創業から150年!南アルプスの恵みを受ける「株式会社仙醸」こだわりの酒造り!

画像引用元:株式会社 仙醸
今回は長野県にある株式会社 仙醸さんを取材させていただきました。
取材を受けて下さったのは輸出・オンラインショップ運営・広報を担当しているシャープ仁妙(ひとみ)さんです。
シャープ仁妙さんは長野県伊那市高遠町の魅力に惹かれて、2年前にイギリスから家族で移住されました。
高遠町の魅力をお酒を通して伝えながら、多くの方々にこの町のファンになってもらいたいという思いでお仕事をされているそうです。
今回は、シャープ仁妙さんに株式会社 仙醸さんの魅力を紹介します!
株式会社「仙醸」の歴史について
画像引用元:株式会社 仙醸
株式会社仙醸は1866年、天下第一の桜で知られる高遠町にて創業されました。
山々に囲まれた伊那谷は酒造りに適した環境で、その恩恵をお酒に注ぎ込むこと約150年、現在の社長は6代目です。
1972年には瓶詰製品工場や事務所を建設。
また、1984年に新工場建設により、これまでよりも効率の良い生産や安定した品質を造り出す環境が整いました。
しかし、1990年代の焼酎ブームなどの影響で日本酒の消費力が落ち込み、大きな転換を迫られます。
そこで2005年に麹造りの技術を応用し、麹100%の甘酒を発売するなど工夫を凝らしてきました。
今では大型の機械から、職人の手作業により麹づくりを行う麹室まで完備し、多岐に渡る様々なニーズに応えることができる酒蔵となっています。
こうした企業努力を重ねて全国新酒鑑評会ではなんと、今年で3年連続の金賞を受賞という実績を積み上げており、その味と実力は確かなものです。
しかしシャープ仁妙さんは「美味しいお酒を届けられるように精進してまいります」と、なんとも謙虚でひたむきな姿勢でお酒と向き合っています。
情熱を注いでいるイベントとは?
画像引用元:株式会社 仙醸
仙醸の会社のシンボルマークは米麹を表しており、江戸時代から続く麹造りや発酵技術を生かして現代のライフスタイルに合わせた発酵食品を生み出し続けています。
こうした米発酵食品を生かし、日本酒のみならず、あまざけ、どぶろく、焼酎、そしてジンに至るまで幅広く手掛け、様々なニーズに対応しています。
また、歴史の趣を感じる城下町、信州高遠町にて酒造りを行っているので地域での伝統行事も多く、とりわけ、春の「桜まつり」は多くの人で町はにぎわいます。
固有種である「タカトオコヒガンザクラ」が、この時期に咲き乱れ、町が優しいピンク色で包まれる風景も魅力です。
城下町に古くからある酒蔵ということで、地域行事があるときには、今でも残る歴史文化を肌で感じてもらえるようにと、旧酒蔵を一般開放しているので、普段は公開していない建物の内部を見ることができます。
仙醸の見どころをご紹介!
画像引用元:株式会社 仙醸
高遠町のご城下通り沿いの旧蔵は、築およそ150年以上の建物で、当時、蔵人たちが寝泊まりしながら酒造りを行っていた蔵です。
蔵の内部に踏み込むと、まるでタイムスリップしたかのように、深遠な歴史のたたずまいに歴史の深さを肌で感じられます。
高遠町にある鉾持神社と仙醸の関わりは古く、創業以来、神社の上流から引いた大宝水道で酒造りを行なってきました。
現在でも旧蔵の前で、大宝水道からの水をご覧いただけます。
毎年2月に行われる「だるま市」では、鉾持神社でどぶろくのもととなる酒母を製造し、2月11日に完成したどぶろくを参拝者にふるまうというイベントを行いました。
1300年を超える本神社の伝統を次世代に伝えていくための一助になればと考えております。
火入れをせずにふるまわれる生のどぶろくに、とても美味しい!とおかげさまで好評をいただいております。
冬の寒い時期ではございますが、ぜひ足を運んでいただけましたら幸いです。
高遠町全体の魅力について
画像引用元:株式会社 仙醸
高遠町の三峰川の上にかかる赤い天女橋は、昭和37年に建設されました。
四季折々の風景、また、日常生活の中においても映える赤色とレトロな風情が特徴的です。
城下町としても知られ、豊かな自然と歴史深い建物が町の美しさを形成しています。
高遠城址公園南側からの眺望は、春になると、雪がまだ残る中央アルプスを背景に、満開の桜を愛でることができます。
多くの人々が足を運ぶ、絶景スポットになっています。
また仙丈ケ岳の雄姿、中央アルプスの連峰・・・それだけでなく、裏道に入ると、これまた懐かしい風景を感じ取りながら、散歩ができるのが魅力です。
自然や風景だけでなく、グルメも好評。
辛み大根のおろし汁に焼き味噌を溶いたつゆで食べる「高遠そば」(信州そばの原型と言われています)や、羊肉と野菜を蒸した太めの麺と炒める「ローメン」といったソウルフードが人気です。ぜひお楽しみください。
多くの移住者が、この土地に移り住み、安心して根を下ろしているように感じます。移住者を温かく受け入れてくれる地域性も、高遠町の大きな魅力の一つとなっています。
高遠町は土地で受け継がれてきた伝統・文化を大切に守りながらも、未来への活力が育まれているのを感じる、素晴らしい町です。
基本情報
所在地: 〒396-0217 長野県伊那市高遠町上山田2432
お問い合わせ:0265-94-2250
開館時間:8:00~17:00
公式サイト:https://www.senjyo.co.jp/
オンラインショップ:https://shop-senjo.jp/
地図:Googleマップ
今後の展望、どんな場所でありたいか?
画像引用元:株式会社 仙醸
これからの仙醸や高遠町について3つの展望があるとコメントしていただいたので、紹介します。
まず一つ目は、お酒を通じて興味を持ってもらい、2つ目に訪れていただきたい、その上で3つ目に好きになってもらえたら幸いとのこと。
そのためにこれからも美味しいお酒を作り、お客様に届けて楽しんでいただきたいと考えているそうです。
美しい日本の伝統・文化を肌で再認識しながら、弊社もその要素の一つになっていけたらと願っています。
まとめ
画像引用元:株式会社 仙醸
株式会社仙醸は150年以上も前から情熱をもって酒造りと向き合ってきました。
しかし、一つのものにこだわらず、常に新しいものを創造し、多岐にわたるニーズに応え続けています。
各種、イベントにも注力し毎年恒例の仙醸蔵まつりは特に人気があります。
高遠町の自然にも恵まれ、町全体としても歴史や魅力があり、訪れた人を楽しませてきました。
お酒が好きな方や、歴史のある建物に興味がある方は一度足を運んでみてはいかがでしょう。
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