台湾で使えるおすすめのクレジットカード6選!国際ブランドの普及率や利用時の危険性を解説
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台湾でのクレジットカード普及率は、日本と同じくらいだと思っておいてください。クレジットカードが使える店・使えない店どちらもあるのが現状です。
ただし現金だけ持っていくよりも、クレジットカードと現金をどちらも持っていく方が格段にお得に・安全に台湾を楽しむことができます。
そこでこの記事では、台湾での支払い事情や使える国際ブランド、おすすめのクレジットカードを紹介していきます。
目次
台湾のクレジットカード事情
まずは台湾のクレジットカード事情について、3つのポイントから解説していきます。
台湾のクレジットカード普及率
台湾は日本と同様に政府の後押しによりキャッシュレスが急速に普及しており、ひとり(1世帯)あたり複数枚のクレジットカードを所有していることも珍しくありません。2024年3月時点での調査による数字も普及率の高さを表しています。
- 有効カード数:約5,800万枚以上
- リボルビングクレジット残高:1,070億台湾ドル以上
- 月間小売売上高:約3,400億台湾ドル以上
日本と同様に、台湾では基本的にどこでもクレジットカードが決済に使用できるため、都市部で買い物をするなら現金を持ち歩く必要がありません。
しかし、台湾ドルでの決済も一般的であり、特に市場や小規模店舗では現金決済がまだ主流なところもあるため、少額の台湾ドルを用意しておくことも必要です。
台湾ではJCB・VISA・MasterCardがおすすめ
台湾で使えるカードブランドは以下の4つです。
- JCB
- VISA
- Mastercard
- UnionPay
このうち、もっとも多くの店舗で使えるのがJCB・VISA・Mastercardの3つです。この点も日本とよく似ており、日本人がそのまま旅行に行っても自前のカードが使えなくて困ることはほぼないでしょう。
日本と1つ異なるのは、UnionPay(銀聯)という中国のクレジットカードも使える店舗が多いという点です。
また、American Expressは他ブランドと比較して使えない場所が多く、1枚だけしか持っていないと決済できないことがあるので気をつけてください。
タッチ決済も使える
台湾ではJCB・VISA・Mastercardブランドのカードを用いたタッチ(コンタクトレス)決済が可能です。
端末にカードをタッチするだけで、暗証番号の入力やサインなしで決済をできるので、スピーディーにお会計を済ますことができます。
そのほかにもApple PayやGoogle Payのようにスマホでタッチするだけで決済できる店舗もあります。
現在では、ほとんどのクレジットカードがタッチ決済に対応していますが、ご自身のクレジットカードが数年前に発行したタイプですと、対応していない可能性があります。
タッチ決済マークがあるかどうか確認してみてください。
- 海外旅行傷害保険が最高3,000万円ついてくる!
- 最短即日発行できるから今からでも間に合う!
- 入会特典で誰でも2,000円分のポイントがもらえる◎
台湾で使えるおすすめのクレジットカード6選
カード名 | 年会費 | 還元率 | 国際ブランド | 付帯保険 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
JCBカードW |
永年無料 | 1.0%〜2.0% | JCB | ショッピング保険 海外旅行保険 |
39歳以下限定でお得な還元率 |
三井住友カード(NL) |
永年無料 | 0.5%〜5.0% | Visa、Mastercard | 海外旅行保険 ショッピング保険 |
セキュリティに強いナンバーレスカード |
エポスカード |
永年無料 | 0.5% | Visa | 海外旅行保険 | マルイでのお得な特典 年会費以上の保険がついててお得 |
ライフカード |
無料 | 1.0%~3% | Visa、Mastercard、JCB | 海外旅行傷害保険 | ポイントを貯めやすい 海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」付帯 |
三菱UFJカード |
無料〜2,095円 (条件付き無料) |
0.5% | Visa、Mastercard、 JCB、American Express |
海外旅行保険 ショッピング保険 |
利用条件で年会費無料 コンビニの還元率が高い |
ANA JCBカード |
2,200円〜 | 1.0%〜 | JCB | 海外旅行保険 ショッピング保険 |
ANAマイルが貯まりやすい |
次は台湾旅行者におすすめできる5つのクレジットカードについて、それぞれの特徴やメリットを解説していきます。
18歳〜39歳限定でお得になる『JCBカードW』
株式会社ジェーシービーが発行する「JCBカードW」は国内外でおすすめできるクレジットカードの一つです。それはこのカードがブランドのJCBが直接発行するプロパーカードであり、JCBならではの旅行特典が豊富であったり、貯めたポイントを旅行に活用できるマイルに交換できるからです。
JCBカードはポイント還元率が高く、台湾の使用でも国内と同様に「常時2倍還元」が適用されます。さらにスターバックスやセブンイレブンではポイント付与率が最大21倍にもなるため、より多くのマイルに交換できることになります。
- JCBならではの旅行特典が豊富
- 最短5分でカード番号発行できる
- ポイント還元率が高い
- 年会費が無料
年会費が無料のカードでここまでマイルを貯めやすいクレジットカードは少ないため、台湾旅行をしたい方には強くおすすめできます。ただしポイントをマイルに交換する場合、最低500ポイント貯める必要がある点には注意が必要です。
年会費 | 無料 |
審査・発行時間 | 最短5分で即日発行 |
還元率 | 1.0%~10.5% |
電子マネー | QUICPay |
ブランド | JCB |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 |
家族カード | 年会費無料 |
ETCカード | 年会費無料 |
海外キャッシング対応 | ◎ |
最短5分で発行できる『セゾンカードデジタル』
株式会社クレディセゾンが発行する「セゾンカードデジタル」は国内初のナンバーレスカードです。デジタルという名のとおり、カードはスマホ上で発行され、アプリからカード番号を確認します。
年会費は永年無料で、余計なコストがかかりません。ナンバーレスの物理カードも後日受け取り可能です。
- 最短5分でカード番号発行できる
- 永久不滅ポイントだから有効期限なし!
- 台湾でも問題なく使える◎
セゾンカードデジタルは、申し込みから最短5分でカード番号が発行されます。アプリのインストールですぐに利用できるので、台湾旅行前に必要な買い物もこのカードで完結します!
貯まった「永久不滅ポイント」は使い道が豊富で、家電やグルメと交換したり、ショッピング利用の支払いに充当したり、ギフトカードやマイルに交換することができます。
国際ブランドはVISA・MasterCard・JCB・アメリカン・エキスプレスから選べますが、1番おすすめなのはVISAです。台湾だけでなく、別の国へ海外旅行に行くときも使えますよ!
年会費 | 永年無料 |
審査・発行時間 | 最短5分 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
電子マネー | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
ブランド | VISA・Mastercard・JCB・AMEX |
付帯保険 | なし |
家族カード発行 | × |
ETCカード発行 | 無料 |
海外キャッシング対応 | あり |
年会費無料なのに旅行保険や特典が充実『エポスカード』
株式会社エポスカードが発行する「エポスカード」は主に丸井グループを利用する人にとってメリットが大きいクレジットカードですが、実は台湾など海外旅行をする方にもおすすめできます。
その理由の1つが、最高3,000万円まで補償される海外旅行傷害保険の自動付帯です。現代では無料のクレジットカードでも旅行傷害保険が付帯されているのは多いですが、最大3,000万円補償というのは珍しいです。
その他、旅行中の治療費や入院費、紛失・落下等により故障した物品の負担分も補償対象となっています。
さらに海外旅行中に不慮の怪我や病気になった場合は「緊急医療アシスタンスサービス」を利用することで、すみやかに治療・投稿手配等を受けられます。
年会費 | 無料 |
審査・発行時間 | 最短当日 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー | Visa タッチ・Apple Pay・Google Pay・Suica など |
ブランド | VISA |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高3,000万円 |
家族カード | なし |
ETCカード | 年会費無料 |
海外キャッシング対応 | ◯ |
旅行しながらマイルを貯めるなら『ANA JCBカード』
株式会社ジェーシービーが発行する「ANA JCBカード」は冒頭で紹介したカードとは異なる特徴を持っています。それは名前のとおりANAと提携したカードであるため、ANAマイルが効率的に貯められる点です。
具体的には、以下のタイミングでマイルが貯まります。
- 入会時:1,000マイル
- 継続時:1,000マイル
- 搭乗時:区間基本マイレージの+10%
- ショッピング:100円ごとに1マイル
- Edy支払い:100円ごとに1マイル
上記のとおり、飛行機を利用しなくても日常的にANAマイルが貯まるため、最初から「ポイントからマイルへの交換が大前提」である方には強くおすすめできます。
マイルへの交換タイミングは利用者側が決められる点もメリットです。常にポイントがマイルへ移行される「マイル自動移行コース」が便利ですが、好きなタイミングでポイントをマイルに換えたい人は「マルチポイントコース」がおすすめです。
年会費 | 2,200円(税込) 初年度無料 |
審査・発行時間 | 最短3営業日程度 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
電子マネー | QUICPay |
ブランド | JCB |
付帯保険 | 旅行傷害保険:なし ショッピングガード保険:最高100万円 |
家族カード | 年会費 1,100円 |
ETCカード | 年会費無料 |
海外キャッシング対応 | ◯ |
海外旅行保険も付帯『ライフカード』
ライフカードは、お得に貯められるポイントプログラムや年会費無料など、嬉しい特典やサービスが充実しています。ポイントプログラムは、業界最高水準!コツコツとポイントを貯められる仕組みが備わっています。
- 初年度は1.5倍
- お誕生月は3倍
- L-Mall利用で最大25倍
プログラム期間内の利用金額に応じてポイントがたまるステージプログラムにより、ポイントは最大2倍になります!
オンラインで申し込みをすれば、最短2営業日でカード発行ができます。海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」が付帯されており、海外旅行をもサポート。渡航先での各種交通機関や天気などの各種情報の案内も受けられます。
年会費 | 無料 |
審査・発行時間 | 最短2営業日 |
還元率 | 1.0%~3% |
電子マネー | Apple Pay・Google Pay™ |
ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 |
家族カード | 指定のライフカードに準ずる |
ETCカード | 初年度無料 ※1回以上のご利用で次年度年会費1,100円(税込)は無料 |
海外キャッシング対応 | ◯ |
タッチ決済で還元率がUPする『三井住友カード(NL)』
三井住友カード株式会社が発行する「三井住友カード(NL)」は、名前通りセキュリティが高いナンバーレスカードであり、年会費が無料でありながらポイントの高還元、ポイントによる資産運用などを実現しています。
三井住友カード(NL)のポイント還元率は「0.5%(200円ごとに1ポイント)」ですが、特定のコンビニや飲食店などを利用したり、スマホでのタッチ決済を利用することで最大7%まで還元率が上がります。
三井住友カード(NL)では「Vポイント」をマイルに交換できます。交換はVポイントサイトから行う必要があり、手続きを行うためには最低限500ポイント貯める必要があります。
年会費 | 無料 |
審査・発行時間 | 最短即日 |
還元率 | 0.5%~7.0% |
電子マネー | iD |
ブランド | VISA・Mastercard |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 |
家族カード | 年会費無料 |
ETCカード | 年会費初年度無料 次年度以降550円/年 前年に利用があれば年会費無料 |
海外キャッシング対応 | ◯ |
三井住友カード(NL)注釈
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
台湾で使える支払い・決済方法
次は台湾で使える代表的な支払い・決済方法について解説します。
現金
台湾では日本と同様に現金が利用できます。ただしキャッシュレスが急速に普及しているため、利便性の面ではクレジットカードやQR決済・電子マネーの方がはるかに上です。
一部の屋台や個人経営店では現金のみの取扱となっているところもありますが、基本的にはクレジットカードやスマートフォン一つあれば買い物に困ることはないでしょう。
交通系ICカード(悠遊カード)
ちなみに台湾では日本の「SUICA」や「ICOCA」に該当する「悠遊卡(ゆうゆうカード)」というサービスがあり、クレジットカードを持っていない方にはこちらもおすすめです。
悠遊カードのチャージ方法
「悠遊卡(ゆうゆうカード)」はSUICAと同じチャージ式です。チャージが可能な場所は次のとおりです。
- MRT(地下鉄)駅の券売機
- MRT(地下鉄)駅のサービスカウンター
- コンビニのATM
- スーパー・カフェ等の店舗
このうちおすすめなのがMRTサービスカウンターおよびコンビニでのチャージです。なぜならお釣りが受け取れるからです。チャージ機からチャージする場合はお釣りが受け取れないため、端数が出るチャージの場合は注意が必要です。
MRTでチャージする場合は、以下の流れで行います。
- STEP.1券売機を探す
悠遊カードのチャージMRTの各駅窓口、券売機でチャージする場合、100元未満でもチャージ可能です。
- STEP.2券売機で日本語を選択する
券売機では初めに言語を選択できるので、日本語を選択しましょう。
- STEP.3ICカードチャージを選択
日本語で記載されているので迷わずに「ICカードチャージ」を選択できます。
その後、台の上にカードを置きます。
- STEP.4チャージする
チャージしたい金額を投入する。
投入が終わったら、「次へ」ボタンを押す
- STEP.5カードを取る
「チャージ成功」となれば、チャージが完了しているのでカードを取る。
キャッシュレス決済
台湾ではクレジットカードだけでなく、以下の「悠遊卡」以外のキャッシュレス決済も広く普及しています。
- LINE Pay
- JKO Pay
- PX Pay
日本でも有名な「LINE Pay」は台湾で3割近くのシェアがあります。日本では2025年4月にサービス終了が予告されているものの、台湾では継続されるため今後もシェアは延びていくものと予測されます。
「JKO Pay」は台湾で成長中の決済プラットフォームであり、現在600万人を超えるユーザーがいます。銀行とも連携しており、実店舗だけでなくオンラインショップでも利用可能なので便利です。
「PX Pay」は台湾の「PX Mart」というスーパーマーケットが展開する決済プラットフォームであり、現在400万人を超えるユーザーがいます。加盟店数ではシェア1位の「LINE Pay」を超えており、主に主婦層・中高年層から高く支持されています。
クレジットカード
冒頭で解説したとおり、キャッシュレスが進む台湾において「クレジットカードが使えない店」は少ないため、旅行者にとってもメインの決済方法となります。
実際にJCB・VISA・Mastercardいずれかのブランドのクレジットカード1枚(またはタッチ決済が可能なスマートフォン)を持ち歩けば、台湾での買い物や観光に困ることはほぼないでしょう。
デビットカード
台湾でJCB・VISA・Mastercardブランドのクレジットカードが使える店舗では、基本的にデビットカードも使えます。デビットカードとは利用金額が銀行口座から直接引き落とされるタイプのカードであり、残高以上は利用できないため使い過ぎを防げます。
ただし日本国内での利用と同様に分割払いやリボ払いは不可ですし、オーソリゼーションが必要な施設や一部のオンラインサービスでは使えません。クレジットカードを持っている方は、あくまでサブ用途でデビットカードを使用することをおすすめします。
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台湾でクレジットカードを使うメリット
次は台湾でクレジットカードを使うメリットについて、4つの点を解説します。
両替手数料がかからない
台湾で現金決済したい場合は、日本円を台湾ドルに換える必要がありますが、その際には両替手数料が発生します。台湾で両替すると少なくとも3%程度の両替手数料が発生しますが、クレジットカードなら1~2%の手数料なのでコストを抑えられます。
現地でキャッシング機能が使える
海外キャッシングに対応したクレジットカードを使えば、台湾でどうしても現金が必要になったときに現地通貨をATM等から引き出すことができます。これによりクレジットカード決済に対応していない店舗でも決済が可能となります。
ポイントを貯められる
多くのクレジットカードには独自のポイント付与機能があり、ポイントは海外で利用した場合でも貯まります。特に台湾を含む海外旅行は飛行機代を含めて高額の出費となるため、すべてをクレジットカードで支払えば必然的に多くのポイントが貯まります。
旅行傷害保険が付帯されている
台湾でクレジットカードを使う最大の利点といえるのが、海外旅行傷害保険です。海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードは、現地で怪我・病気になって治療が必要になったり、貴重品が故障・紛失・盗難に遭った際にカード会社が定める規定の範囲内で補償を受けることができます。
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台湾でクレジットカードを使う時の注意点
次は台湾でクレジットカードを使う際の、3つの注意点について解説します。
現金が必要なシーンは意外と多い
台湾では多くのデパートや飲食店、宿泊施設でクレジットカードが使えます。しかし屋台や夜市で食事をしたり、小規模な露店でお土産を購入する場合は現金が必要になることが多いです。そのため、台湾の観光名所を隅々まで堪能したいなら現金は必須といえます。
アメリカン・エキスプレスは使えない場合が多い
日本も同様の傾向にありますが、台湾は特に「AMEX」ブランドが使えない店舗が多いです。特に都市部から離れるにつれてその傾向は強くなるため、基本的にはJCB・VISA・MastercardいずれかのクレジットカードとNFC搭載のスマートフォン、現金を持ち歩くことをおすすめします。
手数料がかかることもある
日本国内で発行されているクレジットカードを海外で使う場合、カードごとに決められた所定の「海外事務手数料」が発生しますが、これは「1~2%」とそこまで高くありません。
注意すべきなのは日本円で支払う際に発生する任意の手数料(外国取引手数料)です。店舗によっては10%以上取られることもあるため、クレジットカードで支払う場合も必ず日本円ではなく台湾ドルを選択することをおすすめします。
台湾でクレジットカードが使える場所・使えない場所
次は最後に、台湾でクレジットカードが使える場所と使えない場所について解説します。
使える場所
台湾ではほとんどの主要施設でクレジットカード決済が利用できます。その一例は次のとおりです。
- ショッピングモールやデパート(大型商業施設)
- コンビニ
- スーパーマーケット
- カフェ・レストラン
- 宿泊施設
- 観光施設
- 免税店
これらの店舗では基本的にクレジットカードが利用できますが、他のQRコード決済や「悠遊卡(ゆうゆうカード)」が推奨されていることもあるため、メインをクレジットカードにするとしても、スマホを活用した他の決済方法も用意しておくことをおすすめします。
使えない場所
日本と同様に、台湾の一部施設ではクレジットカードが使えないことがあります。その例は次のとおりです。
- 個人経営店舗(カフェ・レストラン・マッサージ店など)
- 屋台・夜市
- タクシー
特に注意したいのがタクシーです。クレジットカードの使用可否はタクシー会社により異なり、中には現金・悠遊カードのみ対応しているタクシーもあります。
そのためトラブルを避けるためにも、乗車する前にステッカーを確認したり、クレジットカードの使用可否についてドライバーに確認することをおすすめします。
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台湾のクレジットカード事情に関するFAQ
最後に、台湾のクレジットカード事情に関してよくある5つの質問に回答していきます。
台湾旅行はクレジットカードが一つあれば心配ない?
台湾ではJCB・VISA・Mastercardいずれかのクレジットカードがあれば「物が買えなくて困る」ということはまずありません。しかしキャッシュ文化がなくなったわけではなく、屋台や夜市を中心に現金のみの取り扱いのところもあるため、たとえ少額でも現金を持ち歩くことをおすすめします。
台湾でキャッシングが使える場所はどこ?
台湾では駅やコンビニに設置してある銀行ATMで海外キャッシングが利用できます。ただしATMによっては手数料がかかったり、海外キャッシングに対応していないこともあるため、事前にカード会社へ確認しておくことをおすすめします。
日本人が台湾で新しくクレジットカードを作ることはできる?
カードの発行元である銀行側が対応していれば、日本人でも台湾のクレジットカードを作ることは可能です。基本的な申込み方法は日本と変わらず、身分証(居留証)や収入証明書をオンラインで提出すれば数日後に郵送でカードが届きます。
ただし、これは台湾に在留している方が対象であり、短期旅行者は就労証明ができないため対象外です。クレジットカード未所持の方が短期旅行で台湾を訪れる予定があるなら、必ず日本でクレジットカードを作ってから出発しましょう。
セキュリティ面で注意するべき点はある?
台湾は治安が良いですが、日本と同様にクレジットカード使用による不正利用や詐欺被害に遭うことがあります。実際に台湾では、2021年に5ヶ月間だけで6億ドルを超える詐欺被害が発生したと報告されています。
実店舗で利用する際も、カード番号の盗み見やスキミングによる不正利用のリスクがあります。そのため極力ナンバーレスカードを利用したり、スキミング防止のカードケースやスマホ決済を活用することをおすすめします。
トラブルが発生したらどうすれば良い?
台湾でクレジットカード利用によるトラブルが発生した場合は、まず真っ先にクレジットカード会社に連絡して問題を報告し、カードの停止処理を行いましょう。また財布やカードの紛失や盗難による実害が発生している場合は、すぐに現地の警察に相談し、報告書を作成してもらいましょう。
まとめ
キャッシュレスが急速に普及している台湾ではクレジットカードの普及率が高く、日本で普及している主要ブランドにも対応しているため、旅行が決まっている方はクレジットカードを持っていくことをおすすめします。
注意して欲しいのは、American Expressとダイナースの普及率は日本より低く、使えない場合が多いということ。
VISAかMasterCardのカードは持っていないと決済できなくなり、困ってしまう可能性があります。
また、市場や小さい個人経営店などはまだ現金の文化です。市内で両替もできるので、数万円の日本円は持っていくようにしましょう。
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