奄美群島の集落文化を現代に伝える「伝泊 古民家」の取り組み

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2024.10.18

本日は奄美群島にある宿泊施設「伝泊 古民家」さんを取材しました。伝泊 古民家さんは単なる奄美群島の宿泊施設ではなく、奄美群島の伝統的な文化を伝え、まちづくり活性化のための取り組みも実施しています。

スタッフさんから聞いた話を中心に、伝泊 古民家さんの概要や活動を紹介します!

伝泊 古民家発足の背景

引用:伝泊.com

奄美諸島には約360の集落があり、750年以上もの間集落ごとに異なる文化が継承されてきました。四半世紀に渡って受け継がれてきた文化は奄美の宝です。

「伝統的・伝説的な建築と集落文化を次世代に伝える」というコンセプトのもと、2016年に宿泊施設「伝泊」がオープン。伝泊 では集落の住民と観光客との交流を促進させて奄美のまちづくり事業を推し進めています。

現在は4種類の宿泊施設を運営していて、「伝泊 古民家」はそのうちのひとつです。伝泊 古民家は集落で問題となっている空き家を活用した宿泊施設となっており、「島のときと対話する」というコンセプトを掲げています。伝泊 古民家は奄美大島をはじめ、加計呂麻島・徳之島のそれぞれの集落に合計18棟の宿泊施設があります。

伝泊 古民家で現在注力している事業

引用:伝泊.com

伝泊 古民家の宿泊地として採用される条件は主に以下の4つです。

  • 島の伝統的構法を7割以上残す50年以上前の建物である
  • 島にとって伝説的なエピソードがある
  • 島の魅力を体感できるロケーションにある
  • 集落の人たちが協力的である

上記の条件をクリアした伝泊 古民家に泊まることで、奄美群島で独自の文化を築いた集落の日常を体験できます。一般的なリゾートホテルでは絶対に味わえない、伝泊 古民家ならではの体験は奄美旅行のなかでもかけがえのない思い出になることでしょう。

特に集落ごとの唄・踊り・方言、さらには時期によってはお祭りなど、シマッチュ(奄美群島の地元の人たち)との交流を通じて文化体験ができるプログラムを約30種類用意。地元の人たちと接しながら過ごすことでまるで島に住んでいるかのような疑似滞在が可能となっています。

伝泊 古民家の見どころやポイントを紹介!

引用:伝泊.com

奄美群島は近年国内外から多くの観光客が訪れています。通常、観光で訪れる際はリゾートホテルに滞在することがほとんどでしょう。

リゾートホテルでの滞在は快適な旅行が約束されるというメリットがあります。しかし、一度「伝泊 古民家」を宿泊先西鉄奄美群島旅行をすると、リゾートホテルで滞在するのとはまったく異なる奄美の日々を体験できます。

本章では、伝泊 古民家ならではのおすすめポイントを紹介しましょう。

集落での宿泊で伝統を体感

伝泊 古民家はリゾート地を建っている宿泊施設ではありません。集落内の空き家であることが伝泊 古民家の条件となっていることからも分かるように、伝泊 古民家では集落の中で宿泊します。

海が近い・伝統建築が残る・五右衛門風呂があるなど、場所によって異なる特徴を持っており、元々民家であることから、まるで集落の住人になったかのような気分で宿泊できます。

都心部とはまったく異なる時の流れに身を委ねれば、日々の喧騒をすっかり忘れられますよ!

地域住民との触れ合い体験

奄美の地元の人たちと一緒にさまざまな体験ができるのも伝泊 古民家ならではの魅力のひとつです。島のおばと一緒に家庭料理を作る「島じゅり(島料理)作り体験」や、伝統的な踊りや唄、島料理を楽しむ「八月踊り体験」などプログラムは多岐に渡ります。

シマッチュとの交流を通じて方言・文化歴史を学べるプログラムは、リゾートホテル滞在ではまず味わうことができません。

まーぐん広場

「まーぐん広場」は高齢者施設・食堂・物産品店やギャラリーなどがある複合施設で、地域住民と観光客との交流拠点となっています。奄美出身のスタッフしか知り得ない現地情報を得たり、全国的には知れ渡っていない地元民だからこそおすすめできるお土産など、奄美に関するさまざまな情報を得られます。

私たちがおすすめする奄美群島の魅力

引用:伝泊.com

奄美群島は独自の自然や生態系が育まれており、2021年には世界自然遺産に登録されました。しかし奄美群島が世界に誇れる遺産は自然だけではありません。奄美全体を取り巻くさまざまな歴史的背景の中で育まれた、約360の集落文化が750年という長い時を経ていまだに継承され続けていることも、世界に誇る貴重な文化資源です。

集落ごとの文化を受け継ぎ続けているシマッチュたちの温かさや心の豊かさこそが奄美群島最大の魅力なのです。

基本情報(所在地等はチェックイン場所であるまーぐん広場の所在地)

  • 所在地:鹿児島県奄美市笠利町大字里50-2
  • お問い合わせ:0997-63-1910
  • チェックイン:15:00〜19:00
  • 宿泊料:施設やプランによって異なるので公式サイトで確認してください。
  • お車でお越しの場合:奄美空港から車・バスで約10分
  • 駐車場:あり
  • 地図:Googleマップ

今後の展望

引用:伝泊.com

伝泊 古民家のスタッフに今後の展望についてお聞きしたところ、奄美大島北部にある29の集落を中心に、他の集落と連携しながら各集落の特徴を活かしたさまざまな体験プログラムを充実させる予定だそうです。

ただの観光地巡りだけでは味わえない「集落の日常」を提供する場となり、利用した人が奄美の真の魅力を感じて「また来たい」と思ってもらえるような活動をしていきたいと語ってるおられました。

観光客と地域住民との交流の場を提供することは、他にはない体験を観光客にしてもらうのに加えて、地域活性化にも繋がり、奄美のまちづくりにも役立っています。

まとめ

引用:伝泊.com

伝泊 古民家は伝泊が運営する宿泊施設のフラッグシップ的な役割を果たしています。奄美群島内には他にも3種類の宿泊施設があるので、奄美群島を訪れるごとに違った場所で宿泊するのもおすすめですよ!

伝泊 古民家の取り組みはただの宿泊施設としてではなく、地域住民と観光客をマッチングさせるという取り組みをすることで奄美のまちづくりにも一役買っています。

そして、奄美の集落文化をさまざまな人たちに伝えて継承していくことこそが伝泊最大のコンセプトです。伝泊 古民家に宿泊して体験したことを是非家族や友人などに伝えてあげてくださいね!

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