お米がストローに?株式会社UPayの環境にやさしい未来へのサステナブルな取組み

株式会社UPayの広報 佐々木さんインタビュー
目次
introduction
画像引用元:株式会社UPay
「紙ストローの口当たりが苦手」
「小さな子供が使うと噛んで飲み込んでしまうのでは」
「ふやけてしまって短時間しかもたない」
そんな声に応えるように誕生したのが、株式会社UPayの「米ストロー」。国産のくず米や古米、コーンスターチを原料とし、プラスチックを一切使用しない環境に優しい製品です。「無味無臭」な為、飲料の温度や風味に変化を与えず、約2時間以上使用してもふやけにくいのが特徴です。
また、使用後は生ゴミと一緒に処理でき、約30日で自然分解されるため、環境負荷の低減に貢献しています。
今回は、株式会社UPay 広報の佐々木さんに、株式会社UPayのサステナブルな製品開発と社会的取り組みについてお話を伺いました。
株式会社UPayの環境にやさしい取り組み
画像提供元:株式会社UPay
– 環境に配慮した事業を展開されていると伺いました。具体的にはどのような取り組みをされていますか?
佐々木さん:
精米時に出る割れたり砕けたりした不使用米をアップサイクルし、プラスチック不使用「米ストロー」を製造・販売しています。この「米ストロー」は完全植物由来で、使用後は30日で土に還るエシカル商品です。
– 「米ストロー」の他にも、環境に優しい商品を何か開発されていますか?
佐々木さん:
はい。「米ストロー」のほかにも「竹歯ブラシ」など、使い心地がよく、人にも環境にもやさしい脱プラスチックにこだわったアイテムを提案しています。
– SDGsに関する活動も積極的に行われていると伺いました。具体的にはどのような取り組みをされていますか?
佐々木さん:
SDGsイベントの参加や企業向けのSDGsコンサルティング、講演活動などを行っています。また、学校での特別授業やSDGsに関する取材なども行っています。
画像提供元:株式会社Upay
「米ストロー」がもたらすエコツーリズムの可能性
画像提供元:株式会社UPay
– 米ストローは環境に配慮した商品として注目されていますが、観光業との関わりについてどのように考えていますか?
佐々木さん:
先に述べた通りですが、株式会社UPayの「米ストロー」は完全植物由来で、使用後30日で土に還るエシカルな商品です。観光地では、観光客によるごみの問題やポイ捨てされたプラスチックごみが風に乗って海へ流れ込む海洋プラスチック問題が深刻化しています。しかし、「米ストロー」であれば仮にポイ捨てされてしまった場合でも、自然に分解され土に還るため、ごみになることはありません。
– 観光地の他、旅先やアウトドアシーンでの活用で期待できることはありますか?
佐々木さん:
はい。旅先やキャンプ場などで「米ストロー」を積極的に使っていただくことで、「ポイ捨てをした場合、地球や未来のこどもたちにどのような影響があるのか」や、「環境に優しい製品を選択することでどのような影響があるのか」を考えるきっかけになることを目指しています。
使い続けたくなるサステナブルな製品づくり
画像引用元:株式会社UPay公式Facebook
– 「米ストロー」や「竹歯ブラシ」などの開発において、特に大切にしていることは何ですか?
佐々木さん:
最も注力している点は、人にも環境にも優しい製品であることです。ただ環境に良いだけではなく、使い心地の良さにもこだわり、繰り返し使いたくなる商品であることを心がけています。
対馬の自然を守りツシマヤマネコを守るための「ツシマヤマネコ米ストロー」
画像提供元:株式会社UPay
– 地域と連携したサステナブルな取り組みとして、特に観光地や自治体とのコラボレーション事例があれば教えてください。
佐々木さん:
対馬の不使用米を活用して「米ストロー」を製造し、売り上げの一部をツシマヤマネコの保護活動へ寄付する「ツシマヤマネコ米ストロー」という製品を展開しています。
– この取り組みの目的や仕組みについて詳しく教えてください。
佐々木さん:
対馬の不使用米で製造した米ストローの売上の一部がツシマヤマネコ保護活動に寄付されるという循環型商品です。資源を無駄にせず、米ストローをおいしく楽しく使うこと自体がツシマヤマネコの保護に貢献できる仕組みになっています。
– 対馬の環境課題の解決にもつながる取り組みだと感じますが、どのような効果を期待していますか?
佐々木さん:
対馬の認知度向上やツシマヤマネコの保護に関する啓蒙活動を広げることはもちろん、対馬が抱える脱プラスチックの課題にも貢献できると考えています。対馬は日本で最も海ごみが多い地域の一つでもあり、「米ストロー」の導入によって少しでも環境負荷を減らせればと思っています。
日本の資源を活かし、エコの大切さを伝える取り組み
画像提供元:株式会社UPay
– サステナブルな商品開発において、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」をどのように実践されていますか?
佐々木さん:
不使用米や竹を活用することで、日本の資源を余すことなく有効活用することを大切にしています。
また、この取り組みを知ってもらうことで”
– 環境に配慮した商品を作るだけでなく、その価値を消費者に伝えることも重要だと思いますが、どのような工夫をされていますか?
佐々木さん:
次世代とともに広げるサステナブルな未来
画像引用元:株式会社UPay公式Facebook
– サステナブルな価値を次世代に伝えるために、新たに企画しているプロジェクトや事業はありますか?
佐々木さん:
「米ストロー」の素材を活用して、スプーンやフォーク、お皿などの新しいアイテムの製造を考えています。
– 次世代へのSDGs教育にも力を入れているそうですが、具体的にどのような活動をされていますか?
佐々木さん:
弊社の事業に学生さんが密着取材し、
– 今後、さらに広げていきたい活動や目標はありますか?
佐々木さん:
株式会社UPay・会社概要
社名 | 株式会社UPay |
所在地 | 〒810-0041 福岡市中央区大名2丁目2-1 MIKIビル7F |
設立 | 2016年8月 |
代表者 | 代表取締役CEO 上官 ゆい |
事業内容 | サステナブル商品の開発、販売 (米ストロー|竹歯ブラシ|その他) サステナブル事業の講演及びその企画運営 |
公式サイト | 株式会社UPay |
環境にやさしい未来をつくる株式会社UPayのまとめ
画像引用元:株式会社UPay公式Facebook
株式会社UPayは、環境に配慮したサステナブル商品の開発やシステム開発を手がけています。プラスチック削減とフードロス解消に貢献し、「米ストロー」の他、「竹製の歯ブラシ」など、使い心地と環境負荷の軽減を両立した商品も展開中。
さらに、SDGsの推進にも力を入れ、福祉施設との連携や地域資源の活用を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。株式会社UPayの取り組みが、より多くの人にとって「エコな暮らし」を身近なものにしてくれることでしょう。
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