アルゼンチン観光の費用や治安って?観光モデルコースをチェックして充実した旅をしよう!
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南アメリカの南部に位置するアルゼンチンは、豊かな自然が魅力のスポットです。多種多様な文化が共存しており、活気に満ちています。サッカーやタンゴが有名で、旅行者にも人気です。アルゼンチンを旅行するのなら、まずはどのような土地なのかを調べておきましょう。
本記事では、物価や治安、必要な費用などアルゼンチン旅行に必要な情報をお伝えしていきます。そのほかにも、おすすめ観光スポットやグルメ、アルゼンチンを思い切り満喫できる1週間のモデルコースのご紹介など、盛りだくさんの内容となっています。
目次
アルゼンチンってどんな場所?
アルゼンチンは、南アメリカの南部に位置する国です。日本からアルゼンチンまでは直行便が就航していません。そのため、たとえば成田・羽田空港などからアメリカ・カナダなどの主要空港を経由して向かうアクセス方法が一般的です。
物価は、日本よりも安い傾向にありますが、首都のブエノスアイレスではやや高めです。時差は日本よりも12時間遅れています。夏の時期にあたる12~2月や、春の兆しが見え始める9~11月がベストシーズンにあたり、旅行にぴったりです。
中南米諸国の中では比較的治安の良い国ですが、日本よりもスリや窃盗が多いと言われており、観光中の服装や夜間の外出時には注意が必要です。
アクセス方法 | 飛行機(直行便の就航はなし) |
物価 | 比較的安い(首都のブエノスアイレスはやや高め) |
治安 | ・中南米諸国の中では比較的良い ・日本よりもスリや窃盗が多い |
時差 | -12時間 |
ベストシーズン | 9~11月、12月~2月 |
アルゼンチンの物価
ミネラルウォーター | 約100~200円 |
ランチ | 約1,500~3,000円 |
ホテル(スタンダードクラス・1泊) | 約5,000~10,000円 |
アルゼンチンの物価は、日本と比べるとやや安い傾向にあるでしょう。ただし首都のブエノスアイレスでは物価がやや高くなり、日本と同レベルもしくは高い場合もあります。たとえばミネラルウォーターは1本約100〜200円、ランチ代は1人分が約1,500〜3,000円です。
宿泊代はホテルのランクによっても異なりますが、スタンダードクラスの場合、1泊約5,000〜10,000円ほどでしょう。都市部の多くのショップではクレジットカードを利用できますが、地方や小規模店舗では現金が必要な場面も出てくるため、多めに現金を用意しておくと安心です。
アルゼンチン観光に必要な費用
アルゼンチン観光で必要な費用10日間の予算について見ていきましょう。旅行シーズンによっても異なりますが、航空券代は日本から往復で200,000〜250,000円ほど。ホテル代はスタンダードクラスなら約45,000〜90,000円で宿泊できるでしょう。
滞在中の食費は1人あたり約45,000〜90,000円と見積もっておくと安心です。現地での交通費は、バス・タクシーなどを使用した場合に約30,000円〜50,000円必要でしょう。観光スポットを巡るツアー代は行先や日数によっても異なりますが、約50,000〜100,000円かかります。
海外旅行保険はおよそ10,000円、通信費はeSIMを利用する場合5GBのプランで10日間10,000円ほどです。トータルで390,000円〜となります。
航空券 | 約200,000~250,000円 |
ホテル代 | 約45,000~90,000円 |
食費 | 約45,000〜90,000円 |
交通費 | 約30,000円~50,000円 |
ツアー代 | 約50,000~100,000円 |
海外旅行保険・通信費 | それぞれ約10,000円 |
アルゼンチン観光の治安
アルゼンチンは中南米諸国の中では比較的治安が良いものの、日本よりもスリや窃盗が多いため観光客は注意が必要です。また外務省の海外安全ホームページによると、2025年5月9日現在、アルゼンチンの危険レベルは、首都ブエノスアイレス市及び周辺都市、サンタフェ州ロサリオ市にて「レベル1」とありました。
レベル1は十分な注意が必要な指標であり、首都ブエノスアイレス市及び周辺都市では、銃器を使用した殺人、強盗、誘拐などの凶悪犯罪が発生。サンタフェ州ロサリオ市では、麻薬組織間抗争が継続しており、銃器を使用した殺人等の凶悪犯罪が多発しているようです。
アルゼンチン観光の際は、アルゼンチンの危険情報を随時チェックしておくと安心でしょう。
アルゼンチンへのアクセス方法
2025年5月9日現在、日本からアルゼンチンまでの直行便は就航していません。そのため、成田・羽田空港などからアメリカ・カナダなどの主要空港を経由して向かうアクセス方法がおすすめです。またパリやアムステルダムなどヨーロッパを経由するルートも選べます。
航空会社は、ワールド・ベストエアラインTOP10に入るエミレーツ航空などが利用できます。所要時間は約25~33時間ほど。日本との時差があり、12時間遅れています。サマータイムは採用していないため、時差に変わりはありません。
アルゼンチンのベストシーズン
アルゼンチンのベストシーズンは、12〜2月です。この時期、アルゼンチンは夏を迎えます。日中30℃を超える日があり、観光客が増えてくるシーズンに突入します。また首都のブエノスアイレスを訪れる場合、春の兆しが見え始める9〜11月も旅行をしやすい季節です。
半そでのシャツの服装で十分快適に過ごせるでしょう。南北に長いアルゼンチンでは、春夏秋冬ごとにベストスポットが異なります。そこで、季節ごとにおすすめの観光地をピックアップしました。
春(9〜11月) | イグアスの滝:滝の水量が豊富になる |
夏(12〜2月) | ロス グラシアレス国立公園:氷河崩壊のシーンが見られる可能性 |
秋(3~5月) | バルデス半島:オルカアタックが見られる |
冬(6~8月) | ウシュアイア:スキーを楽しむ |
アルゼンチンの絶景!滝と海の感動スポット3選
アルゼンチンを訪れたら、豊かな自然を満喫しましょう。
滝と海とが織りなす、感動の絶景スポットを3選ピックアップしました。
【アルゼンチンの絶景!滝と海の感動スポット3選】
- イグアスの滝
- ペリトモレノ氷河
- バルデス半島
計画を立てる際は、住所やアクセス方法などもメモしておきましょう。
世界三大瀑布のひとつ「イグアスの滝」
出典:トリップノート
イグアスの滝は、世界三大瀑布のひとつです。アルゼンチンを訪れる多くの観光客が、イグアスの滝まで足を運びます。最大落差はおよそ80m、滝幅は約4kmと、滝幅と水量は世界最大級。イグアスの滝はブラジル側とアルゼンチン側、どちらからも観察可能です。
イグアスの滝の迫力を最も体感できると言われているのが、「悪魔ののどぶえ」。水しぶきで塗れるため、レインコートを持参しましょう。異なる視点からイグアスの滝を観察してみてください。ヘリクルーズや滝壺の近くまで行けるボートツアーなどもあるので、この観光スポットが気になる方は要チェックです。
基本情報
住所 | Misiones Province, アルゼンチン |
アクセス | フォス・ド・イグアスよりバスで約40分 |
氷河の大崩落が圧巻の「ペリトモレノ氷河」
世界自然遺産のロス・グラシアレス国立公園内にある有名な氷河と言えば、ペリトモレノ氷河でしょう。南極大陸、グリーンランドに次いで、世界で3番目の面積を誇ります。1日に約2m移動することから「生きている氷河」と言われてることも。アルゼンチンの夏の時期に見られるのが、氷河の大崩落です。
巨大な氷壁の一部が崩れ落ちる、迫力ある光景が見られるのはこの時期ならではのポイントでしょう。遊歩道が整備されており、展望台から観察する観光客が大勢います。食堂やお土産物を購入できるショップもあるので、ぜひ観光で訪れてみてください。
基本情報
住所 | アルゼンチン サンタクルス州 |
アクセス | カラファテのバスターミナルよりバスで約1時間 |
多くの動物が生息するいのちのゆりかご「バルデス半島」
出典:世界遺産マニア
バルデス半島は、「いのちのゆりかご」とも言われており、珍しい動物たちが多く生息しています。豊かな自然に恵まれたこの半島は、動物好きの方にぜひ訪れてほしい観光スポットのひとつです。バルデス半島でしか見られないのが、シャチが海岸に突進してアシカを狙う「オルカアタック」。
この光景を見るのなら、2月から4月頃の旅行をおすすめします。ユニークな動物が多く生息するバルデス半島は、プエルト・マドリン空港から車で約80分の場所にあります。アルゼンチンならではの自然風景を満喫できる観光地です。
基本情報
住所 | アルゼンチン チュブ州 |
アクセス | プエルト・マドリン空港より車で約80分 |
アルゼンチンのSNS映えする絶景スポット5選
アルゼンチンを訪れる際は、SNS映えする写真を残せるスポットもチェックしましょう。
【アルゼンチンのSNS映えする絶景スポット5選】
- カミニート
- パタゴニア
- エル・アテネオ
- サリーナス・グランデス
- 雲の列車
おすすめの理由について、お伝えしていきます。
個性的な景観が魅力の「カミニート」
出典:aumo
カミニートは、ブエノスアイレスのボカ地区にあります。スペイン語で「小道」を意味し、カラフルな建物や立体的な看板を目当てに多くの観光客が訪れるストリートです。カミニートの個性的な風景は、地元の画家らによって壁や歩道に絵が施されたことによって生まれました。
エリア全体がSNS映えする地域のため、どこで写真を撮ってもおしゃれな旅の思い出を残せるでしょう。アルゼンチンタンゴが生まれた地でもあるため、運が良ければ、路上で踊るダンサーの姿を見られるかもしれません。ラテンの楽しい雰囲気を感じられる、アルゼンチンらしい観光地のひとつでしょう。
基本情報
住所 | アルゼンチン 〒C1166 ブエノスアイレス州 |
アクセス | ブエノスアイレスよりバスで約30分 |
自然アクティビティを楽しみたい「パタゴニア」
出典:旅ログ
日本の3倍もの面積を誇るパタゴニアは、アルゼンチンとチリにまたがる広大な地域の総称です。パタゴニアにはロス・グラシアレス国立公園、トーレス・デル・パイネ国立公園など、30カ所の国立公園があり、珍しい動植物や山岳地帯、湖などの大自然が待ち受けています。
パタゴニアを訪れたら、トレッキングなどの自然アクティビティを楽しみましょう。上級者だけでなく、初心者でも楽しめるトレッキングコースがあるのでぜひトライしてみてください。
基本情報
住所 | Argentina / Chile |
アクセス | 場所によって異なる |
美しく歴史のある書店「エル・アテネオ」
出典:TapTrip
エル・アテネオは、アルゼンチンに複数の店舗を持つ書店です。なかでもエル・アテネオのグランド・スプレンディッド店は、世界にある本屋の中で最も美しい書店といわれているほど。店内は、かつて劇場や映画館として使用されていたこともあり、豪華な内装に仕上がっています。
現在は本屋として営まれており、さまざまなジャンルの本が揃っているので、読書タイムにぴったりの一冊を選んではいかがでしょうか?芸術や本が好きだという方におすすめしたいスポットです。
基本情報
住所 | Av. Sta. Fe 1860, C1123 Cdad. Autónoma de Buenos Aires, アルゼンチン |
アクセス | メトロCallao駅より徒歩約8分 |
南米で3番目に大きな塩湖「サリーナス・グランデス」
出典:旅時間
サリーナス・グランデスは、アルゼンチン北部の高地にあり、南米で3番目に大きな面積を持つ塩湖です。ボリビアにあるウユニ塩湖と比べると、あまり知られていないことも特徴のひとつです。ベストシーズンは、4〜11月。この時期は雨が少なく、白銀に光る世界が広がる様子が見られます。
12〜3月ごろの雨期にも、空の色を反射した水たまりが、空と一体化しているかのような光景が見られ、幻想的です。観光する時期によって変化する、素敵な景色を見せてくれるのがサリーナス・グランデスのおすすめポイントです。
標高が高いので、動きやすい服装と靴、帽子、飲み物などの準備と体調を整えてから出掛けてください。
基本情報
住所 | Salinas Grandes |
アクセス | プルママルカより車で約90分 |
標高4,220mの高地を行く「雲の列車」
出典:フォートラベル
「雲の列車」は、中南米で一番、世界第2位の高所を走る観光列車です。アルゼンチンの北部にあるサンアントニオデコブレス〜ポルボリージャ鉄橋までを運行しています。標高4,220mの高地を行くため、富士山よりも高所を走ることになります。
車窓から見えるさまざまな景色の移り変わりを楽しみましょう。カメラを持って乗車することをおすすめします。雲の列車の日帰りツアーを予約すれば、英語ガイドやサルタ市内からのバスと電車チケット、軽食などが用意されていることもあり、アルゼンチン旅行がはじめての方でも安心です。
基本情報
住所 | Balcarce 1105, Salta Railway Station, Salta |
アクセス | サンアントニオデコブレス駅発 |
雄大な自然が魅力!アルゼンチンのおすすめスポット7選
雄大な自然を感じたいという方に向けて、アルゼンチン観光で訪れたいスポットを7選ご紹介します。
【雄大な自然が魅力!アルゼンチンのおすすめスポット7選】
- ナウエルウアピ国立公園
- ロス グラシアレス国立公園
- ウマワカ渓谷
- アコンカグア
- フィッツロイ
- カファジャテ
- ウシュアイア
いずれも、アルゼンチン旅行でおすすめしたいスポットばかりです。
広大な敷地を持つ自然保護区「ナウエルウアピ国立公園」
出典:フォートラベル
ナウエルウアピ国立公園は、アルゼンチンで最も歴史ある国立公園です。7,000平方キロメートルもの広大な敷地を持つ自然保護区であり、その中心にはナウエルウアピ湖が広がっています。
ナウエルウアピ湖の青く透き通った水と周辺の美しい山々のコントラストが美しく、ハイキング、クルーズ、乗馬、釣り、スキーなどのアクティビティを楽しむのに最適です。
ナウエルウアピ国立公園には多くの野生生物が生息しており、アルゼンチンの自然を感じたいという方にもぴったり。湖水の付近には「南米のスイス」と言われる都市、サン・カルロス・デ・バリローチェもあり、どこを見ても絵になるスポットです。
基本情報
住所 | Av. San Martín 24 – San Carlos de Bariloche R8400ALN, Río Negro, アルゼンチン |
アクセス | サン・カルロス・デ・バリローチェ空港より車で約30分 |
氷河崩落が見られる「ロス・グラシアレス国立公園」
出典:世界遺産マニア
ロス・グラシアレス国立公園は、パタゴニアで最大級の国立公園です。南アメリカ南端のアンデス山脈南部に位置しており、最大規模のウプサラ氷河や、大型・小型の氷河が複数あります。
ロス・グラシアレス国立公園では、氷河の端が崩れ落ちる様子を眺めることもでき、日々多くの観光客が足を運びます。ロス グラシアレス国立公園のベストシーズンは、氷河崩落が見られる可能性が高まる、夏(12〜2月)のシーズンです。
基本情報
住所 | アルゼンチン Santa Cruz Province |
アクセス | カラファテからツアーに申し込むのが一般的 |
南米のグランドキャニオン「ウマワカ渓谷」
出典:Expedia
ウマワカ渓谷は、アルゼンチン北部にある世界遺産の谷です。アンデス山脈の奥地にあり、アンデス特有の文化が今も色濃く残っています。渓谷はリオ・グランデ川の浸食によって形成されたものであり、南北へ150kmも続いています。
「南米のグランド・キャニオン」と言われることもあるほどの、圧巻の景色を満喫できるでしょう。「七色の丘」や「14色の山」などの美しい景観も広がっており、さまざまな鉱物によって彩られるカラフルな地層が楽しめます。
基本情報
住所 | アルゼンチン フフイ |
アクセス | サルタより車で約2時間30分 |
南米最高峰の山「アコンカグア」
出典:アドベンチャーガイズ
アコンカグアは、南米最高峰の山です。アコンカグアの標高は6,962mもあり、複数の登山ルートがあります。頂上を目指す上級者向けの登山や、初心者にぴったりのハイキングコースなどさまざまな選択肢があるので、興味のある方は挑戦してみてください。
アコンカグア山の雄大さを、肌で感じながら登山を楽しんではいかがでしょうか。アコンカグアの近くにはさまざまな鉱物によって黄土色に彩られた「インカの橋」もあるので、合わせて訪れましょう。
基本情報
住所 | アルゼンチン メンドーサ州 |
アクセス | メンドーサよりバスで約4時間 |
天を突き刺すかのようにそびえる山「フィッツロイ」
出典:itta
フィッツロイはロス・グラシアレス国立公園内に位置する、天を突き刺すかのようにそびえる山です。標高は3,405メートル。アパレルメーカー「Patagonia」のロゴマークにも採用されています。
観光の拠点となるチャルテン村には、ホテル、レストラン、土産物屋がそろっているので、アルゼンチン旅行がはじめての方にもおすすめです。
チャルテン村からいくつものトレッキングコースが続いているので、大自然を散策してみましょう。登山がはじめての方は、無理せず歩けるコースを選択してください。
基本情報
住所 | Santa Cruz Province |
アクセス | カラファテよりバスで約2時間30分 |
ワインの飲み比べを楽しめる「カファジャテ」
出典:トラベルjp
カファジャテはアルゼンチン北部にあり、ワイン作りに使われるブドウ畑がある地域です。カファジャテの降水量が年間を通じて少なく、昼夜の温度差が大きいことなど、ブドウを生育するための環境が整っています。
徒歩でワイナリー巡りを楽しんだり、ワインの飲み比べをしたり、思い思いの楽しみ方をしましょう。ワインを楽しむ場合は、日帰りツアーに参加することをおすすめします。車を運転せずに済むため、好きなだけワインを味わってください。
基本情報
住所 | Cafayate, Salta, Argentina |
アクセス | サルタより車で約3時間半 |
アルゼンチンの最南端に位置する「ウシュアイア」
出典:ブループラネットツアー
ウシュアイアは、アルゼンチンの最南端にあり、ティエラ・デル・フエゴの州都です。ティエラ・デル・フエゴは、火の土地を意味しており、先住民たちによって焚かれた火が島のあちこちで見られた事に由来しているそう。
20世紀前半には、凶悪犯の流刑地でもありました。ウシュアイアは「地の果て」とも呼ばれており、ベストシーズンの夏になると世界中からたくさんの観光客が訪れます。チリとの国境に広がるフエゴ島国立公園には、公園内を観光列車「世界の果て号」が走っています。
基本情報
住所 | Ushuaia,Argentina |
アクセス | リオ・ガジェゴスよりバスで約11時間 |
アルゼンチンの歩みを辿る!歴史を感じる観光スポット5選
アルゼンチンを訪れた際には、歴史を感じられる観光スポットを巡ってはいかがでしょうか?
【アルゼンチンの歩みを辿る!歴史を感じる観光スポット5選】
- テアトロ コロン
- レコレータ墓地
- アルゼンチン国立美術館
- グアラニーのイエズス会伝道所群
- ラ・ボンボネーラ
住所やアクセス方法も合わせてチェックしてください。
世界三大劇場とも言われる「テアトロ コロン」
出典:地球の歩き方
テアトロ コロンは世界三大劇場として知られる劇場であり、コロン劇場とも呼ばれています。街の中心部に位置しており、オペラやバレエ、タンゴ、などを楽しめます。劇場は1908年に完成したもので、歴史あるルネサンス様式が採用されています。
内部見学のツアーも開催されていますが、基本的にはスペイン語での実施のため注意が必要です。英語でのツアーを希望する方は、最新のツアー時間を確認してから訪問しましょう。
基本情報
住所 | Cerrito 628, C1010 Cdad. Autónoma de Buenos Aires, アルゼンチン |
アクセス | Tribunales – Teatro Colón駅より徒歩約3分 |
歴代の大統領や多くの著名人が眠る「レコレータ墓地」
出典:TapTrip
レコレータ墓地は、首都のブエノスアイレスにあります。歴代の大統領や多くの著名人が眠っており、今でも献花が絶えません。レコレータ墓地には約6400の納骨堂があります。なかには国の文化財に指定されているものもあり、芸術家が手がけた彫刻を見て回ることもできます。
墓地と聞いて暗く静かなイメージを持った方もいるかもしれませんが、日本のお墓のイメージとは異なり、芸術的要素が感じられる観光スポットのひとつです。
基本情報
住所 | Junín 1760, C1113 Cdad. Autónoma de Buenos Aires, アルゼンチン |
アクセス | レティーロ駅より徒歩約20分 |
ゴヤやルノアール、ピカソなどを身近に感じられる「アルゼンチン国立美術館」
出典:Tripadvisor
アルゼンチン国立美術館は、1896年に開館した歴史ある美術館です。入場は無料。名画を中心とした多くの作品が収蔵されており、ゴヤやルノアール、ピカソなど充実した展示内容で、非常に見ごたえがあります。
常設展だけでなく企画展も数多く開催されているので、アルゼンチン国立美術館を訪問する際は、どのような企画展が開催されているかをチェックしておきましょう。レコレータ墓地の北に位置するので、合わせて観光するのもよいかもしれません。
基本情報
住所 | Av. del Libertador 1473, C1425 Cdad. Autónoma de Buenos Aires, アルゼンチン |
アクセス | Facultad de Derecho駅より徒歩約4分 |
世界文化遺産に登録されている「グアラニーのイエズス会伝道所群」
出典:世界遺産マニア
グアラニーのイエズス会伝道所群は、古い歴史を持つ遺跡群であり、アルゼンチンとブラジルの国境地帯にある広い大地に佇んでいます。17世紀にイエズス会によって設立された歴史があり、キリスト教を広めることに貢献しました。
1983年に世界文化遺産に登録されており、アルゼンチンとブラジルにまたがった世界的にも珍しい施設群です。現存する建物は外側だけですが、アルゼンチンの歴史を学べる観光スポットのひとつです。
基本情報
住所 | V79X+G8J, Trinidad 072201 パラグアイ |
アクセス | ポサダス市内より車で約1時間 |
鮮やかな外観が魅力のサッカースタジアム「ラ・ボンボネーラ」
出典:VELTRA
ラ・ボンボネーラは、ユニークな形をしたサッカースタジアムです。ラ・ボンボネーラは、「お菓子箱」を意味しており、建物の特徴を現しています。スタジアムには約54,000人を収容でき、博物館やグッズが販売されているショップが併設されているのでぜひ覗いてみてください。
事前にチケットを購入しておき、伝説的なスタジアムで試合観戦を楽しみましょう。
基本情報
住所 | Brandsen 805, C1161AAQ Cdad. Autónoma de Buenos Aires, アルゼンチン |
アクセス | ブエノスアイレス中心部よりバスで約20分 |
アルゼンチンで食べたいおすすめグルメ5選
アルゼンチンでぜひ召し上がっていただきたいおすすめグルメを5選ピックアップします。
【アルゼンチンで食べたいおすすめグルメ5選】
- アサード
- チョリパン
- ウミータ
- マタンブレ
- ロクロ
日本国内では食べる機会の少ない、アルゼンチンのおすすめグルメを満喫しましょう。
豪快に焼かれた肉料理を楽しめる「アサード」
出典:ippin
アサードは、炭や薪を使ってじっくりと焼きあげられたアルゼンチン式バーベキューです。アルゼンチンやチリ、パラグアイ、ウルグアイなどで食べられており、豪快に焼かれた肉料理を楽しめます。アサードでは主に牛肉が使われ、国民食といってもよいくらいポピュラーな料理です。
ポイントは、パリージャと呼ばれる金網に乗せて、弱めの炭火で長時間かけてじっくり焼くこと。味付けは岩塩を使ったり、アルゼンチン発祥のソースであるチミチョリソースをかけて食べたりとさまざまです。肉好きな人にぜひ食べていただきたいアルゼンチン料理のひとつです。
焼いたパンにチョリソーを挟んだ「チョリパン」
出典:dancyu
チョリパンとは、いわゆるアルゼンチンで食べられているホットドッグのこと。アルゼンチンだけでなく近隣国のチリ、ウルグアイでも人気があります。
チョリソーソーセージ、野菜のグリル、パセリ、ニンニクが効いたアルゼンチン発祥のソース「チミチョリソース」などがたっぷりかかっており、現地人に愛されている庶民的フードです。カリッと焼いたパンに挟まれたチョリソーは絶品。
テイクアウトをして食べるのにもおすすめなので、滞在中にぜひ召し上がってみてください。屋台で食べられるソウルフードですが、一部レストランでも注文できます。
小腹が空いたときにおすすめ「ウミータ」
出典:NEWT
小腹が空いたときにぴったりのフードが、ウミータです。茹でたとうもろこしや玉ねぎを炒め、ペースト状にしたものをとうもろこしの葉で覆っています。南米各地で食べられており、作られる地域によって甘いものや塩気のあるものなど、味付けは異なります。
アルゼンチンを訪れたらぜひ食べておきたい料理のひとつでしょう。かぼちゃ入りやチーズ入りなどバリエーションも豊富なので、好みの味をチョイスしてください。アルゼンチン旅行では長距離移動がつきものです。移動の際にテイクアウトして、現地の味を楽しみましょう。
断面の野菜が色鮮やかな牛肉ロール「マタンブレ」
出典:Asahi KASEI
マタンブレは、野菜やゆで卵などを牛肉で巻いて焼かれた料理です。牛肉牛の脇腹肉が使われており、アルゼンチンで広く食べられています。牛腹肉は日本では入手しづらいため、ぜひアルゼンチンを旅行する際に味わってみてください。
使用している具材によって味わいが異なるのも、マタンブレの魅力。断面の野菜が色鮮やかで、マタンブレはクリスマスや新年のディナーなどで、食べられているそうです。
お肉だけでなく野菜もバランスよく食べたいという方におすすめします。レストランでも食べられますが、アルゼンチン国内にあるスーパーや食品店でも売られています。
熱々のシチューで体を芯から温める「ロクロ」
出典:株式会社いちまる
ロクロは、アンデス山脈の周辺でよく食べられているシチューです。白いトウモロコシが入っているのが特徴で、ジャガイモ・豆・かぼちゃ・お肉などたくさんの食材が入っています。熱々のシチューは寒い冬にぴったりのメニューでしょう。
お肉の代わりにチョリソーやビーフジャーキーなどを使ったロクロもあります。アルゼンチンの国民食のひとつであり、サルタ地方の郷土料理としても有名です。ロクロはレストランなどの飲食店で食べられます。冬の時期にアルゼンチンを訪れる予定の方は、ロクロを食べて体の芯から温まりましょう。
世界遺産と大自然を満喫!アルゼンチンを思い切り楽しむ1週間モデルコース
アルゼンチンの世界遺産と大自然を満喫できる、おすすめの1週間モデルコースをご紹介します。
アルゼンチンは南北にも東西にも広いため、思う存分満喫するためにも、移動プランを綿密に練っておきましょう。
1日目:ブエノスアイレス到着・市内観光
首都のブエノスアイレスには「エセイサ空港」と「アエロパルケ空港」の2つの空港があります。
ブエノスアイレスに到着したら、まずは市内観光を楽しみましょう。アルゼンチンの街並みを散策して、異国の地に足を踏み入れたことを肌で感じます。
午前:エセイサ国際空港着
出典:NEWT
午前着のフライトでエセイサ国際空港へ到着。都心からはやや離れた郊外にありますが、多くの国際線が乗り入れます。
エセイサ国際空港からバスやタクシーなどでカミニートへ向かいましょう。バスでは1時間30分ほど、タクシーでは30分ほどで着きます。
午後:カミニート、エル・アテネオ
出典:トラベルjp
カミニートに到着したら、壁や歩道に絵が施されたカミニートの個性的な風景を楽しみます。
写真を撮って、旅の思い出を残しましょう。世界にある本屋の中で最も美しい書店といわれているエル・アテネオも合わせて訪問してみてください。
夜:レコレータ墓地周辺散策
出典:Oooh
夜は、日本の墓地とは雰囲気の異なる、レコレータ墓地の散策をしてみましょう。
カミニートから車で30分ほどの位置にあるので、初日のブエノスアイレス市内観光の際に、ぜひ見ておくことをおすすめします。
2日目:イグアスの滝(アルゼンチン側)
初日は、ブエノスアイレス市内にあるホテルに宿泊をします。
2日目はイグアスの滝まで向かいましょう。イグアスの滝までは車で15時間30分ほどかかるため、イグアスの滝空港の利用をおすすめします。
午前:プエルト・イグアス
出典:Locavel
エセイサ国際空港からイグアスの滝空港まで向かいます。
移動時間は約2時間。空港はプエルト・イグアスにあり、タクシーやバスを使ってイグアスの滝を目指します。バスの場合、30分ほどで到着します。
午後:イグアスの滝(デビルズ・スロート観賞)
出典:トリップノート
世界三大瀑布に数えられているイグアスの滝を観光しましょう。
水量は世界最大を誇り、大迫力の自然景観を肌で感じられます。イグアス滝の展望台と遊歩道「デビルズ・スロート」も見て回りましょう。
3日目:イグアスの滝(ブラジル側)
イグアスの滝周辺にあるホテルに宿泊をして、体を休めたら、3日目はブラジル側からもイグアスの滝を満喫しましょう。
イグアスの滝はアルゼンチンとブラジルにまたがっています。イグアスの滝をあらゆる側面から楽しんでください。
午前:ブラジル側展望台と遊歩道巡り
イグアスの滝のブラジル側にある展望台と遊歩道を巡ります。
最大の見どころ「悪魔の喉笛」を遠くから全体的に見渡せるため、アルゼンチン側から見るイグアスの滝とはまた違った魅力を感じられます。
午後:ブエノスアイレス経由でカラファテ
出典:フォートラベル
イグアスの滝を観光した後は、イグアスの滝空港から首都のブエノスアイレスにある「エセイサ空港」もしくは「アエロパルケ空港」を経由して、エルカラファテ空港へ向かいます。
乗り継ぎ時間によっても異なりますが、所要時間はおよそ8〜14時間ほどです。
4日目:ペリト・モレノ氷河観光
エルカラファテ空港周辺のホテルに宿泊します。エルカラファテ空港から車で1時間ほどの場所にロス・グラシアレス国立公園があるので、4日目に観光を楽しみましょう。
ロス・グラシアレス国立公園を満喫できるボートツアーの参加もおすすめです。
午前:ロス・グラシアレス国立公園
出典:世界遺産マニア
ロス・グラシアレス国立公園はパタゴニアで最大級の国立公園であり、夏(12〜2月)のシーズンには氷河の崩落が見られる可能性が高まります。
大迫力のワンシーンをぜひ現地で満喫してください。
午後:氷河遊歩道散策・ボートツアー
出典:トリドリ
氷河遊歩道の散策やボートツアーへの参加をおすすめします。
ボートツアーに参加すれば、ペリトモレノ氷河を間近で見られるので、ぜひ予約を済ませておきましょう。1日かけてロス・グラシアレス国立公園を満喫します。
5日目:バルデス半島へ移動・野生動物観察
エルカラファテ空港周辺で宿泊をし、5日目はバルデス半島へ移動します。
アルゼンチンは南北に長い国土を持っており、移動時間が長くなりやすいため、無理のないスケジュールを組みましょう。
午前:トレレウ空港経由でプエルト・マドリンへ
出典:ピースボート
エルカラファテ空港からトレレウ空港を経由してプエルト・マドリンへ向かいます。
直行便を運航している航空会社はないため、トレレウ空港を経由するルートが最短でしょう。移動時間を減らすためにも乗り継ぎ時間の少ない便の選択をおすすめします。
午後:バルデス半島で海洋生物観察
出典:世界遺産マニア
プエルト・マドリン空港に到着したら、ユネスコの世界遺産に登録されているバルデス半島で海洋生物観察をしましょう。
やや距離が離れているため、バスもしくはツアーの利用がおすすめです。
6日目:ナウエルウアピ国立公園
旅もいよいよ終盤に差しかかってきました。6日目はナウエルウアピ国立公園を散策します。
7,000平方キロメートルもの広大な敷地を持ち、たくさんの野生動物が生息している公園です。
午前:国内線でバリローチェへ
出典:フォートラベル
プエルト・マドリン空港から国内線を利用してサン・カルロス・デ・バリローチェ空港へ向かいます。
直行便はないため、乗り継ぎが必要です。バリローチェは南米のスイスと言われることもあり、美しい景観が広がっています。
午後:湖畔散策、展望台からの眺望観賞
出典:TABIPPO
湖畔を散策したり、展望台からの眺望を見て楽しんだりしましょう。ガイド付きのウォーキングツアーなら、旅もより一層充実するでしょう。
1日かけてバリローチェの町を十分に味わいます。
7日目:ブエノスアイレスへ戻り帰国
いよいよ旅の最終日です。首都のブエノスアイレスへ戻り、帰国の途に就きましょう。
サン・カルロス・デ・バリローチェ空港からエセイサ空港までは、直行便が就航しているので、利用します。
午前:バリローチェ発・ブエノスアイレスへ移動
出典:TABIPPO
サン・カルロス・デ・バリローチェ空港から首都のブエノスアイレスにあるエセイサ空港までは、直行便を利用しておよそ2時間。
帰国フライトに合わせて首都のブエノスアイレスまで戻ります。
午後:自由時間
出典:TABIPPO
ブエノスアイレスでお土産を購入したり、旅の思い出になる写真を撮影したり、帰国フライトまでの時間を過ごします。
アルゼンチンから日本までは長時間フライトになるため、時間を潰せるものを用意しておくのもおすすめです。
まとめ
南アメリカの南部に位置するアルゼンチンには、豊かな自然や歴史的建造物、多種多様な文化が存在しています。活気に満ちた国内は、個性あふれる魅力でいっぱいです。アルゼンチンのグルメを味わいながら、それぞれの観光スポットを楽しんでください。
安全に旅行するためにも、アルゼンチンへ渡航する際は、外務省の海外安全ホームページなどをチェックし、危険レベルを事前にチェックしておきましょう。
治安や必要な費用などアルゼンチン旅行に必要な情報については、本記事でもご紹介していますので、ぜひ役立ててください。アルゼンチン旅行がはじめての方もそうでない方も、よく計画を練って、安全に旅を楽しみましょう。
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