歴史ある「真福寺」で心のデトックス!坐禅・写経・茶道を体験してリフレッシュ!

2024.09.13 nishihara

お写真引用:真福寺

今回は愛知県小牧市にある「真福寺」さんに取材させて頂きました!

「真福寺」は、歴史と文化の薫り漂う寺院です。こちらの寺院は、訪れる人々に心の安らぎと学びの場を提供するだけでなく、地元のコミュニティに深く根付いています。南境内では、四季折々の美しい自然が楽しめるほか、茶道教室や坐禅会など、心身を整える様々な体験プログラムも充実しています。

「真福寺」住職:桑原大輝さんについて

私は「真福寺」の住職を務めております。父は先代住職で、私はこのお寺で生まれ育ちました。大学を卒業後、愛知県小牧市の「平林寺」で1年間の修行をさせていただきました。先代住職が急逝したため私が代わって住職に就任し、早や10年が経過しました。先代住職は表千家茶道の教授の資格を持ち、お寺で茶道教室を開いておりましたので、私も茶道の指導者を目指して勉強中でございます。

「真福寺」の歴史について!

お写真引用:真福寺

「真福寺」は、愛知県小牧市に位置する臨済宗妙心寺派のお寺で、創建は寛永12年(1635年)と伝えられ、現在の住職である桑原大輝さんは14代目にあたります。

このお寺は、静かな環境と歴史的な背景を持つ場所として、訪れる人々に心の安らぎを与えています。ご本尊は「聖観世音菩薩」で、平安時代からこの地に祀られてきたとされており、その長い歴史とともに観音信仰の霊場としての役割を果たしてきました。

現在の寺院の建物は長い歴史を持ちながらも、何度か再建を重ねてきました。昭和9年に庫裡が再建され、昭和45年には山門、さらに昭和47年には本堂が再建されました。

それぞれの建物は再建当時の技術と伝統を取り入れながら、静寂で落ち着いた雰囲気を維持しています。境内には、古の風情を感じさせるお茶室もあり、これは先々代の住職の時代から引き継がれたものです。

訪れる人々にとって、「真福寺」は心を落ち着ける場所であり、同時に文化や歴史に触れる場所でもあります。木々に囲まれた静かな境内を散策しながら、時折聞こえる風の音や鳥のさえずりに耳を傾けると、日々の喧騒から解放される特別な時間を過ごせます

「真福寺」で注力しているイベントとは?

「真福寺」では、禅宗の一つである臨済宗妙心寺派として、「禅」の教えを広く伝えることを目標にしています。そのため、檀家でない方や宗派が異なる方でも、気軽に参加できる3つの体験プログラムを注力して開催しています。

これらのプログラムは、坐禅体験・写経体験・茶道体験の三本柱を中心に構成されており、それぞれが心身をリフレッシュさせる機会となっております。最初にきちんと説明の時間を設けていますので、どのプログラムも初体験の方でも安心してご参加いただけます。

また、「真福寺」は地域社会との結びつきを大切にし、子どもから高齢者までが共に学び、交流できる場所として、地域の人々からも親しまれています。現住職の桑原大輝さんは、伝統を守りながらも、新しい視点での寺院活動を模索し、現代のニーズに合わせたイベントや特別講座の開催を通じて、多くの方々が禅や仏教の教えに触れる機会を提供しています。

私たちがおすすめする「真福寺」の見どころ!

「真福寺」では、訪れる方が心をリフレッシュできる多様な体験プログラムを提供しています。それぞれの体験は初心者でも安心して参加できるように工夫されており、日常から離れた特別な時間を過ごせます。 

誰でも気軽に「坐禅体験」

お写真引用:真福寺

「坐禅体験」は、「真福寺」の荘厳な本堂で行われる静寂のひとときです。坐禅というと難しそうなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、落ち着いて座る場所さえあれば誰でも、どこでも簡単に実践できる瞑想方法です。

テレビで見るような決して厳しい修行でなく、足を組めない方でも椅子を使って気軽に参加できるよう配慮されおり、15分~20分という短い時間に区切って行われるため、初心者でも安心して体験できます。本堂の落ち着いた雰囲気の中で、自分自身と向き合い、心を調える体験は格別です。

「坐禅会」は参加費無料、申し込みも不要で、手ぶらでご参加頂けます。

遠方の方でも参加して頂けるように、「臨済宗青年僧の会」のオンライン坐禅会に協力しています。毎月の第1火曜日以外の毎週火曜日:朝6:00~担当しているので、ぜひお気軽にご参加ください。

備考

  • オンライン坐禅会は公式HPより「臨済宗青年僧の会」のリンクより詳細ご確認ください

筆ペンでなぞる「写経体験」

お写真引用:真福寺

「真福寺」では、写経用紙に薄く印刷されたお経の文字を、筆ペンでなぞる「写経体験」も人気のプログラムです。字の上手い下手は関係なく、誰でも参加できるので、初めての方でも気軽に楽しんでいただけます。

日常ではなかなか触れることのない筆ペンを使って字をなぞることで、自然と集中力が高まり、心が落ち着くひとときを過ごせます。伝統的な写経の雰囲気を味わいながら、自分だけの特別な時間を持てるのが魅力です。

写経会は定期的に開催されて、予約不要で出入りも自由となっております。筆ペンの貸出も行っておりますので、手ぶらでの参加も可能です。※写経会参加費:500円

「茶道体験」でお抹茶を自分で点ててみる

お写真引用:真福寺

「真福寺」には本格的なお茶室があり、約40分~60分程での「茶道体験」を行えます。お茶室内でのマナーや所作の簡単な説明を受けた後、自分自身でお抹茶を点てて楽しめます。

和室での時間は現代の生活ではなかなか味わえないもので、お抹茶を「シャカシャカ」と点てる音に耳を傾けながら、心をリラックスさせる時間を過ごせます。毎週月曜日に開催される「茶道教室」も見学可能なので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

備考

  • 「茶道体験」は定期開催ではなく、要予約の個別制のプログラムとなっております。
  • 別途「志納:1人 1,800円」参加料が必要です。
  • 「茶道教室」:毎週月曜日 午後1:00~3:00開催(別途月謝必要)

「真福寺」は今後どんな場所でありたいか?

お写真引用:真福寺

「真福寺」は、現代社会において、お寺や仏教、そして伝統的な和の文化に触れる機会が少なくなっていると感じています。そのため、もっと多くの人々にお寺という場所を身近に感じてもらえるよう、努力を続けています。

特に、ホームページやSNSを活用し、現代的な方法で新しい接点をつくり、実際にお寺に足を運んでいただくご縁を増やせればと考えます。

住職である桑原大輝さんは、「ネットで見ただけ・どこかで聞いただけの知識ではなく、実際にご自身が五感を通して体験することを大切にしていただきたいと思いますし、その為にこちらは全力でサポートさせていただきます。檀家でない方でも、どなたでもお寺に来ていただればと思います。」語っています。

そのため「真福寺」は、誰でも参加できるイベントや体験を通じて、お寺をより親しみやすい場所にしていきたいと考えています。ここでの体験は、日常生活から離れたひとときを提供し、心の安らぎとを与えてくれることでしょう。

基本情報

  • 住所:〒485-0825 愛知県小牧市下末1060
  • TEL:0568-77-4744(読経中などで対応できない場合もございます)

アクセス

公共交通機関でお越しの場合

  • 名鉄「小牧駅」より名鉄バス(勝川駅行)「下末」にて下車
  • JR「勝川駅」より:名鉄バス(小牧駅行)「下末」にて下車
  • 名鉄「小牧駅」より:こまき巡回バス・こまくる(7桃花台線・桃花台センター行)「下末」にて下車

その他情報

  • 公式サイト:https://shimpukuji.amebaownd.com/
  • 駐車場:30台※大型バスも駐車可能です。
  • 備考:ご用の方は「受付」と書かれた寺務所玄関へお越しください。
  • お問い合わせ:読経中などで対応できない場合もございますので、お急ぎでない場合は公式HPのWebフォームからご連絡お願いいたします。

「真福寺」のまとめ

「真福寺」は、伝統的な仏教の教えや日本文化に触れる貴重な場所として、多くの方々に訪れていただきたい場所です。「坐禅体験」「写経体験」「茶道体験」を通じて、日常の喧騒から離れ、自分と向き合う特別な時間を提供しています。

現代社会で失われがちな「和」の心を取り戻しに、ぜひ「真福寺」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

3つの体験プログラムの他にも、「真福寺」では「お寺ヨガ教室」や「お香作り教室」など様々な教室も開催しています。あなたもきっと、ここでしか味わえない癒しと発見に出会えることでしょう。

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