見積もりに10万円の割引が適用されていました。キャンペーンや申込時期による割引が設定されている場合があるため、「現在適用できる割引はあるか」を確認する価値はあります。

無料エージェントを選べば費用は抑えられますか?

エージェントに支払う手数料は抑えられますが、語学学校の費用・保険・ビザ・航空券は変わりません。また無料型は学校からの紹介手数料で成り立つため、紹介される学校の選択肢に影響が出る場合があります。詳しくは無料・有料の比較記事をご覧ください。

見積もりはカウンセリング当日にもらえますか?

会社によります。夢カナ留学はその日のうちに見積金額が出ました。スクールウィズは面談後にLINEで項目ごとの金額を文面で共有してくれました。一方、タビケン留学は面談内で金額が出ず、スタディーインは予算内プランの具体的な金額が後日案内となりました。

ワーホリの費用は現地で働けば回収できますか?

オーストラリアは最低賃金が高いため、1年間で現地収入が支出を上回るという試算は広く紹介されています。ただしこれは一定期間就労できた場合の試算であり、仕事が決まるまでの期間や労働時間によって結果は変わります。渡航前に必要な資金(今回の85万〜130万円に相当する部分)は、回収前に用意しておく必要がある点に注意してください。

まとめ

留学エージェントの費用相場は、手数料単体では3〜30万円とされます。ただし今回6社に同じ条件で見積もりを取った結果、提示総額は853,900円から130万円まで開き、その差の大半は「総額に何を含めているか」の定義の違いから生まれていました。

比較するときは、次の4点を揃えてください。

  1. 保険・航空券・ビザ・現地の持参資金が含まれているかを揃える
  2. 割引適用後の金額かどうかを確認する
  3. 渡航前英語学習の形態(マンツーマン/グループ)と開始時期を確認する
  4. 分割払いの回数とキャンセル費用を確認する

そして最も重要なのは、1社だけで判断しないことです。同じ予算・同じ渡航先でも、各社から出てくるプランの中身はまったく違います。複数社の見積もりを同じ土俵に並べて初めて、自分の目的に合った選択ができます。


本記事に掲載している料金・サービス内容は2026年4月時点で編集部が各社のカウンセリングを受けた際の情報です。実際の料金は渡航先・時期・期間・為替・キャンペーンによって変動します。最新の情報は各社の公式サイトまたはカウンセリングでご確認ください。カウンセリングの内容や対応は担当者によって異なる場合があります。

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