「岩手県立博物館」ってどんなとこ?日本で最初に発見された恐竜の化石を紹介
本日は岩手県盛岡市にある岩手県立博物館さんを取材させて頂きました!
岩手県盛岡市に位置する岩手県立博物館さんは、1980年に県制100周年を祝う形で開館しました。この博物館では、岩手県の豊かな自然環境や多彩な文化的側面を紹介するため、地質学や考古学、歴史、民族学、生物学などに関連するさまざまな資料が展示されています。
この博物館の目玉展示の一つは、1978年に岩手県下閉伊郡岩泉町で発見された恐竜の化石、モシリュウの上腕骨なんです。これは、日本で最初に発見された恐竜の化石として大変貴重な価値を持っているんですよ。
入口のホールには、モシリュウの特徴と共通点を持つと言われるマメンキサウルス(マメンチサウルス)の全身骨格が、全長約22メートルの壮大な姿で展示されています。訪れる人々は、この展示を見ることで恐竜の歴史とその巨大さを実感できるでしょう。
目次
岩手県立博物館をご紹介
画像引用元:岩手県立博物館
1980年に開館した岩手県立博物館は、岩手県の豊かな自然環境や文化を深く理解できる貴重な総合博物館です。この博物館では、地質学や考古学、歴史、民俗学、生物学などさまざまな分野の展示が行われ、地質時代から現代にいたるまでの多様な資料が訪れる人々を迎え入れています。
岩手の地理的特徴や独自の文化の成り立ちに触れながら、広い視野で地域の魅力を体感できるのがこの博物館の魅力ですよ。
岩手県立博物館で注力している事業・イベント
画像引用元:岩手県立博物館
岩手県立博物館では、通常の展示に加えて、年に4回特別な展覧会を開催することに力を入れています。令和6年度の後半には、9月28日から12月1日まで「捕食者の献立」という企画展を行う予定です。
その後、1月7日から3月9日まで「辿る~岩手の囲碁将棋~」というテーマ展、さらに3月29日から5月18日には「驚異の部屋(博物館所蔵珍品・お宝大集合)」というテーマ展を行う予定です。
また、週末を中心に、小中学校の長期休業の時期には、多彩なイベントを数多く開催し、地域の皆様により楽しんでいただけるよう工夫しています。
私たちがおすすめする岩手県立博物館の見どころ
画像引用元:岩手県立博物館
私たちがおすすめする岩手県立博物館の見どころを3つ紹介します。
様々な分野の展示
画像引用元:岩手県立博物館
岩手県立博物館は総合博物館として、岩手県に関する多くの分野の展示をしています。縄文土器や土偶、仏像や甲冑、民俗芸能や風習、動物、植物、化石や岩石など、どこかに推せるポイントがあるはずです。多彩な展示をお楽しみください。
子どもが楽しめる博物館
画像引用元:岩手県立博物館
岩手県立博物館では館内外に、お子様が楽しめる場所を準備しています。昔遊びや着せ替えが楽しめる「たいけん学習室」、恐竜や昆虫の映像を楽しめる映像室、外遊びができる広い芝生広場、お子様向けの予約制の「たいけん教室」などです。また、高校生以下のお子様の入館は無料です。
豊かな自然が楽しめる博物館
画像引用元:岩手県立博物館
岩手県立博物館の開館時のコンセプトは、「住宅街の中にあっても豊かな自然を感じられる博物館」というものでした。グランドホールの壁は一面がガラスで、雄大な岩手山が四季折々に見せる美しい表情を一望することができます。
また、国指定重要文化財の民家や植物園、岩石園といった野外展示も充実しています。
私たちがおすすめする岩手県立博物館の魅力
画像引用元:岩手県立博物館
岩手県には、昨年米ニューヨークタイムズで特集された盛岡市をはじめ、地方ごとに実に多彩な自然、歴史、文化と魅力的な場所があります。
岩手県立博物館の展示をご覧になり、興味を持った場所に実際に訪れることで、広く、深い岩手県の魅力を楽しんでいただけるでしょう。
岩手県立博物館が受け継ぎたいもの
画像引用元:岩手県立博物館
岩手県立博物館は、地域社会から託された期待に応え、岩手の自然史や文化史を未来に伝える重要な拠点としての役割を果たそうとしています。そこで、以下の取り組みを進めています。
岩手県の豊かな自然や人々の生活の証となる貴重な資料を収集・保存します。これらの資料は、特に被災した文化財の修復と保護に重点を置き、県民全体の知的財産として、次世代へと確実に受け渡していきます。
いろいろな機関と連携しながら、自然環境や文化遺産を守る取り組みを強化し、県民が知識を深められるような活動を支援。これにより、地域の教育、学術、文化の発展に寄与し、豊かな地域づくりを推進していきます。
岩手県立博物館は、県民との交流を大切にし、自主的な学習機会を広く提供することが可能です。この活動を通じて、生涯学習だけでなく、次世代を担う子どもたちの教育活動も支援し、より深い学びの場を築けるでしょう。
岩手県立博物館の基本情報
画像引用元:岩手県立博物館
住所 | 〒020-0102 岩手県盛岡市上田松屋敷34 |
電話番号 | 019-661-2831 |
営業時間 | 09:30~16:30 入館は16時まで |
休日 | 月 月曜日が祝日の場合はその翌平日 9月1日~9月10日は資料整理日 年末年始(12月29日~1月3日) |
料金 | ・ 大人:大人:310円 団体20人以上で140円 備考:高校生以下の入場料無料 ・その他:その他 大学生140円(団体20人以上で70円) |
アクセス | 盛岡駅からバスで40分 県立博物館前下車 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
ウェブサイト | http://www2.pref.iwate.jp/~hp0910 |
岩手県立博物館のまとめ
画像引用元:岩手県立博物館
昭和55年に設立されたこの博物館は、県制100周年を記念して岩手の文化や歴史を広く紹介。館内には、時代ごとのテーマに基づいて、岩手の歴史を詳しく紹介する展示が設けられているんです。自然史や地質、考古学、民俗学など、各学問領域に特化した展示室もあり、それぞれの分野で詳しい情報を得ることができます。
また、岩手県に縁の深い芸術家の作品を集めた近代美術展示室も特色の一つ。特に注目されるのは、著名な芸術家である萬鉄五郎の作品やゆかりの品々が約1600点揃っており、その芸術的価値をじっくりと鑑賞できます。さらに、古代の民具を実際に使ってみることができる体験学習室や、国の重要文化財に指定されている江戸時代後期の曲り家・直屋が野外に再現されています。訪れる人々に当時の生活を感じさせる仕組みとなっているんですよ。